動画共有サイト系(その3)

続き
コメントレス系。

hateringoさん。

規模は違うけどGoogleあたりのビジネスモデルと似てますね。
コンテンツ作成能力はともかくとして、インターネットを使ったビジネスというものはホリプロの首脳よりもずっと理解しているように思います。

Googleの諸サービスも(ApplePodcastも)、技術的には現在の多くのブラウザが採用しているJavascriptXMLなどを組み合わせた技術ですので、「このサービスはMacintoshでは使えません」というものではないんですよね。ブラウザの性能が上がっている昨今では、独創的なアイディアさえあれば、開発コストはさほどかからないんです*1
例えば、PodcastはMP3とXMLを記述したテキストファイルが用意できれば出来ます。HTMLのタグが使えてftp等で自分のサイトを作った事がある人で、それなりの意欲があれば、誰にでも簡単に構築できます。ただ自動更新レベルになると面倒なので既存の配信サービスを借りることになるだけの話です。ちなみにiTunesで読める音声・動画に制限し、XMLを吐き出せる様にすれば、「あぷろだ」をPodcast化できます。

一方、日本のシステムは業界標準を含めた研究開発に莫大な費用をかけているので、「元をとらなければ」とか「当社の独自技術を業界標準にしたい」という発想が先に出てしまう。技術的には優れてはいますが、大資本でないと組めないものも多く、コスト勝負となるネット社会では、海外に先手を取られてしまいます。
(その手のコラムでは「携帯では上手くいっている」となりがちですが、それは「ブラックボックス」であることを忘れてはいけないです。)
また、そのシステムを世に広めるためには、有名人を担ぎ上げるという手法もあり得ますよね。その場合、大手タレント事務所がターゲットになるのでしょうが、そこで知識力...というか知識センスに欠けてしまうと騙されるのかな...なんて思っています。

ただUFGもプロモーションあるいはタレントエージェントとして、過去のフレッツや、現在のGyaOYahoo!動画といったDRM付き動画サイトとも付き合わないといけないですし、「DVD Burning」といったCPRMゴリゴリなところとも付き合わないといけない。
そういった対企業絡みの影響で、100%DRMフリーな環境は現実的には無理ではありますが、さまざまな手法をむしろウェルカムに楽しんでいる印象もあります。その先にあったのがYouTubeライクな「Dohhh UP!」だった...ということなんでしょうね。

ただ、話題性はどうしても「我が社はYouTubeでの二次使用を認めてます。偉いでしょwww」に向いちゃいます。もっと世間にアピールすべきですね。
例えば、任天堂Wiiとか「iPod Touch」でもDohhh UP!が楽しめます...だとインパクトありそうですね。インストゥルメンタルバージョンのPVも用意すれば簡易カラオケとしても楽しめそうですし。
またDohhh UP!で別途Mpeg4動画+XMLを用意しPodcastを実現できると面白そうです。ただその場合「iTunes Storeで400円で売っているPVはどうすんの?」ってことになりますが(苦笑)。

それとご近所さん(笑)の吉本興業との関係ですね。資本関係はありませんが「お互い何やってんの?」程度は把握している関係ではありそうですね。
その吉本ではこういったことをやろうとしています。サーバーは吉本側にあることとから、これの発展系ならMacintoshでも楽しむ事が出来そうですね。

次はいくつかのラジオ局との提携を考えているんじゃないかと思います。(単なる推測ですが)

そうですね。関東や東海地区はハロプロ関連が売れていることもありイケイケ状態ですが、中国四国や九州が弱いというのがハロプロの弱点ではあります(加えて北海道も弱くなってきている)。私はラジオセールスには詳しくないのでアレですが、ネットを工夫するなどして、地方向けの番組を増やしてく事が良いかもしれませんね。「ラジオ番組表」みたいな雑誌(ムック?)を読むと、地方局のみにネットされている番組があったと思うのですが(小森まなみさんの番組とか)...あんな感じですかね。

気になるのはハロプロ関西がレギュラー番組を持っているKiss-FM KOBE。ブログやPodcast、そしてYouTubeと意欲的できめ細かいですね。神戸の放送局ですが、ここやラジオ関西も使えそうですね。ラジオ関西は周波数が極端に低いので地方でも聴きやすいのが特徴です。まあ在阪局はどこも聴きやすそうですが。

戻ります。

多くの劇団を配下に納めているのは、彼らのスキルでコンテンツ作成能力不足を解消しようとしてるんですかね。

確かに「劇団オンライン」以前と以後ではレベルが相当違ってきたと思います。
ただ、それだけではないのでは?と思っている人も知人にはおります。その知人は演劇マニアでもあり、先日も「(今流行の)映画制作か演劇かで後者を選択したんじゃないか?」という話題で盛り上がりました。まああくまでも妄想レベルですけどね(笑)。
その根拠となるものは、DVDによる二次販売を前提にしていること。舞台は見る場所も人も選びますが、それだと東京に住んでいる人以外は楽しめません。映画も単館レベルだとやはり同様ですが、映画はDVD販売を念頭に入れてるので、映画の方が一歩先を行っています。
ただ、映画制作は猫も杓子もやっており、平凡な作品では話題になることはありませんので、費用対効果が低くなっています。特に地方活性化やフィルムコミッションなどで、全国規模で地方を舞台にした映画が作られているので、その点でも目新しさが低くなっている。

一方、舞台は音楽と直結しているので、やりやすいというのもある。コマ劇場などは舞台と歌謡ショーの二本立てというのもありますしね。
wikipedia:ジャニーズ事務所」には...

一般にアイドルの事務所と誤解されるが、本来はミュージカル俳優の事務所である。

なんて書いてますので、遅からず早からずそういう方面に行く宿命かなとは思います(笑)。

ハロプロメンバーではありませんが、UFA所属の「つつみかよこ」さんは、圭ちゃんとダブルキャストだったり、「おじぎ30度」だったりと演劇畑の方なのかなと思っている方も結構いらっしゃると思いますが、もともとは「ハローキッズ」の1コーナー「チワワワールド」のイメージソングでデビューした方です(参考)。彼女の活躍もある意味期待したいところですね。

さらに、今のところは「歌手→舞台女優」という流れですが、純粋な舞台女優、あるいは映画女優を...という目論見もあるかもしれまませんね。
アップフロントエッグオーディションの裏で、別に俳優オーディションなども展開しているようなので、私たちの見えないところで、別のエッグたちがいる可能性もあります。もしかしたらこの子が?...ってのはおりますが、確信が持てないので、ここには書けません(苦笑)。

話がちょっと脱線しましたが...「劇団オンライン」はその名の通り、もしかしたらネット配信まで視野に入れているのかもしれません。が、90〜120分のコンテンツはDohhh UP!では難しいかもしれないですね。ショートショートみたいなものならやっても面白いかも。

*1:運営コストは別問題かもしれませんが。