須藤茉麻、THE ポッシボー/つんく♂講演会@高田馬場ESP学園本館B1

つんく♂ベスト作品集(上)『シャ乱Qモーニング娘。』〜つんく♂芸能生活15周年記念アルバム〜」の発売記念イベントに行ってきただよ。

昨夜レポをせっせと書いていたんだけど、レポと感想がごっちゃになってしまい、収拾がつかなくなってしまった(苦笑)。
とそこに、某掲示板にレポが掲載されたということで、それをなぞりながら、足りない部分を補っていきたいなと思います。
(見た感じ誤解を与える表現はありませんし、削除する必要はないですよ。)
引用してくれた文章は茉麻ファンなのかな。俺も茉麻スキスキ大好きだけど、今回はつんく♂さんの後援会なので、つんく♂発言に気を取られていて、茉麻との会話は今一追いきれなかったので、すごく助かります。ありがとう(笑)。
以下、袋とじで。

まず、客構成は9:1で男性ファン。男性客は茉麻ファンとポッシファンのハーフアンドハーフといった感じでしょうか。
女性客はつんく♂ファンでしょうね。1部も2部も両方見たい...って感じなんでしょう。
つーか、知人がとうとう誰もいなくなっちゃったね(苦笑)。新人公演やデリステでは初期からの熱心なエッグファンはまだ沢山いるのになあ。ポッシ...というか秋山・諸塚・橋本の初期ファンはどうしちゃったんだろうねえ?...まあ、俺もその一人だが。

さて始まりました。
ちなみに私は、須藤茉麻0.333ズレでしたが、横向いていることが多くて横顔ばかり観察するハメに。でも茉麻と一緒で幸せだな*1

その二郎さんから「この講演の内容は、ブログやmixi2ちゃんねるでネタバレしないでください」という注意がありましたが、でもそんなの関係ねぇ!

既出な話も結構あるので、出しても問題ないでしょうね。
ただクッションだけはオフレコだと思います(苦笑)。というか意外とデスクワーク多いですし、この年齢だと珍しくはないと思いますよ。
以下、つんく♂さん=♂とします。

プロデュース論

つんく♂)<あー、出来ましたー、桃子が出来ましたー、みたいな

♂「うーん(踏ん張るポーズ)...ズポッ!(両手を前に差し出し)嗣永桃子が出てきました!」みたいな感じですね。場内がドッカーン来てました(つんく♂さん風表現)。MCの二郎さんは汚いことを連想したのか「やめて下さいw」みたいな感じでしたが、♂「産んだんや」みたいなフォローを入れておりました。
♂曰く「プロデューサーは2つの仕事に分かれていて、『音楽プロデューサー』と『アーティストを採用して、こんな曲を歌わせるということを考える人』の2種類いる」とのこと。♂は前者とのこと。
(編注:つんく♂さんは後者について説明しませんでしたが、海外では「A&R(アーティスト&レパートリー)」と呼ばれています。日本では確か「A&Rマン=広報宣伝マン」っぽい扱い方をされていて、後者の仕事は「デレクター」と呼んでいるかもしれないですね。なので説明しにくかった印象です。UFGだと事務所所属=UFW所属みたいな感じになるので、UFWでのA&Rは山崎さんや瀬戸さんといった経営者級になっちゃいます。TNXではA&R的な仕事もやっていきたいんでしょうね。)

話は「アイドル」に移ります。
(これも割と既出な話ですが)♂発言のアウトラインは「俺はアイドルとしては作っていない」「最初からアイドルってのはおかしい」「スターに置き換えるとわかる」「『今度スターになります誰々です』とは言わないでしょ?」「そう考えると『グラビアアイドル』って言葉はおかしい」とのこと。
(編注:これは私の持論と同じですね。意見合うなあ(笑)。)

