「オタク」キーワード

なるほど、あの部分はエレンさんが書いたんですか!

ちなみに「歴史的背景」のそれより上の文章は私が書いています(苦笑)。

正しくは、おたく。
白夜書房刊の小判サイズのロリコン志向なエロ劇画誌「漫画ブリッコ」で、1983年6月号巻末のコラムから生まれた(当時若手ライターだった)中森明夫の造語(http://www.burikko.net/people/otaku.html)。1980年代初頭のコミケや漫画専門店にたむろする常連達が二人称に好んで使った「お宅は?」からヒントを得て、蔑称(差別用語)として定義されたもの。当時あった流行語「ネクラ(根暗)」の発展系と考えていい。掲載当時からその差別的な内容で読者からの評判は芳しくなく、僅か3回で当時編集長であった大塚英志から連載を打ち切られる。そのような経緯であったため、当時の読者以外からは殆ど相手にされなかった言葉ではあったが、1980年代後期あたりから一部アニメ・SFマニアの間で使用され始める。当時は、仲間内でのダメ人間ぶりを揶揄する表現で使用するに過ぎなかった。
ところが、M君事件*1で、その被告の趣味性の異常さからキーワードを探していたマスメディアがこの言葉に飛びつき、瞬く間に流行語となる。以降、その言葉に対するマニアへの迫害を恐れた中森と大塚との歴史的な和解もあり、ネガティブイメージを払拭するために「オタク趣味」を自らアピールする芸能・文化人も現れ、徐々に差別的用語から、主にインドア志向な趣味に精通する自分をアピールするキーワードに変化していった。

殆ど無傷で残ってますかね。
ちなみに上の「1〜5」の「中島梓」のくだり以外も書いた様な。こちらは雑多な定義をまとめ直した記憶がある。さらに「4」「5」はこちらで付け足したと思う。

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他のキーワードについても、私は出来るだけ中立的に書くように心がけています。例えば...確か「アイドル声優」も揉めていた気がするのですが、私が手直ししてから落ち着いたかな。

アイドル声優は、元来裏方的役目であった声優業の新たな活動スタイルといえる。ただ、性質上ビジュアルが重視されるがために、未熟なままデビューする者も多い。アイドル声優大量生産時代といわれる昨今、これからはビジュアルだけでなく、当然持っているべきである声優としての演技力を兼ね備えた者でなければ、生き残っていくことは難しいであろう。

修正以前は、上の文章がもうちょっとタイトな感じで書かれていた様な気がします。何故揉めていたかは編集履歴やコメントで判るかもしれないですね。
今しか知らない世代だと「アイドル」って言葉が「低レベルの」「駆け出し仕事の」みたいな感じに取られちゃうんですよね。どうしてもグラドルなどの新人タレントとダブって受け取られちゃう。初期の記述では「ビジュアル売りの声優」「下手な演技で、声優界の品位を落としている。」としか書いていませんでしたので...

ただ、当初は「人気声優」と同義だったはずで...ってのは、歌手も声優も変わんないですねえ。