今回の件での事務所の対応について(その3)

さん。
ちょっと引用の順番が前後するかもしれませんが、ご了承ください。

そもそも「ハロプロ」なんて括っている時点でブランドにしようとしているのは明らかだと思います。

...と...

また、中澤姐さんが「ハロプロは家族だから」と言っていたのはリップサービスに過ぎなかったことがこれで明らかになりましたね。

...ですが、ハロプロは元々はファンクラブ名で、平家みちよモーニング娘。合同ファンクラブからスタートしています。つんく♂さんがインディーズ時代に作った「すっぽんファミリー」がヒントになっているのだとか。当初はファミリー的な雰囲気はあったと感じましたし、中澤裕子たんの発言はガチだと思いますよ。
...なんてことを書いている最中に気がつきましたけど、今の経営者陣、あるいは何かのクライアントあたりが、彼女の存在を煙たく感じていたのかなあ。ちょっとアレなのでソフトな表現をすると消極的だったのかな。

閑話休題。ブランド化については、歳月を追うにつれて守りに入ってしまうのは仕方のないことですね。ただ保身的に見えてしまうのはちょっと問題かなあと。

未成年を預かる事務所は親代わりを勤めるのは当然だと思いますけど、そんなことは「契約書」には含まれていなかったのですかね。あるいは、親代わりを勤める能力がなかっただけなのか。

同感です。
ただ、私生活まで契約書に盛り込むことは難しいかもしれませんね。その当時誰が彼女の面倒を見ていたのか?といった実情(実態)がすべてかと思います。

「歩合ではない、社員なので仕事がなくても給料はもらえる」

いわゆる年俸制であれば、年俸を12等分して支払われるはずですから、これを給料と称していたのかもしれませんね。
あるいはリアル正社員だったのかなあ...ともかく実態はどうであれ現状は「芸能タレント通達」の対象者としてみなされています。
(3)についてはジャニーズはコンサートの企画にアーティスト自ら参加する様ですので、彼等はそれを満たしていると考えられなくもないですが、ハロプロの児童組*1については確かに「?」ですね。

ちょっと戻ります。

社員教育制度はないかないに等しかったのでしょうね。どんな立派な会社でも、教育制度の疎かなところは長くは立ち行かないと思いますけれども。

アップフロントエージェンシーはシンガーソングライターやミュージシャンが結束して出来た事務所がルーツになっていると思います。なのでスタッフもアーティストも対等な立場で意見を出し合い伸びてくという社風なんだと思います。アーティスト事務所という自負もあったのか、音制連の他社がモデル業や子役劇団を兼業するなど幅を広げていったのに対し、見向きもしませんでした。
初期のハロプロまではそのノリでも良かったのですが、児童メンバーを多数抱えるようになった現在は、そうのんびりしていられなくなったということは確かだと思います。最近ではU-15に明るい同業他社との繋がりも出てきましたし、それ相当の対策はとられるのではと期待はしています。
が、彼女を反面教師化してしまったのが、私は吉とは出ないと予感しています。

さらに戻って...

一般企業で、企業イメージを損なう行動をした社員に科されることになる懲戒と同じですね。ハロプロには一般企業のようにグループ企業別採用(娘。オーディション、キッズオーディション、エッグオーディション)・昇格(エッグ→℃-uteなど)・昇進(リーダー、サブリーダー任用、グループ→ソロ)・退社(卒業)がありますが、懲戒もちゃんとあるのですね。

確かに企業モデルと同等なシステムが出来上がりつつありますが、それにすべてを当てはめることで、彼女達がもつ独創性が失われはしないか...という葛藤が私にはあります。

*1:労働基準法では満18歳未満を「児童」と定義しています。