能登有沙、小倉唯、石原夏織/エンタ!371 presents「GIRLS POP NEXT」@スカパー!e2

見ましたよ。
普段はリアルタイムで見ることはそうないのですが、e2でPPS(PPV)ははじめての経験(笑)なので、万一のことを考えPCの前に張り付きました。

曲は多分全て放送されたと思います。ただステージ上のMCはほぼカット。代わりにバックステージ映像が合間に盛り込まれています。意外にしっかりした構成ですねえ。

YGA(よしもとグラビアエージェンシー)とHAPPY! STYLEが生歌。他は口パク。普段から口パクかどうかは知りませんが、映像になることを考慮し番組収録で口パクってのは海外でもよくあることなので、個人的にはそれ自体を非難することはありません。ただ、映像で見ると生歌の方が圧倒的にライブ感があり、当時の記憶が蘇ります。一方、口パクだと「ライブ映像を流用したPV」にしか見えないので、かなり残念な気分にさせられます。

なのでこの2つのプロジェクトと「ぱすぽ☆」は何度かリピート(時間差再生)で見ました。

生歌を選択した理由については分かりませんが、まあこうだろうなってのは推測出来そう。
我が軍のHAPPY! STYLEは半分が未レコーディングの曲だったりというのもありますが、視線の厳しいアニメファン向けのプロジェクトを目指していることから、口パクだとマズいかな...というのは強く感じますね。「所詮アイドルだから」と思われたら人気は出ませんので、とてもハードルは高い*1。結果、歌詞飛ばしはありましたが、それ以外はちゃんと歌えていたと思います。
それと、ゆいかおりは、やはりデュオで正解ですね。年齢とキャリアの浅さから、どちらか一方の調子が悪いことがままある。するともう一人がフォローする...ってのが映像を見ていると、何となくですが分かってきそうです。
能登有沙はパンチの効いた声なので、あとは声の音色の選択の段階かな。徐々に好き嫌いの少ない声に落ち着くんじゃないかと。

一方、YGAは、YouTubeに上がっているライブ映像(オフィシャルなのに何故か音が悪い)を見ても生歌。多分に激しいメンバーチェンジからなのかな...と思われます。ただ、今回の映像を見ても不快感はありませんでしたよ(逆にイイ感じですね)。最後の曲の出だしだけちょっとグダグダ感がありますが、あれは直前のMCで誰か抜けると発表しちゃったからかな。なんだか最初期の制服向上委員会を彷彿させる進行に懐かしさを覚えたり*2

私的なアイドル理論として「グラビアアイドルの楽曲は侮れない」ってのがあります(笑)。グラビアアイドルは(例外はありますが)歌を生業とはしていません。なので、デビューする際に曲の良さでそれを補おうとする傾向があり、結果的にポップでドリーミーなサウンドになるケースが結構ある*3YGAはその傾向がとてもハッキリしているので非常に好感が持てますね。「ガンバレ☆HERO 〜働くあなたの応援歌〜」は神曲。「VIRGIN BEAT」も素晴らしい。気になる方はYouTubeで一度聞いてみてください。音悪いですけど。
あとYGAのメインボーカルの一人の林沙奈恵って子がかなりドリーミーなステージングを見せてくれました。久しぶりに他社で期待出来そうなタレントを見た気分です。

ぱすぽ☆」もその点では一緒。曲作りが真面目でしっかりしていて好感が持てます。こちらも楽しそう。でも、やっぱり生歌が聴きたかったですね。下手でもいいのにねえ。

そんなところかな。

*1:これは一般でもそうですけどね。ただ、アニメファンは独自のネットワークで繋がっている感が強く、意思統一が割と形成されやすい傾向はある。

*2:「○○ちゃんはもう辞めちゃいました」的なMCです。

*3:一方、若手女性歌手(ユニット含む)はその逆の傾向に陥りやすい。