アンジュルム/「カクゴして!」について
アンジュルム /カクゴして!
アルバム:S/mileage / ANGERME SELECTION ALBUM「大器晩成」より
作詞・作曲:THE☆FUNKS、編曲:DANCE☆MAN
いい曲ですよね。
それなのに、この曲は昨年末に発売されたベスト盤のそれも初回生産限定盤Aにしか収録されていないのは残念な限りなんですが…。さらに、昨年末の福田花音卒業公演では披露されず、卒業式用と思しき楽曲「交差点」「友よ」に話題的に先行され、相対的に埋もれてたんですよね。
それがステージに乗り、さらにウケているのは、一楽曲ファンとして嬉しいことです。
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さて、本題。
橋本慎体制のハロプロの楽曲(の一部)は、その楽曲の方向性から「赤羽橋ファンク」とも呼ばれているようですが、その中で「カクゴして!」には他の「赤羽橋ファンク」にはない要素が入っていると感じます。それは何か?
それは「萌え」の要素が入っていることだと、私はそう思っています。多分に橋本体制以降、唯一の作品かも*2。
振り返ると、つんくさんのファンク・ディスコ路線って、カッコイイ系だけではなく、萌え要素が入っている曲が結構あるんですよね。
例えば…
モーニング娘。/DANCEするのだ!
これはダンス☆マンさんの編曲ですね。
タンポポ/BE HAPPY 恋のやじろべえ
永井ルイ・DJ DRAGON編曲とある。
モーニング娘。/笑って!YOU
鈴木俊介編曲。これは比較的新しい。
まだまだあるかもしれませんが…*3
とりあえず思い出した範囲で。
この一連の作品群を、仮に「萌えファンク路線」としますね。
それを頭に入れつつ、もう一度、「カクゴして!」を聴いてみましょうか。
以降は仮定のお話ですが。
もしかしたらですが、発注は他の赤羽橋ファンク同様のものだったとして、DANCE☆MANさんはつんくさん本来の持ち味である「萌えファンク路線」に気がついていた…としたら、さすがだと思います。
つんくさんのファンクにあって、他のファンクミュージックにないものは何か?…を抽出すると、その答えは「萌え」になるのでしょうね。
ただ、結果的にはシングルではなく、ベストアルバムのボーナストラックに追いやられる…このあたり、発注側の意図にそぐわない楽曲だったんでしょうか?
であるとしたら…それが、現状のハロプロ楽曲制作陣に欠けている要素だと感じます。制作陣、わかってんのかなあ?