メジャーとマイナー(その2)

下の続き...ですが、(その2)は俺だけが楽しいコーナー。
細かい話なので畳みます。

皆さんお手持ちのDVDマガジンや、FCのDVD、それに「イベントV」、そしてポッシやキャナのCD/DVDなどについている「TGBS-XXXX」「TGCS-XXXX」ってのも、実は規格番号です。
これが結構謎な番号で、大抵の場合オリジナルの番号(「GFV-xxxx」)の横にカッコ付きで「(TGCS-xxxx)」なんて併記されています。

この「TGCS/TGBS」、私的に初めて目にしたのが「EAST END × YURI」のインディーズ盤で、その後ポケモン関連のCDにも記載されておりました。あの時はメディアファクトリーだったかなあ?
検索すると(ハロプロではない)ファンクラブ限定CDとかにも付いていました。
そして、カントリー娘。のインディーズシングルにも「(TGDS-xxxx)」と併記されており、さらに娘。などのハワイ限定盤にも「TGCS-xxxx」のコードが...

その当時「これ一体なんなの?」と業界方面の詳しそうな方数名に聞いても「知らんw」との返事が。とりあえず「ソニーがプレスしたCD/DVDには付いているらしい」「いわゆる自主制作レーベル向けの番号では?」ということまでは、何となく判りました。
ちなみに「愛の種」は付いてませんでしたが、モーニング娘。の最初期は「ゼティマ」ではなく「ワンナップミュージック」というワーナーミュージックジャパンが販売元のレーベルだったこともあるかもしれませんね。

ということで、これなんですが...

規格品番の販社コード一覧 - Wikipedia

TG - 初期のピカチュウレコード等インディーズ系のレーベルに使用される。もともとはソニー・ミュージックマニュファクチュアリングで製造されたカスタム盤の品番

ああ、やっぱりそうなんですか。
ちなみに「カスタム盤」とは自主制作盤のこと。まあインディーズレーベルの製造代行という感じなんでしょう。「ソニーの名のもとには販売しないけど、プレスくらいはしてやるよwww」ってところでしょうか。
ただ「カスタム盤」とかいう響きは、なんだろう...昭和の時代に東芝の自主制作レーベルとかから結構出ていた「中小企業の社長が飲み屋のママとデュエットしたレコード」みたいなイメージですなあ(笑)。そういやあ何かの事件で捕まったオッサンが「カラオケだけで歌入ってない」ビデオをママさんたちに配ってたよね。あんなイメージだな(苦笑)。

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ただ、「TGCS/TGBS」という番号が付いていたからといって、流通に載せられるかはまた別の問題。流通に乗せる意志があったのか?...は「JANコード」(13桁のバーコード)が付いているかどうかが決め手になるかと思います。
メロン記念日℃-uteインディーズ盤には付いていたんでしたっけ? > JANコード
まあ、でも結果的にレコード店に出回らなかったのは、イベントなどで充分に捌けたってことなの☆カナ?...そんな気がしますね。

ちなみに、「北海道限定」だったカントリー娘。のインディーズシングルは、「北海道シャララ」か「恋がステキな季節」あたりになると、都内のHMVでも全作購入出来るようになっておりました(笑)。確か「JANコード」はついていたはず。

さらに、ポッシの生写真ジャケットもシールの形で「JANコード」はついてましたね。ジャケット撮影が間に合わなかったとかいう緊急発売っぽい感じを演出しつつ、でもやることはきっちりやっていたってことですなあ...だから怒ったってのもあるんだよ(苦笑)。