後藤真希/後藤真希LIVE TOUR 2007 G-EmotionII〜How to use SEXY〜@パシフィコ横浜国立大ホール(その5)

トラバレス系。

fmさん

そういう人がネットではよくも悪くも目立つ、というのならなんとなく分かるんですけど。

「サンプル数が男性と比較して圧倒的に少ないので、そう見えてしまうのかもしれないのでは?」と問われると、そうですねえ...としか言いようがないです(苦笑)。

2年以上前の話ですが、ブログブームがあり、当時テキストサイトと呼ばれていた男性マニアオンリーだった世界に、女性ファンが台頭してきた時期がありました。女子オンリーのアンテナも出来ましたよね。
その頃自ら「♀ヲタ」と名乗ってアクティブに書いていたメイン層は、あややブームの影響下にあった層と、ベリに興味をもっているリアルキッズ層(リアル小中学生の女の子達)、そして王道でもある娘。ファン層でした(OG含む)。

その中で安倍なつみ後藤真希ファンは彼女オンリーの話題中心だった(あっても先輩後輩的位置付けだった)のに対し、松浦亜弥藤本美貴吉澤ひとみ石川梨華ファンは、半ば公認の仲であるもう一方の話題を含めて書き綴っていた記憶があります。
似たような雰囲気は、5期6期メンバーのファンにも感じました。

人口比と照らし合わせても、ビアン的視点やプチレズっぽい感覚を楽しむ傾向は少数派で、推しメンの大切な親友という立場で一緒に推している感じですね。アンチ視点ではない対等な関係。ちょうどガッタスがスタートした時期とも重なりましたので、友情的なものはテーマにしやすかった時期だとも感じます。

まあ、これは女の子オンリーの世界であることの特殊性もありますので、それだけを狙って世間にアピールしても逆効果かもしれません。それだと18禁と大差なくなりますからね。ただその部分が自然と滲み出てくる世界観は好きというのは男女問わず共通なのかな?...とは思っています。
違いは性的な行為まで妄想するかどうかの部分だけかと。

ごっちんだけに限っていうとそこからずれるのでは?と思われるかもしれないですが、ごっちんはセクシー路線やるからこそ、もの凄い彼女のかわいい部分が強調されてきてると思うんですけどね。男性がかわいいアイドルでいてほしい像は、女性がなってみたい像とはやや異なると思うのです。女は欲張りですから、かわいいも奇麗もカッコイイも全部欲しい。男受け路線ばかりでは女性に受ける路線には、かなりなりずらいと思うんですよね。まあそうなるとハロプロじゃなくていいじゃん、になってしまうんですけど、ハロプロにはこの路線もいる、となれば興味を持ち、入りやすいとも思います。淋しいけど正直今ハロプロっていう肩書きが、そんなにスゲーっていう肩書きでもなくなってると思うので、あえてそこの臭いが薄いのもアリではないかと。

これは、「モーニングコーヒー」のアイドルチックな路線が大衆受けしないと判断し、「サマーナイトタウン」路線に切り替えた...ってのと結構似ていますよね。その「サマーナイトタウン」がカラオケで支持されたことが後の「LOVEマシーン」の大ブレイクに繋がっていきます。
ただ、大ブレイク後は、過剰なまでにキュートな路線のプッチモニとか、セクシー路線だったタンポポをアイドルチック路線に変更させたりとか...そういう歴史の上に今が成り立っているんですよね。

多分に後藤真希を再ブレイクさせる際も、そんな感じで攻めてくるのかな...とは想像しています。まあ突然「手を握って歩きたい2008」みたいな曲をリリースするとも思えませんので、周りには色んなタイプの子がいるんだよっていうアピールで充分なのかもしれません。彼女目当てでライブ(ハロコン)に来てBerryz工房とか美勇伝とかを見て「こいつら何者w」って思ってもらうだけで充分かなと。

あと、w-indsが云々という話は、さほど詳しくないので判りませんが、韓国での指標は「美しい」「力強い」「技術面で優れている」という方向に傾きがちで、「韓国の音楽『芸術』をアジアに広げよう」より「韓国の音楽『産業』をアジアで席巻させたい」という風にこちらからは見えてしまいます。リンク先の論調も正にそれですよね。これって、アートじゃなくってインダストリアルデザインに近い発想かもしれません。

その面ではテクニカルな面でも秀でている後藤真希の魅力は伝わりやすいのですが、道重さゆみの魅力は多分に伝わり難いのかなあ...なんて思っています。だから韓国をスルーして中国なのかな?...なんて思ってもみたり。