今回の件での事務所の対応について(その4)

今回もトラックバックレスです。

蒼き娘。と白き狼〜ハロプロ秘史〜」さん。

 今までの芸能界の歴史を見るに、本来未成年タレントの飲酒喫煙は成人タレントの覚醒剤使用と同レベル、というかほとんど一発レッドカード退場という処理がされてきたことを考えれば、殺人と等しい行為でしょう。

それはどうでしょう?
仙台でのジャニーズメンバーの飲酒騒動に関しては、その後の武勇伝的な行動が非難されてしまったのと、むしろそれを勧めた女子アナウンサーの方に非難が集中したと記憶しています。
この流れに対してジャニーズの事務所パワーみたいな論調もまれに見た気もしますが、未成年者飲酒禁止法未成年者喫煙禁止法を模して作られたようですので、それを前提に考えると監督責任のある者への妥当な処分だったと思います。
また、未成年の若手女優にも飲酒騒動がありましたが(これは写真自体は曖昧だったと思います)、その後しばらくして復帰しています。

覚醒剤」についてはあややからダメ!ゼッタイ!って言われちゃいますので、いやそれ以前にれっきとした犯罪ですので同レベルに並べない方が良いと思います。

私が問題提起しているのは、「未成年者の凶悪犯罪にも重い罪を!」という風潮や、全般的に罪が重くなる傾向があることもあり、その世論に流され過ぎじゃないかなあ...という危機感もあるんですよ。
アップフロントエージェンシーは大手事務所ですし、この流れが社会を動かしてしまうという危機感もあるんです。
具体的には...

事務所が禁煙対策をしなければ禁煙できないっていうのはなんかおかしいでしょ。

...なんですが、日本では余り馴染みがないかもしれませんが、カウンセリングは海外では広く行われていることです。
日本でも探したらこういった外来があるようですね。
http://www.meiwakai.or.jp/nakadori/annai/kinenmiseinen.htm
http://www.hyogo-kodomo-hosp.com/medical/kinen/sotsuen.html
先ほどちょっと探しただけですが、もっと沢山あるのではないかと。
もともと複雑な家庭環境の元で育っている子ですから、私たちが想像するほど単純な構図ではありません。リンク先には「単に停学処分しただけではなんの解決にもならない現実があります。」とありますが、正にその通りだと思います。

もし彼女が「罰としてカウンセリングを受けなさい!」ということになったら、そういった活動が広く世間に知られることになったかもしれないですよねえ。実に勿体ないよなあ。厚生省から仕事が来るかもしれないのにねえ...