Berryz工房と℃-uteの区別がつかない(その3)
下の続き。
今まで読むと、ちょっと話が混乱する嫌いもありそうなので、私の考えるところを強引にまとめます。
- 紅白を見て「ユニットの見分けがつかない」と感じるのは、アーティスト論としては自然
- ただそれをいいことに「だからハロプロはダメ」って言いたそうなアイドルファン(アンチハロプロな人たち)が悪用しかねない
- アイドルユニットに限らず、成功するアーティストは個の魅力の融合体
- 個の魅力を感じなければスルーした方がいい
こんな感じかな。
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でも、こちらサイドの言分「区別がつかないって、単に興味もってないだけじゃん」ってのも、私的には違和感あるんですよね。何か足りない部分があるんです。
と、ここまで書いてきて、それに気付き始めた人がいますな(笑)。
2つのユニットの違い。
その違いを究極的に言えば、、、
推しメンが居るか居ないか?
の違いだけじゃなぃかね?
うん、そうだね。
さらに...
ここまで書いて、気付いたコト。
人気が出てほしい!才能を知って欲しい!!
と、キャナやポッシボーを色々取り上げてきたけど、
“箱”で紹介しても、興味をもってもらぅのは“難しい”ってコトに気付いた。
「キャナの○○ちゃん可愛いから注目だょ!」
ってやらないと、引っ掛かってこないンだ!ってコト。
そうです!
結論としてそれを書きたかったんだけど、先越された。向うにコメント書き過ぎたかな(苦笑)。
ポッシはそれ(彼女達の素の性格)がブログあたりでも自然に表現出来ているので、初見でも予習ができるのですが、キャナはそこが課題なんです。
でも、可愛い子は他にも沢山いるから、スペックも含めると尚いい感じになるかも。「ツンデレ(=秋山)」とか「お姉さん系ドジっ娘(=諸塚)」とか「つるぺた(=誰?)」とか、マニア向けキーワードも添えると秋葉原周辺の人にも伝わりやすい。「巨乳でメガネっ娘(=橋本)」ってのも「こどものじかん」のキャラにおり最近人気急上昇のスペックかもしれませんし。
んで、話を戻しますが、紅白で「見分けつかない」ってのを解消する手段は、ユニットの差別化へ向うのではなく、メンバーの知名度の向上でカバーできるってことなんです。
例えばベリキューのどちらでも良いのですが、研音の志田未来みたいに名が知られている子が一人いたら、どうなりますかね?...多分に「あの子ってこのグループのメンバーだったのか!?」って認識をされるはず。
と考えると、ベリキューは「『個』で売るためのプロモーションに課題がある」と言えるんですね。
菅谷梨沙子の写真集がヒットした時、「ミステリアスな魅力を持った美少女がいる!」って仕掛けがあっても良かったんじゃないかな?...で、さらに「彼女はユニットでは○番人気で、実はもっとユニークな魅力の子がいる!」とか、そういう風にもっていけば良かったなあ...と。
ただ「ヒットした」ってことは、世の10〜20代の男性諸氏は彼女の存在を知っているということなんですが、それを裏付ける行為が欲しいんですね。例えば「めざましテレビ」の小特集あたりで取り上げられるとそれがより強く印象付けられるし、世の男性諸氏は「俺の女を見る目は間違ってないなw」あるいは「梨沙子は俺が育てたw」ってことになる。
この手法で上手くやっているのがジャニーズです。ユニットをメジャーデビューさせる際は「先行売り出し中」の子と「これから」って子を必ずバンドル(抱合せ販売)しますよね。
で、有名になった子を切り離したり、その子のせいで解散させたりしない。だからユニットにも愛着が生まれて上手くいくんです。
この逆パターンがオスカーのZ-1で、「上戸彩人気をグループにフィードバックさせて他の子も...」という手段をとらず、解散させ他のメンバーを切り捨てた。とすると「この事務所は売れる子だけピックアップしたら後は捨てちゃう事務所なんだ」「歌手デビューってタレントプロモーションのひとつとしか考えてないんでしょ?」という印象がアイドルファンに中に根付いちゃうことになるので、美少女クラブ21を立ち上げた時も殆ど無視されちゃいました。これは避けるべきですね。
またAKB48も当初は、ここで「ペテン師」と言われているプロデューサーのお陰もあり、前評判が悪く、当初は(私を含め)20〜30名程度しか見にきてくれなかったのですが、個々のメンバーが(騙されたのかどうか知りませんが)やる気を見せたことで、観客も魅力を感じ、その口コミで一気に広まったのが順調に進んだ一番の理由で、プロデューサーの手腕を支持したわけではない。何故それが言えるのかというと、当初は2軍制でタレント育成し他の事務所に買ってもらうことがシステムの骨格だったものを、状況によって変えていったから。
ただそれで味をしめたのか(あるいはクライアントに見放されそうなのか?)、AKB48自体を大きくしていこうと方向転換を始め、紅白出場を勝ち取った。ただ勝ち取ったのは「実績」ではなく、あくまでもプロモーション手段の一環(あるいは他事務所のハロプロに対するジャミング的効果)で、発表記者会見でも「1/1にアルバムが出るので買ってください」といった馬鹿丸出しな...というかプロモーションすることだけに必死な発言をしている。でも個人の魅力を伝えようなんて考えは多分にないだろうから、結果的に失敗するでしょうね。
ただ、この悪影響に引きずられる危険性がこちら(やアキバ系文化)にもある。出来れば登場時間の感覚を充分に空けて欲しいとは思います。