事務所の再教育について(その3)
久しぶりに続きを書きます。
今朝の話題ですが、私的には恋愛自体について、ああだこうだということはありません。
事務所も対外的にはスルーしていいんじゃないでしょうか。後はさんまさんあたりがフォローするでしょうし。
ただ、多くの方は「今まで散々同じようなことを繰り返して何にも成長していないよな」って思っているのかと。さらに他社のご意見番系タレントさんが「仕事に対する自覚が足りない」的な話をするかもしれないですね。
でもそれって『本人の自覚』や『事務所の管理が云々』といった表面上のものではなく、内面的に『ここでは自分の将来像に可能性を見出せない』ってことの裏返しなのかもしれません。
要は「私は何やっているんだろう?」「私の最終目標って何?」「今頑張ったって結局報われないんじゃない?」って考えているお年頃のメンバーはもっといると思いますので、これからも雪崩的に発生すると思います。
あまり読む時間もないと思うので手短に書きますが、具体的にはエルダの子でブレイク感がある子が一人もいないことが。こういった状況を生むひとつの要因だと考えています。
あ、でも里田まいがいるか(笑)。ただバラエティという本線ではないところでの活躍ですから、あれだけを見ている小中学生はハロプロに憧れを持ったりなんてしないでしょうね。
また、このようなことが起きないようにすることが『教育の徹底』なんだろうけど、『教育』にはその目標が必要ですよね。目標は「良い子ちゃんになりましょう」じゃなくって「スターになりましょう」ですよね。いくら教育したところで、エルダの状況がこれでは何の効力も発揮しないと思います。
以下はつまらない話なので、お手すきの方だけどうぞ。
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ちなみにこれってUFAだけの話ではなく、業界全体の症状でもあります。「アイドル冬の時代」を経験したファンなら理解していただけると思いますが、あそこから這い上がってきた子って、18〜20歳あたりでデビューする子が多かったですよね。和久井映見さんしかり、加藤貴子さんしかり、永作博美さんしかり。アイドルとしては芽が出なかったけれども奮起してがんばっていた末の結果です。
またこれはavexでも同様で、浜崎あゆみさんとか持田香織さんとか、アイドルとして一度失敗している子のセカンドチャレンジにパワーを感じますよね。
これって上の年齢になればなるほど『芸能界に就職する』という覚悟が出来ているからなんだと思います。前出の里田まいは心機一転感が強かったのが上手くいったと思うし、これは和田社長が手掛けているタレントたちにも言えること。それと、永らくくすぶっていたavexの倖田來未さんも里田まいタイプに近い。
そういう子の多くは何をしたらマズいかが理解できています。
逆にダメになっちゃう子は比較的低年齢で表舞台に登場するタイプが多い。芸能界のご意見番さんの事務所は大手だから不良在庫を多く抱えちゃっていて、それが時々悪さをする。avexでもスクール上がりの若い子たちは意外ともろい。
これ以上書くと長くなるのでアレですが、これは女優界でもグラビア界でも言えますよね。
そうなるとお決まりで登場するのがジャニーズ事務所ですが、確かに辞める子も多いけど、残った子が確実にスターの道を進めるっていう道筋があるのが羨ましい。またその辺りの演出が上手いから、ファンも辞めないし、次から次に人材が集まる。
ただこれも成功したのはSMAPやTOKIO以降で、光GENJIまでは上手くいかなかった。その当時ミュージカルや演劇に活路を見出していた状況は、むしろ今のハロプロに近かったです。
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話をハロプロに戻します。
そう考えると、キッズ系ユニットのメンバー達の殆どが確実にこの壁にぶつかります。ファンはその頃に登場しているであろうロリロリユニットに乗り換えればいいだろうけど、残された彼女達はどうなるのか?...そう考えると5年後あたりの状況はもっと悲惨なものになります。
何をすべきなのかはこれ以上書かなくてもファンなら解るでしょうが、とりあえず書いておきます。
エルダ世代から『歌手』でのスターを作ることがまずひとつ。再ブレイクさせるかニューカマーを作り出すかは、どちらでもいい。*1
それと出来ればベリキューは娘。スタイルではなく、メロン記念日のようなスタイルで突き進んで欲しい。人数が減ることによる加入はOKだけど、(引退以外の)卒業はさせないという意味で。また概ねメンバーが18歳を超えた以降のメンバー新加入は止めた方が良い。
その中で時間をかけて20歳以上のプランを練っていくことが大切だと思います。なのでCDリリースラッシュのような消耗度の激しいものではなく、各人の活動も重視しないといけないです。そうすればいわゆるスーパーユニットが作り出せます。
そしてモーニング娘。
まず卒業について「人数を減らしたい」「新しい子を入れたい」というのがミエミエなので、もうちょっとまともなプランを練って欲しいところ。
また卒業の時期についてもうちょっと考えるべき。Wのような年齢での卒業はやはり失敗だった。娘。内ユニットで充分だった。ただ人数が増えすぎたことでそうなったので、本人達を責めることはできません。これは完全に事務所の戦略ミスだと思います。
またカウンセラー的な存在が欲しい、専門分野の方でもいいのかもしれないけど、ジャニーズにおける東山さんのような存在がいて欲しい。
以上です。
これは別のコラム(単にエルダの再選論的なもの)として考えていたものを、組みなおしてアップしたものです。エルダはもうちょっと具体的にどうしたらいいのかっていう点まで考えていましたので、気が向いたらアップしようと思っています。