プロデューサーは具体的にどんなことをやっているの?
次にレコーディングの話だったかな。
各メンバーは3テイク程度は録音する(残しておく)とのこと。で、そこから使える部分をトラックダウンしていくとのこと、♂「それを君たちが帰った時にやるんやで」茉麻「私達が帰った後もそんなに仕事があるんですか!?」♂「俺が鶴やったら羽一本もないで」とのこと。
ギターは初期のテイクの方が良い場合もあるとのことで、ミュージシャンは「もうちょっとやりたい」と納得いかないそうなんですが、それを納得させることもあるといった苦労話も。
ミキサー卓の使い方は「自分は専門学校で習った訳ではないが、ある師匠から教わった」とのこと。エアギターっぽく卓の使い方を実演してみせる。使い方は大胆だと思われているらしい。
「今はマシン(Pro Tools)で直せるので、ちょっとした失敗テイクでも面白かったら使う」とのこと。

何に一番こだわっているの?
LOVEマシーン」を題材にあれこれ説明。といっても手順よりエピソード中心の展開。
まず、矢口真里の最後のフレーズの話(これは引用元に書いてあるので省略)。
そしてラブマのダンスの話。最初の振り付けが格好良過ぎて変えさせたという(割と既出な)エピソードについて、♂「新曲を3回くらいレッスンするとどうなってる?」茉麻「もう完成してますね」♂「それをやり直しさせたらどうなる?」茉麻「すごいショックです!」。
その後VTRでASAYANの映像を。「意味無く笑わないようにすることを心がけた」とのこと。
またPVも軽く紹介。確か「シースルー映像」と呼んでたな。何を意味するのかはちょっとわからなかったけど、CGとの合成映像のことなのかな...そのあたりの話ですね。また「今までは一つの衣装で撮るPVが多かった」ので「逆に次から次に衣装を変え、さらに衣装の流れを気にしないようにも心がけたと」のこと。

その後「プッチモニ」衣装、リリー・フランキーさんがデザインしたTシャツなどを説明。
次に、ミニモニ。のエピソード。「『ミニモちゃん』のデザインの原案(下絵)も自分」とのこと。これは私的には初耳ですね。着ぐるみの顔の部分は当初ウサギの口で、そこに顔をかいたら着ぐるみになったんだとか。
さらに、ウサギ繋がりで美勇伝のバニー姿の写真も。この曲はツアー用に考えた曲なんだそうで、おへその菱形の部分に、つんく♂さんのこだわりがあるんだとか。

オーディション論
次にオーディションの話。
娘。オーディションの話は登場せず。
詳細は引用元の通り。
(編注:つんく♂さんはキッズオーディションでは2次からの参加と説明しておりましたが、他のオーディションも知る限りはそうですね。また別室での遠隔操作は久住小春のオーデの際も似たようなシーンがありましたね。あれはテレ東で行われた3次か4次だったかな。)
そして顔の話となり、瞬間的にインパクトを感じる顔があって、そういった子を残しているそうな。
また女優と歌手とグラビアでは求められる顔が違うという話。歌手は歌があっての顔で、女優はドラマがあっての顔なんだとか。「女優顔がこっちに来てもあまり上手く行くことが無い」とも。

須藤茉麻のアンケートコーナー
ここでは何故か須藤茉麻が立ち上がり、自分の書いた詳細を説明。

Q2.「つんく♂さんのアドバイスで出来るようになって嬉しかったことは?」

つんく♂さんインベーダーゲームの真似してましたね。
♂「でも今はリズムのとり方が上手くなった。16ビートとれてるんで。他の子はまだとれていない子も多いんだけど、茉麻はとれてる。でもこうなったりすることはまだあるけどな(変なオーバーアクションをする)」茉麻「(苦笑)」みたいな会話もあったかな。

Q3.「つんく♂さんに言われて、なるほどと目からウロコが落ちた言葉は?」
【リズムをとる時は、つま先に重心をかけることです◇◇】

実演は二郎さんを使ってやってました。かかとをつけると前後に押すとよろめいてしまう。つま先立ちだとよろけないといった実演ですね。またかかとをつけるとダンスがワンテンポ遅くなってしまうとのこと。「この差が2年程度でダンスに現れる」とのこと。
(編注:佐紀さーん清水佐紀さーんのダンスがやたらと上手いのも、ここに秘訣があったんですね。)

Q4.「つんく♂さんに“そこは見逃してよ”と思ったエピソード」
【かみの毛です・・・】

髪の毛を隠すと遠目から見たら可愛く映るけど、表情が暗くなってしまうので、せめて片一方は出して欲しい...といった話だったかな。

Q6.「つんく♂の発想にびっくりした瞬間は?」
【コマネチです】

2006年夏のハロコンでバックで踊っていた「ハレーションサマー」の振り付けについて。当時のココナッツ娘(この頃って「。」付いてなかったよね)にやらせようと思ったが「コマネチ」が伝わりきれずに断念。それを念願かなって再現出来た形。それをステージ上で再現。音楽も予め用意されていたようですね。ハロコンDVDで確認出来るかな?

