今回の件での事務所の対応について(その6)

またまたまたトラックバックレス。

*******」さん。
ネタや皮肉っぽい文章にもマジレスしていますが、批判している訳じゃないからごめんね。

おかねウワーイ!

そういえば思い出したけど、俺の父方の実家は「たばこ農家」なんだよなあ(苦笑)。
ちなみに俺は一切吸わない。前に奥さんが仲間にそそのかされて吸い始めたことが過去二回ほどあったけど、ビンタ食らわせて止めさせました。意外に熱血漢だな、俺って。

『加えて、未成年者の喫煙は法律によって禁止されています。』の説明が超不十分!

「喫煙は自己責任ですがご自由に。」→「だけど子供は成長の妨げになるかもしれないからまずいだろ。」→「じゃあそれを防止する法律を作ろう。」→「防止だと防ぎきれなかったらOKってことになるから、禁止にでもしとくかwww」っつーことだと思います。
んで...

JTの基本的考え方「未成年者喫煙防止」

...からしても「未成年者喫煙禁止法」の本質は「未成年者喫煙防止」法だと。

アイドルであるからにはステージに立つ事がファンには償いになるのかもしれないが、会社や他のメンバーにとって償いになるのか?

「償い」は許しを請う行為ですが、そもそも「許す」「許さない」は、その人の立場と社会情勢、ならびに精神状態によって如何様にも変化します。なのでまずは当時の経営陣が冷静な精神状態でいられたかという側面もあります。「表に出なかったらひたすら隠す」体質と「表に出たら即切り捨てる」体質の根本は同じかもしれません。
それと、私は今回の件で他のメンバーがどう考えているとても知りたいです。ただ、会社側が早々にこのような態度をとったことで、本当のことは何も言えない状況になっているかもしれません。「残念です...」程度が意思表示としてギリギリのラインかと。

それはファンのエゴじゃないの。

あくまでお金を払っているのはファンですので、ファンはそれ相応の意見を投げかける権利があります。
ファンと一般人(マスコミ含む)の差は、当事者と野次馬です。
今回の発表はどちらに向って行われたのかは「関係者各位」ではぐらかされている部分でもありますが、「ファンの皆様へ」と書けなかったのは、そういった部分での後ろめたさがあったとも解釈できますよね。
(本来は両者への文章があって然るべきだったのですが、面倒臭かったんでしょうね。更生なんて地味だし面倒くさいし金にならないし。「そんなの親がやることじゃないの?じゃあなんで一人で上京させて社会勉強なんてさせるの?中途半端な対応しかしなかったからこうなったんでしょ?それはどっちが?親が?会社が?」になっちゃうだろうし。ただ金銭で揉めた訳ではありませんので、どうなろうと会社側の勝ちです。)

誠意を見せるが償いなのかもしれないが、先のあげた損害賠償をブランドイメージに求めるとした場合、雇用しておく事自体問題だろう。

そうですね。会社側からとってみると、せっかく培ったクリーンなブランドイメージが傷ついちゃうのはたまったものではない。ただ短期的視野ですと確かにそうなんですが、長期的視野で考えるとどうかわかりません。

また「未成年者喫煙禁止法」は満20歳以上が成年ですが、「労働基準法」では満18歳以上が成年となり、今回の例は満18歳以上であるため、解雇は妥当だという意見も広くあると思いますが、それには異論はありません。ただ彼女達は例外で、伝家の宝刀「芸能タレント通達」の該当者であるため、もともと(加入した時点から)労働者ではないんです。なので理論上は雇用関係に無いので解雇というものはなく(今回の再上京でスタッフとして雇用しているのなら別ですが)、契約を打ち切ればすべてが終了します。物凄くシンプルであるが故に経営者のポリシーやモラルも同時に問われることになります。
私は事前にそのことを知っていたことと、田中義剛さんが自身のコラムで「俺は契約書を交わしていないけどアップフロントの所属だし、山崎さんとは紙切れ以上の信頼関係が出来ているからこそ仕事が出来る」旨の発言をされていることから、「自分に都合のいいときだけ宝石の様に扱っておいて、対外的にヤバいと感じた途端ムシケラのように扱う」なんていう青年雑誌の芸能モノを地でいくような行為はしないだろうと思っていました。が、実際にそれをやってしまったことが遺憾でなりません。

閑話休題。長期的視野の話ですが...

そういう方法もあるけどそれってよほど脚色しないと反感買うだろうし、そこまでリベンジさせてリターンが結びつくのか?

野次馬レベルで見渡すと「いつみても波瀾万丈」というか「女ののど自慢」的世界には飢えているのかと。彼女を見る目はむしろそちらに向っています。
ひとつのシナリオとしては、昨今の少子化において労働力を確保するにあたり落ちこぼれをどう救うか?という側面と、完全禁煙化の流れで常習化している若者が社会から取り残される危険性がある。その時に更生した人気タレントがいれば彼等の励みになる...とまあ笑点での三遊亭楽太郎のご挨拶みたいにピンとこない感じかもしれませんが、そうなる気運は無きにしも非ずです。詭弁ととらえられるかもしれませんが、例えば弁護士のタレント化なんて10年前には誰も予想もできなかったことですし。
会社にとって最悪のシナリオは、彼女がAV女優になることや暴露本ではなく、こういったカウンセリングがある種のブームになった場合、過去の悪しき事例として厚生労働省のお墨付きで紹介されることです。