ファン・マニア向け人気作品の実写化について

まず、はてなのエントリー集をご覧下さい(笑)。
つーか、見るのがめんどくさい方へ。「涼宮ハルヒの憂鬱」の実写化の話が掲示板で持ち上がり、そのソースが雑誌「映画秘宝」に掲載されていることから、あるファンが電話で直接出版社(原作を出版している角川グループパブリッシング方面)に問い合わせたが、そういう話は聞いていないとのことで、ファン界隈ではとりあえず「ガセ」扱いとし、収束に向かっている模様。

私的には事の真偽はどうでもよく(笑)、いわゆるアニメファンが実写化作品をどう思うのか...というより畑の違うタレントを抵抗感無く支持できるのか?...という点に興味があります。つまり考えられる批判には「どうであろうと実写化は絶対反対」と「実写化は別にOKだけど、声優以外の女優や俳優に思い入れが無いので、ファンから無視されるのでは?」の両方があると予想され、特に後者の意見を読んでみたかったです。なので、大変失礼なことですが、ちょっと展開が早すぎましたね。さすが情報化社会(苦笑)。
後者の論調については、Wikipedia「声優」の「声優と芸能界」以降を参照すると理解できるかもしれません。

新垣結衣さんは「デジモンセイバーズ」にレギュラー出演していることもあり、これには当てはまらないようにみえます。が、声優歴が免罪符となるかは難しいところです。というのも子供向けとファン・マニア向けでは棲み分けが出来ているので、同じアニメでも別世界だと言えます。
また、帰る場所がどこか?ということも重要です。これが似たようなジュニア組織出身でもある平野綾さんとの大きな違いです。
(その他で、抵抗感の薄い子は、特撮出身あるいはその方面に露出の多い子だと思います。加藤夏希さんや秋山奈々さんはその系統ですね。)

なので、ウチの久住小春が同じような境遇に立ったとしたら、どう考えるかですよね。
ハロプロエッグのプチユニットがテレ東深夜アニメで声優&主題歌でも歌っていたり、コスプレ写真集でもリリースしていれば話は別ですが、そういうことも無い現状ではレプロとそんなに変りはないかもしれません。
救いはアニメファンとダブっているハロヲタも少なからずいそうだってことだけかな。今のところは。

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おまけ。
上のWikipedia「声優」より。

しかしながら、アイドル業界においては、1980年代のビッグアイドルたちの全盛期と比べると、1990年代後半のモーニング娘。以降は細分化・ニッチ化が著しく、

モーニング娘。がアイドル細分化・ニッチ化の道を切り開いた感じにも読めるよな。
細分化については、美少女CMモデルブームや女子アナブームや、それに追随したお宝ブームなどでアイドル歌手以外の新人タレントの価値感が根付いたこと、DVDの普及によりグラビアアイドルの活動が活発化したことなどで、新しいタイプのアイドルファンが次々と生まれたことが大きいので、モーニング娘。は特に関係ないんですけど(苦笑)。
(ニッチ化については、全国区・ローカルといった地域的要因や、事務所の力関係などの要因も含めて考えないといけないので、疲れるので気が向けば(苦笑)。)
さらに...

逆に1990年代以降のアイドル声優にかつてのアイドル黄金期と共通するものを見いだす向きもある。

1990年代以降のアイドル歌手はソロではなくユニット主体になったことで、もともとユニットとして活動することの無い(あるいは少ない)アイドル声優に1980年代のアイドル歌手のフォーマットが移植されていった...とみなす方が良いかもしれません。