アイドルを目指したい子たち

ホンダ。さん

最近の「アイドルファン」だったり、「アイドルを目指す子」にとって、ハロプロはどう映っているのだろうか?

ヲタ論はどうでもいいのでスルーします(笑)。マイナー現場なんてどこも大して変わんないでしょうから。公演回数が多いからそこに居着いているだけかもしれない。その昔、そういう人たちを「○○猿」って言っていた気もします(あるいは「○○ジャンキー」か)。んで、そのアーティストのイベントが少なければ掛け持ちするだろうし、そういう人に支えられている業界でもある。DDの本来の意味は「複数推し」というよりも「どんなアイドルの現場にもいる人」という意味に限りなく近いですので...

それより、「アイドルを目指す子」ですね。この発想は新しいかも(笑)。

最新事情...ってほどの話でもありませんが、オーディションの情報交換の場である、女の子向けの掲示板を見ると、近年、「(メンバーと)仲良くなりたい」「(一緒に入った子と)お友達になりたい」って理由が目立っている気がします。さらに「一緒にオーディション会場に行ってくれませんか?」っていう書き込みも目立ちます。

何か違和感ありません?

だって、みんなライバルじゃないですか?
普通「親に家を買ってあげたい」「武道館でコンサートがしたい」じゃないの?
「そんな暇あったら、画鋲のひとつくらい入れろよw」って思いません?

いや、それってテレビ的に面白いだけだったり、♂ヲタの妄想だったりかも。

それと、「近年目立つ」と書いたのは、掲示板文化が根付いたから表立って感ずるだけで、割と普遍的なものかもしれません。

なので、どうせ入るなら、より楽しいところを目指したい傾向はあるのかなと。「アイドリング」は事務所選抜で、直にそれを目指すことはできませんから、AKB48かエッグか...ということになりますが、AKB48は採用枠が大きかったことや中高生以上のメンバーが多いこともあり、一時期かなりの人気を集めていたようです。

一方、ハロの場合は「友達になりたい」よりも「憧れ」世代の方を多く採用する傾向があります。なので友達といった横のラインより、先輩・後輩といった縦のラインが目立ちますが、それでもキッズやエッグは年齢を超え、同期=友達感覚が強いですね。なので「友達」感覚に加え「憧れ」パワーの強弱がオーディション人気のバロメーターかなとは思います。

まあ、どちらにしても、それを目指す女の子にとっては『夢のような世界』だと思います。

上記はユニット(プロジェクト)の例ですが、それとは明らかに違う世界もあります。要は一匹狼的な仕事で、具体的には女優(映画・テレビドラマ)や、モデルです。こっちはもっとシビアなピラミッド構造ですね。
ただでも、今は親が燃えることはあっても、やってる本人たちはやっぱり「友達感覚」かなあ...と。過去にジュニアファッション誌モデルのショーの現場に潜入したこともありますが、みんな仲良しさんで、また所属先関係なく先輩・後輩の関係があったりして面白かったです。

以上ですが、私はこれに対して「生ぬるい」と発言する気はさらさらありません(苦笑)。

何故なら、これも現代のアイドルシーンを動かす原動力のひとつだからです。
(現に、ASAYANやAKBの最初期にあった「ライバル心メラメラ」っぽさは影を潜めてますよね?)

私的には、もう一歩踏み込んで、彼女たちにとって何故『夢のような世界』なのか?...に興味があります。今後の研究課題ですね。私だけだと考え方が偏ってしまうので、興味ある方は色々考えてみてください(笑)。