高橋愛、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな/「おじぎ30度 オン・ステージ」@シアターアプル

俺の俺だけの土岐田麗子たんに逢いに行ってきました。

ロビーには麗子向けの御花が沢山飾ってあった。「R-1グランプリ」の中の人からもきていた。対して娘。メン名指しの御花は見当たらず。一般人から「メンバー名が判らない」と言われる以前に、一般芸能人の(あくまでも仕事を前提とした)交流がないのがハッキリと判ってしまう感じだ。これはなんとかしないとね。
が、会場に入ると娘。ファンが殆どで、麗子推しはいない。でも独り占め出来て嬉しい。
ちなみに1時間半の作品。当日は撮影クルーが入っていました(DVDかは不明)。

上手側で見たので、初っ端の雑談風シーンはケツしか見えなかった。うーむ。動きが少ない舞台と聞いていたので、このままケツオンリーだとどうしよう...と思ったが、とりあえずその後、動いてくれたので一安心。
その後テーマソングを披露。基本的にはこの1曲のみで、終演後にミニライブはない。麗子にもパートがあり、意外に歌は歌える感じだ。ただダンス・ステップはそれほど得意ではない...というか無難にはやっているのだが、娘。メンとはやはり差がある。麗子ヲタ目線で言うと、もうちょっと手加減して欲しい感じだ。
麗子は先輩格キャラなので、内容的に出番が少なかった印象。麗子推しとしては物足りないが、それでも生で見れるのは幸せだったよ。
カーテンコールの挨拶では「私、舞台は始めてなんです」とのこと。全然そんなこと感じなかった。頑張ったと思うよ。それに可愛かったよ麗子。

その他にもお気に入りの子が二人ほど出演しています。
大人の麦茶」の眞賀里知乃たん。いつも通りの性格悪そうな役だが、いつもの半人格キャラではなく、事情を持つ全人格キャラなので、意外に扱いが良かった。眞賀里好きとしては嬉しかったです。

恋人役で登場するUFA所属の「つつみかよこ」たんは、ハロプロファン伝説のユニット「スパーク」出身。私的にはハロプロ最大の過ちは「スパーク」がハロプロ入りしなかったことだと、今でも思っている。
実に久しぶりに見ましたが、綺麗になったね。びっくりしたよ。こうして見ることが出来るのはある意味幸せかもしれないなあ。
演技はさりげなくって良かったです。今後の予定としてメロン記念日のイベントに出演する模様だが、歌だけでなく女優でもイケると思うよ。

以上。

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以上じゃねーよ。
...というわけで、娘。メンの感想が全くなく、文体もそこはかとなくキモい、最悪のレポートになった訳だが、これじゃあさすがにマズいよなあ(苦笑)。
なので、これから観に行きますという方にアドヴァイスと、Dohhh UP!で予習しようかなって人にもアドヴァイス。

グッズ売場
会場内のみの販売です。開演前は混雑するので、日替わりが目的ではなければ、終演後の方がお勧めです。

映像版との違い
主役級5人のキャラクター設定は変らないと思いますが、それ以外のコンセプトが全く異なります。
映像版のコンセプトは、ガストの店内放送を前提に制作されているので、接客態度を中心にウエイトレスに親近感を持たせる内容となっています。なので、その延長的な内容を期待すると、ちょっと面食らうかもしれません。
なので、キャラ設定だけ頭に入れておけばいいと思います。特に田中れいなのスペックは特徴的なので、それだけ覚えておいても良いかもしれないですね。

ゲキハロとの比較
この劇もワンダメンの座長公演で、劇団オンラインのスタッフ・役者が脇を固めるという、ゲキハロスタイルの演劇ではありますが、それと同じレベルを求めると、かなり物足りなく感じます。ゲキハロは一から作り込めますが、こちらは制約が多すぎる。なのでそれは忘れましょう。

こんな感じです。

以下は純粋な感想です。
(以下袋とじ...といっても数行で終わっちゃいますが(苦笑)。)

作品の出来は...ですね。これは作品の出来が云々ではなく、作る上での制約の多さに苦心の跡が見られるので、ある意味、同情しちゃいます(笑)。

まず舞台設定自体が厳しい。「映像版」だと割と淡々と話が進んでいくのですが、ファミレスはカジュアルだとしても、そこそこ静かなシチュエーションですので、オーバージェスチャーでかつハキハキと展開する舞台のようなイメージがない。なので予言(?)の一番目が効果的に挿入されたのだと思われますが、ここに苦労の跡が見える。

配役的に娘。や土岐田が全員店員である必要があったのかは疑問の余地がある。お客役との人数的なバランスが悪いし、役どころによっては半人格なイメージが強い。その意味では、店員→お客となった田中れいなは苦肉の策といった感じですね。亀井絵里は面接に来たという設定で「お客さま役」でも良かった。

娘。については、演技自体には問題はなかったです。いやむしろ自然でよかったですよ。やっぱりリズム感が良いと舞台でも映えますね。娘。のテンポに随分助けられた感はあります。セリフを間違えたときの切り替え方も歌手ならではの頭の回転の速さですよね。