Berryz工房と℃-uteの区別がつかない(その2)

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akarikさん

女優は基本ソロ活動ですし、歌手はアーティスト単位での活動が主体ですから、その視点で判断されるhalftoneさんの意見は間違いではないんです。
ただ、それをいいことに「だからハロプロはダメwww」って言いたくてウズウズしてそうな周辺の人達の言動が、話をややこしくしている様な気がします。
以下、袋とじで。

パロディなので、後段は私の意見ではありません、念のため。

GLAYの例を出しているようですが、ユニットの個性が楽曲のレンジを狭めてしまうという意味なら、意見になっているような気がします。
無理に個性をアピールしない理由の一つは正にそれで、女優でも個性的な人ほど役柄が限定されがちになる...ってのと一緒です。グラビアでも個性的な武器を持っている人は後々までそれを引きずっちゃうのもそうかな。

「区別が付かない」のを吐露するのはまあよくあることですが、それを元に「エンタテインメントで区別を付かないものを送り出すのは、送り手が悪い」的な論に持って行くのは危険だと思う私です。

この逆パターンで「送り手が悪い」ということはあります。
例えばこちら(現NGP!)のTHE ポッシボーも当初「全員聖子ちゃんカット&眼鏡っ娘」みたいな売り方をしてファンの一部がブログなどを使って怒りまくったことがあります。まあ私もその一人ですが...そのお陰もあったのか、沢山の人が見に来てくれました(笑)。
要は「ユニットの差別化を図るがゆえに、メンバーの個性が殺されている」です。ハロプロ以外のアイドルユニットで失敗するものは大抵このパターンです。NGP!もキャナァーリ倶楽部が苦戦気味なのはこの理由かもしれません。キャナに五月蝿型のファンが付いてくれると助かるんですけどね。

そのポッシも新曲は(弾けもしない)楽器を持たされています。プロデューサーは盛んに「あてぶり」を強調してますが、客はプロデューサーを見に来る訳ではありませんから、初見の人が勘違いすると今後の活動が狭くなるリスクはある。ZONEもソニレコに楽器を持たされた為に、そのイメージが付き過ぎましたので...
サウンドプロデューサーとしては一流なんですが、タレントプロデュース的にはちょっと...ファンの要求よりもクライアントによってアーティスト像が左右されるんですね。モーニング娘。でも一時期似た様なことがありましたが(さて、なんだろう?)、比較的レアケースではあります。

ユニットの個性っていうのは企画段階のものであって、会議室で作られたものなんです。ただ現場ではそんな頭で考えたものがほとんど全て吹っ飛んでしまう。それに耐えられないと消滅するし、柔軟に対応出来るものだけが生き残る。
これはハロプロに例を求めなくとも、BEE-HIVEPerfumeでも説明出来ますね。スーパーモンキーズ安室奈美恵でも説明出来そう。
最後のに決め手になるのは『個』の力です。

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それと、興味云々ですが、「一般の方が何をきっかけに彼女(達)を好きになるか?」という『リサーチ』は、『印象』(感想・評価)とは別のところにあります。
まず、U-15ファン(ジュニアアイドルファン)には「16歳になったらさようなら」的なファンもいらっしゃると思います。で、ハロプロキッズファンもそうだと思ったら、実はそうじゃなかった...という点がまずひとつ。
また「売れたら俺の役目は終わり。次は誰?」ってひとも少数派です(エッグファンにはおりますが)。
この状況から、いわゆる1980年代末期の美少女ブーム以降の『アイドルウォッチャー』タイプではく、おニャン子や「花の82年組」以前のアイドル歌手ファンに近いことがわかります。

また『リサーチ』的な視点だと、Berryz工房℃-uteの違いや課題や今後の展望を具体的に説明することが出来ます。
が、商業誌がパクってネタにしそうな感じもありますので、今は避けます。

「批判」は「課題」であれば多分に非難も炎上もしないと思います。ただそれにはやはり『リサーチ』が必要ですね。ただ「このジャンルから見るとあちらのジャンルはおかしく見える」という『意見』は非難されるべきではないです。ただ双方にはアンチがいるのでねえ...