モーニング娘。/CD「みかん」反省会(その2)

続き...なんですが、本題に進む前にレスレス。

はっちまんさん
基本同感です(笑)。
細かい部分をブーストさせる感じで取り上げてみます。

でも、二つの点で残念なのは、モーニング娘。は高いダンスと歌唱に裏打ちされた音楽グループだったはずだと思う。

初期はハーモニーを売りにし、ラブマ以降はキャッチーさを売りにしたダンスソングユニットになりましたが、今はそのどちらの売りでも無い気がします。
まあ、どちらにしても曲本位ですね。
つんく♂さんは割と季節によって曲の趣きを変えてきていて、娘。だと春先に佳曲が割とあるのですが、楽天のイメージソングが「THE マンパワー!!!」ではなく「SEXY BOY〜そよ風に寄り添って〜」だったらちょっと歴史は変っていたかもしれませんね。

その点で矢口真里藤本美貴、もっと言えば彼女達の離脱を正当化したアイドルとしてという職責が今回の悲劇のはじまりに思います。

それは『問題点』として掘り下げようとしていたことのひとつです。
先に書かれちゃった(笑)。
恋愛スキャンダルで辞めてしまうのは他のメンバーに迷惑をかけてしまう...といった理由があり、それを責めることはしませんが、矢口真里が辞めた時のコメントに確か「アイドル」という文字が躍っておりました。

論理的に説明すると、彼女が言うところの「アイドル」は、私は書いた「アイドル」キーワードの「人気者としてのアイドル」ではなく「コントとしてのアイドル」なんです。間違った解釈がマズかったですね。自分一人の問題なら良いんですが、残されたメンバーたちをも「コントとしてのアイドル」と定義したことに等しい。これじゃあ他のメンバーは何も出来なくなる。

とまあ難しいこと書くと判り難いのでシンプルに書きますが(笑)、計画性のある卒業ではなく、ふいに辞めさせるってことがあり得るユニットならば、例えばCMの仕事や、録画番組のレギュラーについて制作サイドはかなりのリスクを感じるはずです。
よって、現状では「モーニング娘。○○の〜」といった自前番組かイベントに限られてしまっています。

AKB48とか立派じゃないですか。なんでも同じアルバムに同じ曲を20曲いれるとか、音楽としては邪道ですが、アイドルとしては王道でしょ。

職業としての「アイドル」だとそうですね。
ただやはり「アイドル」ってのは、後付けであって欲しいんですよね。

以下は特定のアーティストに限った話ではありませんが、見せかけだけの人気でも、地方の人や一般視聴者・リスナーを騙す方法はいくらでもあります。オーディションの応募総数を改ざんしたり、イベントのサバを読んだり。スポーツ新聞だとどこもはかったように「会場は2000人のファンで一杯」ですしね。
また、私も経験がありますが「販促協力会社」に委託してCDショップ(CD/DVD)や書店(書籍)を買い戻すとかも実際に行われています。
あとは、朝の情報番組にCMをバンバン流すことですね。そうすれば芸能コーナーで扱ってくれるようになります。昨日の「めざましテレビ」では「DIME大賞」みたいなのをやっていましたが、これは小学館がスポンサーだからです。
ハロプロ2chがある意味内部告発の場になっていますので、何かあると直ぐに問題視する。そういう部分でも事務所は身動きが取れないんじゃないかなあ。
「糞事務所」っていうのは楽なんですけどね。

モーニング娘。を旗艦とするかしないか明確にする

どちらにしても、1位をとるまでは卒業・加入を封印すべきでしょうね。
オーディションはavex方式(現場持ち込み方式)と事前応募では3〜5倍程度の開きがありますが、前回よりも数が減ることは確実でしょうし。

私的には、℃-uteも武道館クラスで出来るようになると、アリーナクラスのユニットが3つになる。エルダもジョイントなどのお祭り効果などを利用して、出来れば全体で5パターン程度でアリーナ公演を実現出来れば、もうワンステップ上に行けるはずです。
そうすればモーニング娘。も、楽曲でかなりの冒険ができるはずなんですけどね。

モーニング娘。からBerryz工房℃-uteへのソフトランディングを設計しているのはわかります。でも、その人たちも確実に10歳齢を重ねています。いつまでもファンやってられる人は希少なはずです。

今の課題はCDを売ることもそうなんですが、予備軍をいかに作っていくかなんです。

私もはっちまんさんも多分に現場に行けるようになったのは、アルバイト料なり給与を貰ってからですよね。
じゃなかったらお年玉か、小遣いか...なんでしょうが、連れてってもらえる小学生までは良いのですが、中高生は病気じゃないですが「潜伏」してしまうんです。
その為には大会場の後方席は安くするなり、割り引くなり、行けなくても安く手に入る媒体を用意するだとか、CDイベントをもっと広く浅く参加出来るようにするだとか、そういう部分をなんとかして欲しいんですけどね。

でも、作り手への失望…  この5年アップフロントの失ったお客さんは、タレント以上に事務所に失望したことが多かったのではないでしょうか?

コアなファンは知りませんが、一般リスナーは楽しければまた戻ってきますよ。
一般人はあんまし考えていないと思います。
逆にそういう人たちを楽しませてあげることが出来る、数少ないユニットなんですよね。
それはレゲエやヒップホップユニットでは難しいと思います。

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次回は今回取り上げなかった問題点を探っていきたいです。
続くかな?