Q7.「つんく♂さんを面白いな〜と思ったことは?」
【“キリストを信じなさい”って手までつけて言っていたのが以外だなーと思い面白かったです】

♂「俺仏教徒やんw」とのこと。
PV撮影を見に来た♂が、場の雰囲気を和ませようとして発した言葉だったようですね。
(編注:今の子は「あなたは神を信じますか?」ってのは知らないのかもね。)

次に“デジカメでRH(リハーサル)を撮っていること”について。
つんく♂さんはけっこうな枚数を撮っているらしく、これはシャ乱Q時代にいわゆるオフショットをあんまり撮っていない反動でした。要するに単純に記念として残しているそうです。

これは、単純にブログのネタという事もあるそうなんですが、ビートルズの記録写真がいまだに再発掘されていることにヒントを得てやっているとのこと。私もビートルマニアなので、よくわかります(笑)。ただ近年家族写真もとらない傾向があり、現場を見ているとそういう雰囲気があるようなので、なるべく撮るようにしているとのこと。ただそれを何に使うかといった具体的な話はまだ無さそうでした。

レコーディング・PV論
LOVEマシーン』PVの話はこのタイミングだったっけ?...ちょっと記憶があやふやだな。

つんく♂)<(ステージ袖にいる)おいポッシボー、みんなやってるか?

ポッシメンうなずいておりました(編注:上手から待機中のポッシメンの姿が見える)。♂「おお、みんなそうなんや」。

茉麻の最後の挨拶
茉麻の退場前の挨拶は告知から始まったので♂驚く...驚きながら感心していた様子でした。告知は「新曲をよろしくお願いします」というもの。その後今日の感想(「緊張したけど楽しかったです」)。で、退場。スタッフから手渡された台本をきちんと持って帰る礼儀の正しさに感心。

THE ポッシボーミニライブ
その後、THE ポッシボーのミニライブ。
ポッシはずっと袖でトークショーを見ていた様ですね。
新曲と1stシングルの2曲、自己紹介など。
3〜4ヶ月ぶりのポッシメンでしたが、うん、ビジュアル的にはスレてないですね。良いことだと思います。
曲が終わってMCが「ありがとうございました」と締めた時につんく♂さんから「なんか告知無いの?」とメンバーにツッコミを。これは先ほどの茉麻の告知を思い出したのかな。ちょっと間をおきロビンが代表して正月の「つんく♂THEATER」の告知を。これは即興だと思うけど。偉いね。
それと、ライブでは「Oi」やMIXといった奇声を上げる人は皆無でした。数割のポッシファンが静かにフリコピしているだけですね。「偉い!」と言いたいところですが言わない(笑)。TNXヲタ(特に非ハロプロなアイドル歌手ヲタ)はこの手の一般人も来るイベントが主戦場だからってのもあるんだよね。

エンディング
最後にMCと♂のみで挨拶。
「今、全般的にCDが売れない時代になっている」「それでもやっていかないと仕方が無い」「ここにいる人もこういったアーティストがいなくなると困るよね」「アーティストを応援する為にも是非」...といった話で締めくくりました。
これについては私も思うことがあるので、改めて書きます。

...といった感じで大体90分程度のイベントでした。
あ、握手会とかはありませんし、物販もありませんし、知り合いもやっぱりいないので、とっとと帰る方向で。

帰り際に2部の「まことショー(だったっけ?)」の列が出来つつありましたが、こちらはシャ乱Qファンの女性が殆どのようでした。

感想ですが、出来ればQ&Aコーナーみたいなものも欲しかったです。
今回はプロデュース論なのですが、コンポーザー論的なものもあったら良かったですね。またビートルズの影響についても聞いてみたかったです。「ラブマの法則」と「ポール死亡説」の関連性とか。まあこれは次回にでもやって欲しいですね。あるかな?

*1:また始まったよ。