スマイレージ/「スマイレージ ライブツアー2012秋 〜ちょいカワ番長〜」@横浜BLITZ

行って来ました。

行く前はちょっと気が重かったです。というのも、夜の部の整理番号2〜3番を引き当てたので...スマでオールスタンディングだと結構荒れるんじゃないか?と容易に想像つきましたからねえ。
しかし、当日(土曜日)は幸か不幸か椅子が出ましたので、最前センターでまったり見ることが出来ました*1。会場周辺でエッグヲタさんと話した時も、やはりライブハウスツアーは失策だったんじゃないかな...と。ライブハウス嫌いはよく聞きますからね。(スタンディング回避だと思われる)2Fは満席でしたし。ホールだったら日本青年館あたり...いや、渋公でも埋まったんじゃないかな。ただ、当日の他の動きを見ると、同じ横浜市内で娘。の予約イベをやったりと、意図的に客を入れなかったのでは?と思わせるフシもありそうですけどね。他社のようにサクラで埋めること*2もありませんでしたので、そのあたり彼女たちの意識改革もあったんじゃないかなあ...なんて考えると随分と懐の深い事務所のように感じますが。さて?

ステージ上のセットは(MCによると)会場の大小によって階層を変えられるようになっているようで、それもあるのか、そんなに凝ったものではなかったです。
その代わりといってはなんですが、衣装が素晴らしい(参考記事はこちらへ)。近年のアイドル系ライブでもこれだけフィットする衣装が見られるところもそうないんじゃないかな?

セットリストはこのあたりで。ダブルアンコールで新曲披露あり。
新曲の「天真爛漫」がアナウンスされた時、お!と思いましたが、違いましたね(何とだ?笑)。過去曲がかなり削られており、代わりに他のユニットの曲を集めたメドレーを採用するなど、文字だけでは、ん?という印象かもしれませんが、今のメンバーで何ができるか?と考えた際、良い意味でアーティストイメージの再構築の最中かもしれません。私は懐古厨でもないですし、これは素直に受け入れることができましたね。娘。でも後藤真希加入直後とか、まさに今現在とか、なにかこう爆発する前夜みたいな何かを感じ取ることのできるライブってあったと思うのですが、それに近いのかも。事務所は彼女たちを見放してはいないな...ってのは強く感じました。個人的には今年のベストライブに近いです。

それと新曲。ダブルアンコールでの披露も好ましいと思います。サビの抱きつきシーンからちょっと百合っぽさも感じさせますしね。衣装もセーラームーンちびうさをセクシーにしちゃった感じですが、ただ美少女戦士というより美少女ゲームっぽさも感じさせます。しっぽのハートマークもちょいエロ番長ですしね。

アーティストイメージの変化については、福田花音の一連の変化も含め、もうちょい書きたいことがあります。それは後ほど。

とはいえ、福田の心境の変化も確かめたかったので、この日最前ゼロズレを引き当てたのは、本当に神に感謝したいですね。この件も手に取るようにわかります。パンダではなくて、女優さんの離婚会見で涙でメイクが落ちちゃう感じに近い。なので当初、感極まっちゃったのかと勘違いしましたが、拭うこともなかったので、時期に汗だとわかりました。

でも、やりきり感というか、一旦歌が始まると、彼女の世界に引きずり込まれますね。歌世界に込めた情感のとり方の上手さは、高橋愛卒業後、矢島舞美鈴木愛理が両巨頭だと感じますが、彼女も決して負けちゃいないんです。そういうストイックな福田花音の魅力が余計なギミックで霞んじゃってたのが、本当に勿体ない2年間だったな...と、「34丁目の奇跡」あたりから見てきた私としては、つくずく感じることだったりします。

でも、長かった2年間を2時間で取り戻したライブでした。

おかえりなさい。花音ちゃん。

*1:整理番号1番の方は不在でした。

*2:具体的にどことは書けませんが、何度か目撃してます。