アップフロントスタイル(その2)

続き
このコラムシリーズは「断片的な事実に基づいた推測」がメインですので、総てを事実と思わないでくださいね。
今回は声優業や子供番組から離れます。

アップフロントスタイルは何故”スタイル”なのか?...なんですが、多分にモデル事務所も兼任したかったのかなと。

オタク業界とファッションモデル業界って全く違うだろ?...いえいえ(笑)深いつながりがあります。ジュニアファッション誌のモデルさんは地方在住の読者モデルオーディション出身者も多いですが、子役劇団や大手事務所のジュニアカテゴリの子も多い。要は子供番組やドラマ、演劇、ロコドル、そしてアニメ声優といった部分と相性がいい。「セーラームーン」実写版が総てモデルの子で構成されていたことや、キャナァーリ倶楽部のメンバーにもモデル経験者が何人かいることや、「ネギま!」実写版など、枚挙にいとまがない。この分野で上手くいっているのは、実はスペクラなんですが、スタダとかオスカーとか「モデル→女優」を生業としていた事務所がオタク産業に追随しつつあり、「大手芸能事務所が声優業界を脅かす日」なんて記事を目にする日もそう遠くない未来かもしれない。

話をモデル系に絞りますが、ピチレモン菅谷梨沙子が参加したのが丁度エッグ常設オーディション開始の数ヶ月前。しかし3ヶ月程度で撤退。その後始まった常設オーディションの初期には「モデルも募集」の旨の文言が踊ってましたが、程なく削除されました。要員確保(特に地方在住者)のためにモデルを始めたのならば、私は賛成したいところなんですが、事は上手く運ばなかったのかもしれませんね。
面白いのは、菅谷梨沙子のほぼ入れ替わりで参加した篠原愛実ちゃんが「天才てれびくん」の元レギュラーであり、メロン記念日ドラマでの主役だった女の子だということ。そして所属事務所はプロダクション尾木だということです。プロダクション尾木アップフロントUFWに双方の所属歌手が参加している以外は、特に資本的つながりは無いですが、裏では結構繋がっていそうな気がします。というかアイドル歌手に真面目に向き合っている会社はそれだけ少ないってことなのかもしれませんね。

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ちょっと切り口を変えますが、UFSからリンクされているバナーは、エッグオーディション、UFWハロプロきらレボガッタス劇団オンライン(ゲキハロ含む)、オデッセー、文化祭、そして音泉。「リンクされているもの=その会社の業務範囲」と考えるのが正常です。
Dohhh UP!はどっぷり浸かっている感じですが、「告っちゃん」はやってないでしょうね。というのもDohhh UP!とはエンコードソフトが違うのか、ウチのOSX(G4)だとカクカクして見づらいんです。同じならそういうことはありえないはず。
それとラジオ制作が得意ですね。CBCつながりでアップフロント...という線もあるのかなあ...

...といった感じで割と説明がつきそうなのですが、謎なのがガッタスなんです。
芸能人フットサル関連なのかなあ?...うーん、良く分からないです。

ただ最近では「HANGRY & ANGRY」が臭うかなと。
アップフロントと絡む前は、番組制作会社兼声優事務所のラムズが制作していたアニメ情報番組「アニメ天国」(テレビ埼玉キッズステーション)でh.NAOTO主導のミニアニメ(多分に「HANGRY & ANGRY」のキャラ?)を放送していました(テレビ埼玉時代)。私は当時「CLOVER*1」のパジャマトークコーナーをウハウハしながら見るだけの目的で録画してましたので、どんな内容なのかはあんまし記憶に無いです(苦笑)。そのパジャマは残念ながらh.NAOTOでは無いです(苦笑)が、メインのトークコーナーの司会をやっている野川さくらさんらの衣装提供をh.NAOTOが提供しておりました。その他細かいコラボ企画もあったはず。キッズステーションに移行してからはトークコーナーがメインとなってしまいましたが、衣装提供は変わらず。期間限定(?)の司会をやっていた桃井はるこさんも着用していましたよ。

んで、突如降って湧いたh.NAOTOとのコラボで感心したのは、ファッションショーでの紺野あさ美仙石みなみの起用。こういう、なんだろう...ぬいぐるみ的な肌触りを持っている女の子って、ヒラヒラ汁満載の衣装が最高にマッチするんですよね。でもそれって「萌え」ってのをきちんと理解していないと出来ないことでもある。

その後このペアは、ホビー系の雑誌に登場したり、音楽ガッタスのペア生写真では一緒に映っていたりと、何者かがペアで売り出そうとしているのかな?...と思ってしまうような行動が増えてますね。

結果的にユニットは”いしよし風の謎の二人組”となりましたが、それも私的には正解かなと。というのもメインターゲットよりやや高めのモデルを起用するのはセオリーだからです。そしてそれはお姉さんっぽい人の方がウケやすい。でも直球勝負である紺野&仙石ペアも同時に展開すると面白いかなとは思います。

その仙石みなみゲキハロの主役(?)もあってか、人気急上昇中で、新しいファンを連れてきつつありますが、音楽ガッタスコンではあんまし現場に慣れてない感じの方が目立っており、大騒ぎする一部の人達がトラブルを起こしていました。とっととオタク向けにカスタマイズして、そういう人を早めに切り捨てて欲しいところ。

その意味で、音楽ガッタス(のエッグたち)が新FC体制で中途半端な境遇になっているのも、もしかしたら微妙なパワーバランスの間に挟まれてるのかなと思っています。サプライズゲスト(笑)で「HANGRY & ANGRY」が登場!なんてアイディアが無いのが硬直化している証拠かなと。楽しければ何でも良いじゃん。もっと客本位でやって欲しいよね。
私は逆に寺田さんと野口さんが顔を合わせる数少ない現場だと思うんですよ。それをポジティブに考えて欲しい。出来れば二人でアツい対談本を作ったら面白いかなと。アイドルとオーディオビジュアルとアニメとプラモデルといったそれぞれの趣味&実益と、『ライブの企画制作』というお互い共通する仕事がありますしね。あと「子供番組はこうあるべき」とか「ゲーム制作の話」とか。

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...なんて書いている途中ですが、「センチュリーランド」さんに、アメリカのアニメファン向けコンベンションに「HANGRY & ANGRY」が招待されるという記事が...うーん、UFSマターっぽい感じですかね。

上で書いたように既存のアニメもありますし、メディアミックスというか、PUFFYみたいな感じで売り出そうとしているんでしょうかね?

*1:ちなみに「CLOVER」は解散してしまいましたが、そのメンバーだった井ノ上奈々さんは「ドガドガ7」に出演されていました。