V.A./「Hello! Project 2009 Winter ハロ☆プロ アワード '09 〜エルダークラブ卒業記念スペシャル〜」(その1)

私的には「感動した!」とか「今までありがとう!!!」といった言葉でまとめる気はさらさらないです。今回は大人の事情でこうなったわけですし、これでエルダメンとおさらばする気は毛頭ないですので、今までとあんまし変わんないかな。その気持ちは観覧の前後で全く変わんない。
まあでも、ここでヲタ卒する方も結構いらっしゃるような気もしないでもない。というのもハロコンはヲタにとっても同窓会的な要素が強かったりするので。

さて。

残ったメンバーはこれからが正念場です。
今までの(夏ハロや中野正月)のような気分じゃ、横アリは埋まんないです。なので、一見すると事務所が自分の首を絞めるような行為ですけど、それを「空席祭りは糞事務所のせい」で終わらすのか、「俺たちでなんとかやってみせる」かは、(メンバーとファン問わず)今のニュージェネレーションのモチベーション次第かもしれないよね。ただ、若い衆にとってチケット代は高いですし、一般的には無名の子が大多数ですから、当初は相当苦戦しそうかな。

それと、いかんせん、娘。もベリキューも曲が似通っている。Berryz工房は前作まではユニークでしたが、新作は湘南サウンドからもうちょっと後の、若干サイケの影響を受けているかも?系の曲で、つんく♂さんの十八番ではあるものの、新鮮味には欠ける出来栄え。モーニング娘。カントリー娘。っぽい。℃-uteも「都会っ子 純情」以降マンネリ気味。んで、三者ともユニットを変えて歌ってもそれほど違和感の無い出来だったりする。
どのユニットも似たような曲といえばジャニーズもそうかもしれない。が、そののマンネリズムは、水戸黄門のような安心感をもったマンネリズム。一方、ハロの場合は単純にコンポーザーが同一だから...という域を超えない気がします。

今、一番やらなければいけないのは、その部分。つんく♂さんは希代のメロディーメイカーであり、かつ「可愛い音楽」を実現できる世界にも数少ない人だから、彼がいなくなることは避けるべきですけど、彼がジャニーズにおける山下達郎さん的ポジションに早くつけるようにならないと、ダメかもしれない。

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その他、ライブ構成など。

まず、良かった点。

石黒彩さんと後藤真希さんの御花があったこと。OGからの御花はこれが初めて...かどうかは定かではないですが、私の記憶には無かったような気がする。
あやっぺは毎年のように観にきているだろうから、その延長線上だろうけど、ごっちんは勇気がいる行為かもしれない。なので彼女を見直しましたよ。と同時に、移籍もゴタゴタではなく、色々手順を踏んでのことだとハッキリさせたかなと*1avexという会社のカラーは好きにはなれないので、情報系での扱いはあまり変わらないですが、気分的には消極的な姿勢からは少し進歩した感じではあります。
そして、そういうメンバーを安易にステージに上げずに、あくまでも現存メンバーだけで完結させたことも良い。

それと、アイスクリー娘。
夜の部のMCの内容を本番寸前でいきなり変更されたようで(まことさんのフォローでは「5分程度しか練習時間を与えられなかった」とのこと)、日本語が全く喋れず泣き顔状態だった。でも、それで会場のハートをぐっと引き寄せた感じがする。これは変更したヤツ(♂さんですかね?)の勝利だね。じゃないと無難な感じで終わって以降はスルーになっちゃうはず。
それとは関係ないけど、さわちゃんの台湾版みたいな髪型&ルックスのシェンシェンが見事に”いぬいぬ系”でした。どのユニットもかならず一人は俺対策があるよな。でも、推している人が結構がいて、意外に同士っているよねえ〜と思いました(苦笑)。
それ抜きに考えると、レイレイが出色の出来映えですよね。簡単に説明すると「MAX松浦氏が電話をかけてきそうな子」です。
曲は同行者いわく「声優ユニット曲みたいw」。うん確かに似たような感じの曲はあるけど、単なる偶然ですかね。私的にはハロのインディーズ系初っ端の定番っぽい感じではありますね。ポッシもこんな感じでしたし。曲調は1980年代のアメリカンガールポップっぽいテイストかな。

台湾モノでは、「はぴはぴサンデー」の二人「フランシス(8歳)&愛子(6歳)」。審査員特別賞でしたっけ?...ザ☆小春ならぬザ☆幼女ですよね。その年齢が巨大スクリーンに映る度、苦笑を伴ったざわつき感が会場を包みこむ。「俺たちはこれでまたペド扱いされるな(苦笑)」みたいな感じですかね。

ついでに、新曲つながりですが、松浦亜弥の新曲は、曲調はロネッツ岡崎友紀さん(「ドゥー・ユー・リメンバー・ミー」)+EPOさんっぽい感じで、アレンジ的にも意欲作ですね。あとは時代が求めているかどうかだけかな。
一方、安倍なつみの新曲(「スクリーン」)は、マンネリではあるのですが、とても安心感がある。
それと、前田有紀の「ケンチャナ〜大丈夫〜」。神曲だねえ。これ結構歌いこむと人気出るかも。

Buono!の新曲はつんく♂さん作ですが、今までの曲の中で一番好きですね。というかBuono!は申し訳ないけど楽曲的にはほとんど興味がなく、ライブも外れちゃって、行く気は無かったんですけど、どうしようかなあ...といった感じではある。

あと、よっすの男泣きですかね。カッケーよな。

悪かった点。

あんましないんだけど、強いて言えばバック席かな。開場後早めに入って、バック席を散策したんだけど、メインステージは殆ど見えない状態だったようです。もうちょっと配慮してよって感じ。次回はセンターステージでやって欲しいかな。なんてね。

あと、私的に(あくまでも私的にですが)「花びら大回転ステージ」と呼んでる円周ステージの有効活用が多少、少なかった気もします。エッグの登場も少なかったですし...ただこれはメンバーの受験も大きいかな。今年は18名でしたが、来年はもっと少なくなったりする予感。そうしたらHAPPY! STYLE RookiesSI☆NAも借り出さないとね。

それと、「賞」形式にすると、半ばユニット毎の披露を強制することになり、シャッフル的なお楽しみが激減します。ただ、これはマスコミの大量動員があり、巨大スクリーンでのメンバー紹介も含めなるべく分かりやすくする意味合いがあったと思うので、今回は仕方ないかも。ただ、次回はもうちょっとフレキシボー(笑)に展開して欲しいところです。

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その他。

韓国でもオーディション開催決定というアナウンスが正式になされました。
「Mnet」という韓国のケーブルテレビチャンネルでその模様を放送する予定(wikipedia:Mnet)。
日本でもスカパー!で視聴できる可能性があります(オフィシャルサイト)。視聴料は1500円/月。

*1:実際は正式移籍かレンタル移籍的なものかもハッキリはしていないですが...