音楽戦士「夜の宣伝会議!!」(その2)
続き。
コメントレス。
翼のスタッフさん(コメント)
それだけ分のお小遣い余れば、音楽購入費に戻ってくると考えているのでしょう。
ええ、「お小遣い論」については私も以前書いたことがあるかな。でもこれって経済学者や評論家の分析レベルの話しかもしれません。
この番組の主旨は音楽業界の第一線にいる方々のアイディアを視聴者に伝えることなので、立場上「お前らのせいで売れなくなったから何とかしろ!」的なボヤキに聞こえちゃうんですよ。というかキューンレコードは大して損害を被っていないのか、あるいは「ウチはそこそこ売れれば良いよw」的なところなのかもしれませんね。全般的に他人事に感じます。
ただ実際問題として彼ら(宣伝マン)はそんな悪条件の中でも売らないといけません。音楽業界は流行その他の要素で左右されますが、魅力的なものならば(100%とは言えないにせよ)客は戻ってきます。その魅力は何か?...という部分を語り合い具現化(コーナー化)していけば、違った番組にはなったのでしょうね。
それと(音楽戦士とは直接関係ありませんが)。
音楽の質低下していることが大きいと思いますが。紅白効果もいい曲をしったということで、発揮されるのでしょうから。
最近は紅白を「プロモーションの場」「話題作りの場」と勘違いしているアーティストが結構います。いや、アーティストではなく仕掛け人がいるってことなのかな。でも本来の紅白はそうではなく、皆が知る曲を聴きつつ一年を締めくくる番組だったはず。つまりNHK・視聴者共にナメられているってことなのかもねえ。ただ現実にはそうなっちゃっているので、やったもの勝ちなんでしょう。でもそれではほんの一握りの恵まれたアーティストしか話題になりませんし、安易に定番ソングを作っちゃうことで、それ以上広がらない感もあり...と、音楽産業全体からすればマイナスでしょうね。
無料ライブだったとしても、ただ漠然とやるようではいけないでしょうね。それこそ悪いとの評価をされては、立ち直れないかもしれませんからね。
関東ローカルで恐縮ですが、数年前まで「今までありがとう、いい葬式だった」というナレーションの、ある葬儀屋さんのCMが流れていたのですが、これ見るたび「お前は葬式マニアか!」とツッコミたくなる。イベントの良し悪しの評価もそれと一緒で、ある種の基準を持っている既存のファンならではのものです。
無料ライブを展開している段階では多くは駆け出しでしょうから、荒削り感はあって当然でしょうし、完璧なものは逆に長続きしないな...ってのがイベントマニア的な意見です(笑)。でもダメなものを「可愛いから全部許すw」じゃやっぱりダメで、ダメ出ししつつ理想の女の子に調教していきたい...っつーのが個人的なスタンスです(苦笑)。
それよりも、その場の不特定多数に「伝わる」「伝わらない」ってことの方が重要かなとは思います。
無料ライブといえども物販ブースは間違いなく用意されるはずです。
そこにたまたま居合わせた人は、興味がなければブースはスルーですし、興味があってとしても「また今度考えてみようと思う」と購入までには至らないかもしれません。元々そのジャンルの音楽が「好き」「嫌い」ってのもありますし、何処の馬の骨ともわからないアーティスト達ですから「こんなの買ったら後悔するかも」ってこともあります。自販機で初めて買う怪しげなジュースよりも随分と高い買物ですしね。
まあでもその段階で買ってもらえなくても、その後に活きてくることを期待したいところです。