近況系(2007.06.29)

中川翔子の新曲(YouTube)が好調のようだが、プロモを見て買う気が無くなった。
理由は、やっぱソニレコだってことに尽きる(苦笑)。

学生時代からの付き合いであるアニヲタの友人宅に2〜3ヶ月おきのタイミングで遊びにいくのだが(お互い週末は多忙なのでなかなかタイミングが合わない)、最近の恒例となっているのは新作アニメ主題歌チェック。多い時には2〜30本くらい見る。1990年前後のあたりから漫画・アニメ・特撮ヲタの方はやめちゃったのだが、音楽好きとして、(こちらからアプローチしない限り聴くことが困難な)あちら方面の音楽の動向も抑えておきたいってこともあるので、とても助かっている。
その中で好んでピックアップするのは概ねアイドルポップス系楽曲なんだけど、結構な割合で聴かされるのは今回の彼女と同系統のアニメ流J-POP作品。
個人的には右にならえの没個性な曲にしか聞こえないのだが、何故かこの手の曲がウケるし意外と売れている。声ヲタとアニヲタは違うって意見を言う人も多いと思うんだけど、このことでも説明がつくかもしれないな。

んで、中川翔子はアニメのタイアップソングを歌っているのだけど(前作もその前もそうだったかな)、彼女自身アイヲタ・ハロヲタでもあるので、上手い具合に掛け橋役になってくれるのかな...と期待していたんだけど、結局この手の曲を歌っちゃったか...という印象。
知る人ぞ知る名曲「不思議の国のスイートミント」(参考YouTube)みたいな曲を歌ってくれたら、諸手を上げて万歳するんだけどなあ(苦笑)。

んで、今まで然程気にしていなかったんだけど、彼女ってソニレコだったんだね。
ソニレコは私的には一番嫌いなレコード会社で、それは何故かを端的に書くと、業界スタンダードを作ろうとする反面、売れないと判った途端、手のひらを返すように今までの関係をバッサリ切り捨ててしまう会社だから。
例を挙げると、1991年頃にアイドル歌手のリストラがあり殆どが首を切られたこと。その後に仕掛けたガールポップ路線が上手く行かず、これも投げ出してしまったこと。
(その一方で、首を切らず粘り強くリリースを続けていったビクターのアイドル達の多くはブレイクしていったんだよな...)
近年ではZONEも首を切られてしまったよね。裏話も含んでいるので語れないのが悔しいけど、生い立ちなどを考えるとちょっと可愛そう過ぎる。

そして現在はアニメタイアップでガールシンガー(玉置成実高橋瞳)を売り出しているが、指標はあくまでも売れるか売れないかで、彼女達の将来像なんてこれっぽっちも考えてもいないだろう(事務所が有名どころだからそれでも持っている部分はある)。
その延長で中川翔子を売り出す...言い方変えると利用してきた...ってことなんだよな。

何でスターチャイルドとかランティスとかTNX(苦笑)とかにしなかったんだろう?

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まあ、ここまで書くと「つーか、Zetimaもソニレコじゃんw」ってゆいたいですよね。
でもこの場合のソニレコはディストリビュータの立場で、リリースや契約の判断はUFGの手の中にあるので、そういう意味では安心はできる。ただ、そうだとはいえ営業活動はソニレコのチャネルで行うのだろうから、そこで「こんなもの売れねーよw」って判断されると困る部分はある。

私的には出戻り(ワーナー)は無理だとしても、東芝EMIかビクターかコロムビアあたりにディストリビューターを変えて欲しいとは思う。
ただユニヴァーサルは避けて欲しい。寄り合い所帯で個々の営業は弱そうだから。
avexは生理的に嫌いだから(笑)、ここも避けて欲しい。

あれ、いつのまにか提言系シリーズになっちゃった(苦笑)。