ハロプロはどこから来たか?(その4)

続き
あんまし反応ないみたいですねえ。>このコーナー
とりあえず、気にせずに続けます。

いわゆる、事務所顔ってのはあると思います。ホリプロっぽい顔とか、オスカーっぽい顔とか、スタダっぽい顔とかね。

ただ、アップフロント顔って誰?って答えるのは至難の業かもしれないですね。基本バラバラです。同じ顔が多くなれば、例えば「美少女軍団」みたいな感じで売り出すのでしょうが、バラバラなので、一方の顔が好きな人は、もう一方の顔は受け付けないみたいな感じになります。なので「ハロプロはブス専」みたいな表現にもなりやすい。

なんでバラバラになっちゃうのかは簡単で、一般的なタレント事務所と異なる何かがあるからです。芸能事務所って大抵カリスマ社長が存在して、そのカラーが前面に出ます。一応、整理するとアップフロント顔ってのはあるとは思うんです。「里田まい関根梓」とか「小川麻琴澤田由梨」とか「アヤカ→リンリン」とか「安倍なつみ石原夏織」とかね。でもそれほど多くはないかなと。

「異なる何か」の正体は...そう、それは、自前でレコード会社を持っていることです。

なので、「過去の事務所所属者」で比較するのではなく、「過去のレーベル所属者」で比較しようというのが今回の企画の意図です。

ポリスターについては「wikipedia:ポリスター」参照。
ワーナーパイオニアについては、森高千里の所属するレコード会社ですが、1990年代半ばに、その当時のレーベルブームみたいなのの流れでWPとUFAが「ワンナップミュージック」を作り、さらにポリスターの残党会社「Y.J.サウンズ」と合体し、それが後のゼティマになります。
レコード会社に就職したはずが...流れ流れてアップフロントにたどり着いただよ...みたいな感じですかね。概ねこの2つのレコード会社のスタッフさんが核になっていて、さらに『当時』のプロジェクトやピンの歌手を広く比較研究しているのかな?ってのは、割と感じるところだったりします。

女の子のタイプというか、アイドル歌手の可愛さの基準ってのは、概ね1988年あたりからさほど変わってはいないんです。そして、その頃に丁度、2つのレーベルにアイドルともアーティストともつかない女性歌手がブレイクします。森高&Winkです。
ただ、その『当時』、影に埋もれてしまった女の子でも、やり方次第で売れたのではないか?...ってのは、確か、つんく♂さんのインタビューにもあったかもしれないです。私自身その時の印象が心に引っかかっていたので、今回の企画の結果には満足してます。PSよりWPに多く現れたのは規模の違いですね。

気になるのは旧キッズメンが殆ど登場しなかったことですが、その頃はまだそこまで考えていたのかは微妙です...ってのは、娘。でハッキリと『当時』のアイドルっぽさ感じるようになったのは6期からかな?...と思われるからです(あくまでも私の印象ね)。そしてエッグです。エッグのセレクションにはつんく♂氏はノータッチでしたから、レコード会社としての傾向がモロに出ているのかなと。さらにエッグは「ソロデビュー」も念頭に選んでいるはずですので、尚更のことです。

その意味ではUFI主導でその姿勢がブレないかな?ってのは心配しているところです。

        • -

面白い現象がふたつ。

ひとつは、S/mileageで和田と小川はひっかかりましたが、福田と前田はひっかかりませんでした。当初のエッグは舞台子役という流れもあったと思いますので、そのあたりのスキルを買われた子と、あくまでもアイドル歌手としての特性を買われた子の混成チームかもしれないですね。ただ、4人の可愛さに差は無いので(笑)、そのあたりで不協和音はおきないはずです。
(あるとしたら、ポッシ初期のロビンちゃんに感じられた「つんく♂舞台では宝の持ち腐れ」といった不満かなと。これもTNXに対する拒否反応のひとつなんですよね。才能のひとつが木っ端微塵に破壊されちゃいますので。)
もしかしたらS/mileageは増員するかもしれませんが、その子のポジションがどのあたりなのか?ってのも念頭に入れると、楽しみ(人によっては拒否反応)が倍増します。

もうひとつは、アニメタイアップ路線は、ワーナータイプではなくポリスタータイプの子に多いということ。偶然なのか必然なのか...うーん...