小倉唯(その4)
「PSP」ゲームの「初音ミク」 「モデル」は13歳の少女だった(J-CASTニュース)
そんな「ミク」の初めてのゲームがセガから発売されたのは2009年7月2日。携帯用ゲーム機「PSP」用ソフト「初音ミク〜Project DIVA〜」。メディアクリエイトが調査したゲーム売上げランキング（09年6月29日〜7月5日）では10万1414本売れ2位に初登場している。
これを書いている時点(9:20)で再生数が102,000超の2位なので、わずか1日(昨日の10:30頃配信開始)で購入者の全員が見た計算にはなるな(苦笑)。
ブックマークも凄いね。
「ミクの骨の人」かあ。なるほどね。
これ以降はプロデューサーになった気分で書いているアホな文章で申し訳ないけど、彼女が受け入れられるか正直不安でした。でもこれで私がUFSに期待している理由が少しは理解していただけると幸いです。
そんな「ミク」のモーションを担当したのがアイドルの小倉唯さん（13）。彼女が所属するアップフロントスタイルによると、セガから「ミク」のモーションについての相談を受けた時、小倉さんが適任だと判断したのだそうだ。決め手となったのは、髪が長く、細身で身長も同じくらいだったこと。「ミク」の年齢が15歳くらいということもあり、13歳の小倉さんのダンスが合っているのではないか、と判断したという。
今回のプロジェクトには全く関係ない♂さんの過去のインタビューと比較してみると、「リズム天国は自分で考えた持込作品」と自身のセルフプロデュース能力を自慢する一方「他社から相談されても断っていた」という話が聞けます(参考)。多分に今回彼に話を持っていったら一蹴されていたかもしれない。
断る方が格好良いのかもしれないけど、結果的に売れれば勝ちなんだろうけど、その一方で「この曲は誰が歌っているの？」という話題作りまで考えて動いていない*1。ファンとしては「結局いつもつんく♂の一人勝ちやん」という印象しかない。タレントがいてナンボの世界なのに、タレントのキャリアに繋がらないジレンマを感じさせる。
一方、UFSは話を引き受けた。その違いが形になって現れている。
セガの同ゲーム開発チームによれば、
「若々しくて元気のあるモーションと、女の子らしい自然な動きを採り入れたかったので、元気でダンスに定評のある小倉さんに、モーションパートをお願いさせていただきました。また、小倉さんには収録中にパラパラの動きなどを考えてもらったりもして、流行に疎いスタッフはかなり助けてもらった場面もあり、ちょっとした演技的な仕草などにうまく生かされたと思います」
小倉唯や「歌ってみた」で登場する「かおり」こと石原夏織は、レッスンで学んだことだけではなく、自分達で振り付けを考えてやってます。まあ一長一短はあるでしょうが、振り付けに逐一口を挟んでくる♂さんの世界では考えられない話。これをTNXに頼んでも同じ結果にはならないはずです*2。
その石原夏織は、現在高校1年生でビジュアル的に女優でもいけそうなタイプなので、特撮モノにチャレンジしても面白いかもしれませんね。彼女も歌って踊れます。
そうそう、小倉唯ですよね。
彼女は子役劇団からUFSに移って来た子で*3、子役出身の声優さんだと近々では平野綾を思い浮かべる人も多いかもしれない。私はかなり古い人間なので、笠原弘子さんを思い出すんですよ*4。実際、笠原さんの曲をステージで披露したりもしてます。
声優としてのキャリアはこれからです。声優は最初から主役に抜擢されてデビューなんてのはまずありえない話で、ゲームから始めるケースも多いと思うのですが．．．ただ彼女の次回作は人気声優さんも多数参加しますから、先輩方から色んなことを学んでいって欲しいところですね。
思いがけないチャンスを戴いていることと、この年代の声優さんって中々いないですから、近い将来大抜擢を受ける可能性もありそうですが、息の長い仕事なので、長い期間活躍できると嬉しいです。アイドル的な人気を備えた声優さんは大体25歳〜30歳前半にピークを迎えますから、まだ15年くらいは先の話です(笑)。俺、そのころまで生きてるかなあ．．．でも、俺はキャラソン好きなので、それが老後の楽しみにはなりそう(苦笑)。
それと、ミクに関わる話ですが、小倉唯は過去にミクの曲をステージで披露したのですが、音域が合わず、ライブの昼の部で喉を痛めてしまって、夜の部は口パク＆ダンスのみということがありました。ミクの曲って、人間に歌わせることを考慮していない曲もあるということです。
