Berryz工房と℃-uteの区別がつかない

 私は世間一般の方よりアイドルに対して興味も知識もあるほうだと思いますが、未だにこの2つのユニットの区別がつきません。どちらも同じような「可愛い女の子が沢山いるユニット」にしか見えないです。せめて音楽性を変えたり、衣装のイメージを変えたりするべきかと思うのですが。

アイドルマニア的には「どう仕掛けていくのか?」といった部分がどうしても気になると思うんです。どちらかというとプロセスを楽しむ傾向がある。
そうするとユニットを中心に考えてしまうと思うんです。

ただ、「初体験がおニャン子だった」「チェキッ娘だった」といった「可愛い子だ沢山いるよ!わーい!」なケースを除くと、アイドル原体験の多くはユニットではなく、その中の「個人」かなと。
例えば、学校で漫画雑誌を回し読みをしていて、少年マガジンのある号の表紙の女の子がすごく気になってしまう。あるいはTVを何となく見ていたらCMにスゲー可愛い子が出てきたので必死になって調べた...といったケースの方が殆どかなと。

ハロプロファンになったきっかけの多くはこのケースに入ると思います。
もしhalftoneさんがこの2つのユニットで気になる子がいれば、その子を中心に追っかけていけば良いし、そうでないのならスルーでよろしいのかと。
そうではなく、音楽が気になるのでしたら所属事務所が「Dohhh UP!」というYouTubeライクなサイトを運営していますので、そこの「Music」がおすすめです。

熱心なファンにしか区別がつかないユニットの存在というのは、現在のハロプロの「ヲタ(コア)相手の商売」の象徴かと。

いえいえ、甘く見ないで欲しいです。
例えば写真集は、実はグラビア界のトップアイドルや、旬の若手女優や、話題の写真集にも肩を並べています。

一例はこちらです。
これはセブンアンドワイ(Yahoo!ブックス)のランキングです。
ここは年齢別、地域別が公開されているので非常に参考になります。
「アイドル写真集カテゴリ別」以外は総合チャートです。
注目すべきは20歳未満で、この年代は参考書や小説やゲーム攻略本が強いのですが、その中で7位なんですね。ハロプロ系はDVD付きということもあり、2,800円以上するので、未成年には高価な買い物なのにです。

これも参考になるかな。20歳未満で3位です。男女混合ですので、20歳未満の男性だと多分に1位でしょうね。このレベルだともう「男子高校生がかなりの割合で彼女の存在を知っている」と言っても過言ではなくなりますね。

アイドルマニア的にはTBS「ランク王国」のランキングが割と有名で、あそこではハロプロ勢は弱いですが、あれは専門書店がメインで、イベント等で稼いだアイドルが有利だと思うのですが、そういったタイプのアイドルはこの手の総合チャート(の20位以内)には殆ど入ってきません。
なので、ターゲット層が違うんです。

ちょっと戻ります。

思えばかつてのハロプロのユニットはメロン記念日カントリー娘。ココナッツ娘。等どのユニットもはっきりした個性があり、区別がつかないなんてことはありえませんでした。

これらのユニットについての共通項は、デビューした際にユニットの個性を強めたが為に一般受けせずに、ただそれでも事務所は捨てずに育てたことで、本当の意味で個性が出てきましたが、それって大体共通して20歳前後なんですよね。
そちら方面も含め、若手女性タレントって大体2度ほど「壁」がありますよね。一つめはU-15の「壁」で、子役やモデルからアイドル女優になれる子とそうでない子がいる。そして19〜20歳前後の「壁」。不思議とここからグッと伸びてくる子がいる一方で、ピークを過ぎて下り坂になる子もいる。

まあ、そんなことを考えると、見えてくるものがあるんじゃないかな...と。