モーニング娘。/CD「(7.5)冬冬モーニング娘。ミニ!」(その2)

それでですね、宿題(?)になっていた
↑なんですけど、約10日間考えてみましたが(考えてたんかいっ!(呆)>自分)、結局答えが出なかった上に、そもそもそういうネタ探しをする事自体に「古参アイドルファン」の単なる自己満足以上のものを見出せなくなりましたので、やめる事にしました。ごめんなさい。

お時間とらせてしまって申し訳ないです。
でも「古参アイドルファン」で良いんじゃないですかねえ。今はハロプロが初めてって人の方が多数派でしょうけど、そういった話を聞きたい読みたいって人もいるでしょうから。
ちなみに以前の文章で、ある一人のアイドルが浮かび上がってくるかもしれません。つんく♂さんの奥さんも同じ名前かな。漢字表記は違ったかもしれません。
それと...

そもそもつんく♂さん自身が、かつての「モーニング娘。つんく♂」のインタビューに於いて、
そう。決して”あのときのアイドルがこんなふうだったから、モーニング娘。もこうしよう”っていう視点で考えることはないです。だって、アイドルって、基本的には”失敗”してる人たちがほとんどなんですよ。ものすごいビック・スターを抜かしては。
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と答えている訳ですしね。まあ「それにしちゃあ、○○の××みたいな曲作ってるじゃないか」とついツッコみたくなる訳ですけれど、でも100%そのまんまって曲は確かに作っていない(必ず異なる要素を入れてきている&故に「似て非なる」ものになっている)のではないか、という気がするのですが。

これは別のエッセーでも似た様な事言ってますね。えーっと...探したらありました。
LOVE論」のP190です。ちょこっと引用してみます。

そういうアイドルは、いっぱいいる。80年代後半から90年代のアイドルって、たぶんズバ抜けた才能を持っている子は沢山いたけど、教える側もわかっていなかったし、とりあえず、みんな一緒の振りを決めて、みんなで同じ歌を歌ってっていうパターンだったと思う。

具体的には誰でしょう...CBSソニーだと伊藤智恵理さんとか千葉美加さんとかなのかな? 東芝EMI田村英里子さんもそうですね。西野妙子さんもそうかな。
70年代のアイドルって大衆性が高かったけれど、80年代の松田聖子フォロワーあたりになると、市場をティーンエイジャーに絞り込んでしまうんですよね。それでそのティーンエイジャーがそっぽを向いちゃうと市場が成り立たなくなってしまう。
それでも、いつの時代でも歌手になりたいって子は沢山いる。でも「とりあえずビールで」のノリでアイドル歌手をさせちゃう。んで売れないと「じゃあロック化計画で」ってことになる。この頃の「アイドル」って自己が入る余地がないほど作られたもので、そこで作り手の視野が狭いと、どんどん大衆から離れたものになってしまう。

とまあ、つんく♂さんはそういうことが言いたいんだと思います。ただ、ことシンプルに音楽だけを見つめた場合、それは考えなくていいかと。
つんく♂さんはロックではなくむしろポップス/歌謡曲系の作家だという評価が主流だと思いますが、ただ似た感じの曲って多分少ないと思います。それはアイドルポップスを模倣しているのではなく、その源流まで遡って探求している印象を強く感じます。もしかしたら筒美京平さんと同じ様な聴き方をしているかもしれない。だからフォロワーが出ないってことかもしれないです。

ただ、今読んでみると、「一緒の振りを決めて、みんなで同じ歌を歌ってっていうパターン」って、ある意味今のハロプロかもしれません(笑)。いや、ある意味それで良いのかもしれないです。これは結果そこにたどり着いたことですので。ただ『大衆性をある程度確保していれば』という大前提の元に成り立つものですね。