第二次(第三次?)ハロマゲドン関係(その3)

問題は「チャンプル」CD系の話しですよね。

まず、「ハロプロ総出演のカバーアルバム登場!」って書いてますが、それってSI☆NAも含まれているんですよね?
じゃなかったら「看板に偽りあり」ですよ。

それと一部で話題のこれですけど、Yahoo!系のコメントはリミッターがかからないことでも有名なので、8割引で読まないといけないのですが、まあこうなるのは必至でしょうから、出来たらニュース自体を避けたほうが良かったのかもしれませんね。>オリコンさん
(将来的なターゲットはちびっこ達だと思いますし。)

でも、そのコメント主の人たちに「それはハロマゲドンを意識してのことですか?」って聞いてみたい気分でもある。

以下はコメントレス。

エレンさん(コメント)。

富野さんがまったく関わっていないガンダムでも一定のファンを獲得しているように

はい。Perfumeでない方の「のっち」さんも、ファーストガンダム*1はアニメ系の仕事をはじめたタイミングで「見よう!」と決心されたようですので、それを考えると「ミニモニ。」も似た感触を持っている人は結構いそうな気もします。
ただ、そのターゲットは幼女なので、こういったプロモーション手法が正しいのかは疑問ではある。

それと、あくまでも新作が面白くないと、お話にならないかなと。

今回はユニット名ばかりが一人歩きしていますが、ちなみに今回のハロコンこの企画CDのお披露目がメインで、そのいくつかの曲に、過去のユニットをつけるという流れになっていそうです。
Neowingだとこんな感じです。

1.Diamond
2.愛は勝つ
3.YES-YES-YES
4.てんとう虫のサンバ
5.君がいるだけで
6.部屋とYシャツと私
7.守ってあげたい
8.秋桜
9.未来予想図 II
10.ONLY YOU
11.赤いスイートピー
12.for you…
13.関白宣言
14.世界は二人のために

肝心の楽曲群はカバーの結婚ソング系ですので、度量の広さには定評がある人でも「なんだこりゃ?」ってことになると思います。なので、ことの重大さに気付くのはむしろリリース後かなと。
んで、そのとき大きな♂さんバッシングが発生するかというと、最近のヲタさんの傾向は「気に入らなければスルーw」ですから、多分にそうでもなさそうな予感(笑)。
一方、現場は現場で、コンサートも中野規模でやっちゃうと「マジヲタ>DD」の図式になりますので、他の曲と声援は変わらず(何も気が付かず)に自己満足を繰り返しそうな予感です。

なので、CDは無策だと多分に売れないので、話題作りに躍起なんでしょうけど、CDはともかく、ライブ会場も売れないことを見越して中野サンプラザオンリー...だとしたら、あんまり好きなやり方じゃないですね。

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希さん(コメント)。
レスでは「同感です」で済ませちゃいましたが、もうちょっと深く掘り下げたいなと。

しかも♂氏がハロー公式よりも先に発表していることから、TNXフラグも立ってしまってると認識してます。

この件に関しては、放っておくと売れないであろう企画CDに関して、ブログの情報伝達力を信頼して、UFWの発表をわざと遅らせているってのが、多分に正解でしょうけど、「UFW vs UFI&TNX」みたいな不仲説を作る上での格好のネタにもなりえますので、取り扱いは注意が必要にはなってきますね。

私は「昔の名前はもう使わないで」派なのでとても憂鬱です。

アイドル歌手の過去の失敗例を数々見てきたファンにとっては、オーガさんのコメント「トライアングル」などが確かに代表格ではある。 多分に相当なマニアじゃないとわからないですけど、数年に一度はキャンディーズピンク・レディーをモチーフにしたアイドルユニットがデビューするのですが、まず売れた試しがありません。
アイドル集団では先輩格のジャニーズでは、フォーリーブスの「ブルドック」を登竜門的に扱うことはあっても、こちらも「フォーリーブス」そのものを復活させようとは考えないですよね。「ブルドック」的なものは新人公演やハピスタで実現していることですし、これ以上のことは必要ないかなと。

それでも意味があるとしたら、キャラクタービジネス的なリクエストがあってのことでしょう。ミニモニ。は今後の展開によっては小学館集英社マターのお仕事は視野に入れているでしょうし(だから演技ができる福田花音を選んだのかもしれません)。他のユニットもウルトラシリーズスーパーロボットなんちゃらのように扱いたいのなら、まあ理解出来なくもないです。まあ大人の遊戯系は勘弁して欲しいところですが(未成年メンバーもいますし、業界的にもグレーでしょうから)。TNXとの付き合いも良好な任天堂絡みなんてこともあるかもしれませんしね。アニメ化よりもゲーム化の方が現実的です。

