V.A./「HAPPY! STYLE Communication Circuit 004」@渋谷O-WEST(その3)

続きのレポート。

まずは、セットリストの補足。

ハロソンについては「G」に絡むアーティスト名あるいは曲名。今回メインとなるアニソンについては、前半が「G」で始まる曲名あるいは番組名、後半は「ガンダム」といった内容でした。

それと、市川利奈・坂田奈穂子枝川みるるの3人組はハロソンには登場せず。次回(2月予定?)では披露してくれると楽しさは膨らむかもしれませんね。できたらハロプロエッグのカリキュラムにも参加させてあげて欲しいところです。

曲の反響については、古めの曲の方が人気が高かった感じです。
私感では、ガンダムについては昔の方が骨太でしっかり作ってある反面、最近の曲はヒットチャートしか狙っていなさそうな印象ですね。例えば「DAYBREAK'S BELL」は、アリーナクラスのバンドライブには凝った感がマッチするのかもしれませんが、少なくともこのライブには向くとは思えませんでした。その点、のっちが大好きな「EMOTION」の鈴木Daichi秀行先生は、もうちょっと評価されてもいいのかもしれませんね(笑)。

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歌唱力について。

まず曲の性質の違いについてのおさらい。

アニソン
タイトルバック(あるいは世界観)+曲
純粋に曲や歌唱力の良し悪しで判断される
ハロソン
本人+曲
ダンサブルにするなど、歌い手の視覚的要素も求められる

ですよね。

以下はSI☆NAについての感想ですが、関西のイベントで披露したことのある曲は輝き方が違いますね。曲の良さに加え、ビジュアルでも魅せてくれるので、見ていてすごく楽しかったです。

ソロでは、ほぼバラード系で固めた岩嶋雅奈未の(抜群の歌唱力のに裏打ちされた)存在感が抜群。感想戦で「『Eternal Wind〜』は森口博子さんより上手いのでは?」と話したら、知人が同じことを書いていたメモを見せてくれました(苦笑)。
ここ読んでるお某兄ちゃん向けに例えると、高橋愛とガチで戦えるくらいの出来でした。もしDohhh UP!にアップされたら、彼女の娘。オーディション落選歴も相まって、吉川友の比ではないくらいの物議を醸しそうな予感。

ただ、岩嶋雅奈未はハロ曲だとやや埋没気味。前回ラストで歌い息切れしてしまった「GOOD BYE 夏男」はリベンジ出来たようですが、バラードと比べたら感動は薄め。そこそこのレベルでも上手く見せられるように設計されているアイドルポップスのフォーマットでは、歌唱力を平均化させるのかもしれません。確かに003(ONC)ではそのあたりがぼやけていて、マイペース歌唱の須磨愛の方が良かった印象もありましたので。

その須磨愛は激しい曲が中心。まるで「須磨愛がオープニング担当で、岩嶋雅奈未がエンディング担当」の青写真が出来上がっているかのごとく(笑)。須磨愛も動画サイトにアップしたら、やはり娘。落選歴と相まって凄いことになりそう。

001〜004での各メンバーのイメージですが、岩嶋雅奈未は歌のお姉さん...というか、曲の良さを最大限に引き出せしてくれる歌手。過去のアイドルだと鈴木ユカリさんっぽい声..といっても知らないよね(苦笑)。
須磨愛はどんな曲でも大映ドラマの主題歌に仕上げてしまうくらいにパワフル。
中山菜々は、分かりづらいかもしれないけど、横山知枝さんに近い声質。おきゃんで幼いまま、上手くなってきているのは嬉しい限り。
ただ、阿部麻美は、まだ方向性が定まっていない感じですね。意外とアニメ声かもしれないので、もうちょっとかわいい系を歌わせたら良いんじゃないですかね?...ビジュアル的にハロヲタ人気度は高そうなので、もっとプッシュした方がいい。本人の吹っ切れ方も重要かなとは思います。

他のメンバーも簡単に。

能登有沙は「EMOTION」が聴けたのは嬉しいけど、オリジナルアーティストと比較すると60点くらいの出来かな。意外にかわいい系よりかっこいい系の方が歌えている印象。でもかわいい系の方が望まれていると思うので、そこは頑張りどころ。

るーきーずについては、意外に歌が上手いかもしれない石原夏織が欠席だったので、全体的には低めの評価かな。次回は頑張って欲しいところです。
俺の嫁(出た)、市川利奈は今回もソロはなし。歌手志望ではなく役者&声優志望なんでしょうかね。まあ、そういう子もいていいと思います。俺が許す(また始まったよ)。