「Happy8期オーディション」参加者減について

さて、参加人数の減少についてです。

ゆめりあさんによると週刊新潮に今回の件についての記事が掲載されているようです。
つーか、少し前っていつだよ(笑)。なので記事の詳細は私にはわかりませんが、何が書きたいかは別に見なくても判るわな(笑)。

確かに「2003」(6期、1万1千人程度)→「ラッキー7」(非公開:概ね5千人台)→「2005」(7期、2万人強)→「Happy8期」(現在非公開:概ね2〜3千人台?)と凸凹感が強いです。
これは単純に「Happy8期」と「ラッキー7」は当日参加形式、6期や「2005」は事前応募形式だからで、これを単純に比較されても困ります(笑)。6期と7期では逆に参加総数が増えています(6期はビデオ応募という制約があり比較し辛いですが)。

モーニング娘。オーディションの最大の特徴は、応募方法が固定化されないことです。今回は「ラッキー7」のリベンジマッチなのですが、それが逆に裏目に出ているように見えます。
今回は告知の強化を図るべく「事務局→プロモーター経由」で告知CMを流す策に出ました。TV局で流すコンサートCMのスタイルを流用したものです。
そのプロモーター(イベンター)は地方のコンサート興行会社で広域をカバーできる会社ばかりなのですが、会場をその県のテレビ局が握ってしまったこともあり、また会場周辺の他県にCMを流したという情報が私には入っていないことから、極めて局地的な宣伝活動に終始してしまった嫌いがあります。
また関東でその手のスポットCMは早朝の放送開始直後や深夜の終了直前あたりにしか流れません。
それでも関東ではSSM制作の深夜番組内に流したり、前日の「めざまし土曜日」にメンバーが生出演し告知を行い頑張りましたが、平日の「めざましテレビ」や「ズームインSUPER」の7時台のスポットCMを買い、一週間程度告知しないと浸透しないと思います。
また小学6年生〜中学1年生っぽい子が意外と少数派でした。「きらりん☆レボリューション」の前後あたりにスポットCMを流せばまだ良かったのでしょうね。
(こう考えると今回のメイン集団である女子高生からって気持ちも私の中で芽生えてきてます。)

そして最大の問題は、オーディションでの参加期間が1日のそれもたった数時間のみだということです。これでは当日に他の予定がある子は参加できません。特に10月下旬から11月にかけては学校行事が盛んな時期です。
同じASAYAN風のavexのオーディションでは都道府県単位に行っていますが、関東各都県は日時をバラしていますので、こちらはそれでも何度かチャンスはあります。そのあたりでもちょっと手を抜いたかなあと思います。

要はシンプルに金をかけないと人は集まんないってことです(笑)。

それと別の要因としては、「ラッキー7」での東京会場は60人以上も1通過がいたのに3次進出はたったの1名、さらに今回も地方の3次進出者を先に映したことで東京会場=「おまけ」といった印象がかなり強くなっています。これは「ハロモニ。」の都合でしょうが、ちょっと足を引っ張っちゃってるね。

一方、事前応募形式の前回(「オーディション2005」)は、開始直後はやや低調でしたが、女性誌(SEVENTEEEN他)に広告を打ったあたりから一気に盛り上がりを見せたこと、そして応募期間が1ヶ月程度と長いことが成功の要因だと思います。
また、こちらの場合でも2次以降は決められた日時とはなりますが、予選を通過したことで、本人も周辺もそれなりの覚悟や応援体制が生まれますので、その分こちらの予定が優先されやすいと思います。

ついでに。
これはオーディション系の掲示板等をチェックしていて感じることなんですが、他社(大手)も相当苦戦しているようです。こういったケースでは、他社では応募総数を何倍〜何十倍も水増ししてでも体裁を取り繕うところだと思いますが、アップフロントは興行会社である性格上それは出来ずに、非公開になる予感です。そういう意味でも槍玉に挙げられやすいですね。

それと、ゆめりあさんのスクールの例えは何が言いたいのかイマイチ判りませんけど(笑)、スクールにはどの事務所に対してもオープンなところ(後藤真希小川麻琴三好絵梨香)と、ある事務所の直営あるいは提携しているスクールがあります。アップフロントのオーデションでは、事実上後者の子は辞めない限りは合格できないと思います(そのパターンで娘。オーデでは涙をのみ、その後関西ハロプロに合格した子がいます)。
今回もオーディション参加者にUFMSのチラシを配っていましたが、本来はavexのaaaみたいな方向に進んで行きたいのかもしれません。このオーディションが芳しくなければ、いよいよUFMSやハロプロエッグからチョイスなんてこともあるでしょうね。ただそれはそうなっちゃうと相対的な判断(この子よりこの子が良い)が邪魔しちゃいそうで、絶対的な魅力(この子じゃなきゃダメ)がどこかに行ってしまいそうな気もします。

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ついでに。
一般的に勘違いしやすいのは人数が多い→成功、人数が少ない→失敗という考えに陥りやすいことです。
あくまでも該当者がいなければ失敗、また合格者のその後が芳しくなくても失敗です。
また、俳優系の事務所によってはオーディション組より、スカウト組の方が結果的にスターダムに昇りやすいというところもあるでしょうね。

ラッキー7」ではエースの持つイメージが、一次選出者とつんく♂さんでは違っていたのではないか?という点が失敗の理由かなあ...と勝手に分析していますが、それよりは相当に進歩している状況です。