まあただ、今後の展開などなく、企画CDとハロコンのみで「エッグメンバーの売り出し」を最大の目的と考えた場合、あまり賢い選択にはならないとは思います。
それは、前にも書いた「ユニットの個性はユニットにあるのではなく、あくまでもそのメンバーにあるべき」という持論からです。

この企画CDはほどんど売れないだろうことを前提にしてシミュレートしますが、多くの方は予習なしにこのライブに挑むことになるとします。
通常のハロコンではユニット名ないしはメンバー名が大型スクリーンに表示されますよね。これが二桁のメンバーから構成されるユニットならば覚えきれませんが、2〜3名で構成される場合、メンバー名を表示した方が、覚えてもらえるチャンスは高いと思うんですよ。例えば高橋愛田中れいな和田彩花でそれが構成される場合、殆どのFC会員は高橋と田中は知っていますので、「あの可愛い子誰?」ってなったとき、もう一度見るチャンスがあれば、そこに「和田彩花」という名前が表示されますので、そこで名前を覚えてもらえます。

ただこれが「過去のユニット名」が表示されると思考停止しちゃうかもしれない。
でも、今後の活動まで視野に入れているとしたら、思考停止が解除されてから考えればいい。ただ、その時のリスタートポジションがマイナスかプラスかは重要ですね。

それとニュース記事で「ミニモニ。」を知った当時ど真ん中にいた人にとっても、メンバーが違っていたら観に行こうとも、CDを買おうとも思わないかなと。これも「ユニットの個性はユニットにあるのではなく、あくまでもそのメンバーにあるべき」の応用形ですね。

新しいケミストリーに期待する思いよりも、経営不振のTNXが親会社のお情けで過去の栄光にすがらせてもらっているという印象が強いです。

私も、それとコメントを寄せていただいているみなさんも、つんく♂さんの変な言動に関しては嫌悪感はあるかなと思いますが、彼のオリジナル楽曲については、あからさまな嫌悪感を感じることって、そうそうないはずです。

私は、もともとハロプロに興味を持ったのは、彼の音楽センスに興味があったからです。
(そして当初から彼がアイドルマニアだってことは存じ上げておりました。)

つんく♂さんは「ゼネラルプロデュース」ではなく「サウンドプロデュース」を求められていることに、いい加減気がついて欲しいです。そこには楽曲制作だけではなく、『後進の育成』も期待されていたはずなんですが(もう嫌と言うほど書いてますね>俺)、彼はTNXでの貴重な時間をお好み焼き作りに費やしたのは残念で仕方がない。まあサイドビジネスはそこそこにしろって教訓は学んだと思うのですが、それ以上先には進んでいない。

そんな暇があったら、ポッシやキャナを使って、楽曲のコンペをやるべきでしたね。UFWはコンペ嫌いだろうから、Buono!UFWとは別枠でやっているのだと私はそう思い込んでいますが、TNXもそれやって良かったと思うんですよ。そこで新人作家さんの発掘や、UFWでは絡まなかった作家さんとコラボをしたりして、それをハロプロにフィードバックするなら、誰も文句は言わないと思います*2。エレンさんが書いてくれたガンダム論もそれに近いかな。「『きらレボ』は何でつんくじゃないの?」みたいな発想は新しいファンには多分にないでしょうから*3

先日の三沢さんの事件のように、いつ何時、彼にも不幸が訪れるかわかりません。でもUFWはアニメタイアップ路線で、彼以外の作家を求める傾向もあり、それが定着したことで、最悪の状況は避けられそうですが、だからって、つんく♂さんはいなくても別に良いや...ってのは私も、他の皆さんも思ってはいないはずです。
ただ、自身で「自分の曲か?カバーソングか?」しか選択肢を採れない現状は、やっぱり「自分でやらなきゃ気がすまない病」が邪魔するんでしょうね...ここに進歩がないのは残念です。

でもそうすればするほど、今回の件が真意はどうであれ、状況をあまり把握していない一般人にとって「過去の栄光にしがみつく」みたいな感じで映っちゃうところに、彼の不幸があると思っています。

*1:つーか、この表現自体、初期ガンダムしか見ていない俺のような人間は違和感ありますが(笑)。

*2:♂さん抜きでUFWがやろうとしている「メロン記念日ロック化計画」ってのは、実はそういう裏テーマがあったりしてね。

*3:むしろアニメファンの「つんく♂アレルギー」を警戒しないといけない。