THE ポッシボーの問題点について(その2)

続き

リクエストあったので続けます。

「私がポッシ現場を去った理由」なんて書くと、何かトラブルあって決別したみたいな感じですけど、遺恨は特に無いです(笑)。理由は、単純にスケジュールが既婚者にはタイト過ぎるのが大きいですが、もう一つは、彼女達を大きくすることよりも、代表取締役さん(以下「代取」とする)の面目を保つためにやっているような気がして、シラケちゃったことです。
なので、エスカレートする現場を尻目に、ちょっと距離を置いた方がいいかな...と思った次第ですね。なので今は状況を把握しつつ監視しているといった状況です。

当時は、2006.04.01の時東ぁみ@中野サンプラザでのお披露目(最終選考?)から始まり、「つんく♂タウンTHEATER」(現「つんく♂THEATER」)を経由し、ライブハウスでの時東ぁみコンでのゲスト出演、秋葉原での温暖化防止イベントへの参加、マイナーアイドル合同ライブへの出演(時東ぁみのバックダンサー)、文化祭の裏開催での「Aiai Music Carnival」の初MCや亀戸初イベントなど、様々なことが同時進行し始めた頃ですね。
そして6人体制となり、インディーズながらCDデビューとなるわけですが、その頃、私の周辺ではメンバー毎に担当を決めて盛上げようという話がありまして、私は当初、大瀬楓担当だったかな。その当時は純粋に世間に広めていく努力をしようという共通認識はあったのです。

その当時のファンが頭を悩ませていたものはこんな感じです。

  1. 聖子ちゃんカットに眼鏡という画一化されたイメージへの抵抗感
  2. つんく♂タウンTHEATER』の質が低い
  3. (「新」がつかない)『Aiai Music Carnival』のMCがヒドすぎる
  4. ジャケット(歌詞カード)なしで生写真がついているだけの簡素なCD
  5. 6人組なのにスケジュールの都合で4人しか映っていないままCDを発売
  6. 多くなり始めたイベントについていけない
  7. STKまがいの客を呼び込みそうな不安感

A/B/Cは少なくともポッシでは多少は改善しているかなとは思います*1
Fについては、当時は兼ヲタさんが多かったです。また元の場所に戻った感じですね。
Gはファン自身の問題なのでこのコラムでは割愛します。ただ昔(ハロ以前)の殺伐としたアイドル現場と違い、今は安全な現場ですので、その点は勘違いしないで欲しいところですよね。
問題はDとEです。「イベントに間に合わせるため」という理由だったのですが、それってファンではなく石丸電気に向いているってことですよね。後に正式ジャケット版も発売されましたが、「生写真ジャケット購入者には、後日無償で正式ジャケットを配布」といった配慮は、私の記憶にはありません。これはハロプロ本隊ではありえないことです。
そしてしばらくして、ある方*2から、「あのジャケット事件は仕込みっぽい」「いぬいぬさんの騒ぎも、彼らの想定の範囲内っぽい」という話を持ちかけられてから、ことの真相はどうであれ、これで一気に冷めた感じです。2006年の暮れあたりかな。一番最初に抜けちゃった人かもしれないですね(笑)。>俺

その後も違和感は度々あります。一例をあげると、TNXのサイトにアップされているNGP!の企画書(?)にある彼女達の軌跡も、「彼女達が人気者だからこれだけ多くのイベントが出来た」という自然発生的なものより、「私たちは短期間にこれだけ頑張りましたので、ご検討の程よろしくお願いいたします」に見えちゃうんですよね。実績作り(予算確保)の為のイベント。
最近のオリコン10位キャンペーンも、現場に行かない者から見ると、本人達よりも代取さんの方が騒いでいるように見えちゃうんです。振り返るとAKBもデビュー曲をオリコン10位に滑り込ませましたが、そのときは買い占め行為があったようです。そこまでエグくはないですが、マクロレベルでは似たようなものです。

上では「面目を保つため」と書きましたが、単純に「ええかっこしい」なのか「上から無茶なノルマを与えられてヒーヒー言っている」かは私にはわかりません。でもいくつかの顛末を思い出していくと、外見的には前者で、裏では後者かもしれませんね。私がTNXを説明する際に度々「TNX自体が次世代経営者育成プロジェクトでは?」って表現しているのは、そういう意味です。ただ、どうしてその部分が露呈しちゃうのかはわかりません。
代取さんの考え方はドライで、当初のコンセプト「増えたり減ったりするユニット」も石丸のフリーペーパーのインタビューの発言から「辛くて辞める子がいたら補充すればいい」と解釈できます。彼女達は(ファンには失礼な表現ですが)歯車に近いです。

以上です。
多分に予想されている理由とは随分異なると思いますが(苦笑)、ただ、「アーティストやファンはこんなに頑張っているのに、会社が胡散臭くて」云々が、いかにも「地下アイドル」っぽいイメージだとしたならば、みなさんが感じる部分とどこかでつながっているとかもしれませんね。
これは私の考え過ぎかもしれません。これらのことは会社ですから当然の権利でもありますし、私に言われる筋合いは無いでしょう。でも、誰の為にお金を払っているかわからないんです。
その部分でストレスフリーなのが現在のハロプロなんです。この差はとても大きいです。

んで、「どうすればいいの?」ということも考えてはいます。ただ、ウチらが意見を書いたとしても、代取さんが目標に向かって猪突猛進している状況では、聞く耳を持たず、誰にも止められないでしょうから、書くだけ無駄かなと思います。それでも読みたければ続けるのはやぶさかではございません(笑)。
今の状況では致命的ミスを犯さない限りは、このままダラダラと続くのではないかなと思います。
「致命的ミス」とは「デビュー曲でオリコン10位を取れなかった」といったケースですが、パラレルワールドのもうひとつの世界の方が、もしかしたら好転するきっかけになったかもしれませんね。

*1:キャナでは相変わらず同じような衣装着せてますが...

*2:多分にその方はもう現場にはいらっしゃらないかも。