モーニング娘。、美勇伝、辻希美/「リボンの騎士 ザ・ミュージカル」@新宿コマ劇場(その2)

続き

真面目な話はこのくらいで。
最前ならではの話へ。

最前といっても中央よりやや左側(1列39番)なのですが、ネタバレすると、舞台ど真ん中で歌う事はあまりなく、正に目の前で歌ってくれます。文句無しの特等席。インカム越しの声だけではなく、生声すら聴こえてきます。
上手(かみて=客席から舞台を見て右側)で演じる事の多い亀井絵里道重さゆみ三好絵梨香はあまり来てくれませんが、その他のメンバーはまんべんなく来てくれました。
見上げる必要があるのは多少辛いですが、オープニングはちょっとエッチな気分に浸れますね。いわゆるかぶりつき状態。

それと、箙かおるさんやマルシアさんにつられたのか、(宝塚ほどではないにせよ)みんな化粧がやや濃いめ。
ライブでこれだと汗でぐちゃぐちゃになるのですが、ほとんど汗をかく事もない(かいたとしても控え室で拭う余裕がある)ので、思い切ってくっきりメイクにしたのかなあ...
個人的には童顔の子の厚化粧は大好きなので(なんせスタートは石黒ヲタだったからさ(苦笑))、もうたまんないっすね。田中れいなとか新垣里沙といった顔の造りが比較的派手目の子はクラクラきます。
でも藤本美貴だけは普段と変わらない印象。なんでだろ?

「牢番ピエール」の辻希美が短剣を引き抜く際、そのカバーがこっちに飛んで来た(笑)。
ステージの端に引っかかって無事でしたが。こういうのも最前ならではなのかな。

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以下は各メンバーの印象。

高橋愛は活き活きしておりました。表情も顔全体を使い、シーンによっては原型をとどめていないほどに...でもそうしないと遠くまで伝わらないんだろうね。
最後のシーンでは高橋愛の目から一筋の涙が(汗じゃないよね)。
第一幕のラストのシーンの怒りに震える表情といい、モー最高ですね。

シーンによっては主役より脇役の方が近くにくるので、自然と目がそちらにいきますが、亀井絵里がうるうる系に進化中で、はにかんだ表情とか、媚びた表情とかが上手くなった印象。なんか見ていると吸い込まれそう...というか、何か買ってあげたくなるよ(苦笑)。ただどちらかというと舞台よりテレビドラマ向きかな。

今回の収穫は久住小春の成長ぶり。
もしかしたら久住の特性を活かした台本の勝利なのかもしれないですが、自身も「きらりん☆レボリューション」で培った発声法を上手くフィードバックしている。と同時に声優も舞台も根は一緒だということの証明にもなるね。

吉澤ひとみが少し痩せ気味だったので、見る前は声量等心配でしたが、問題ないですね。ただもうちょっとがっしりした方がいいかな。
同じ男役でも、箙かおるさんは声量も大きいので姿形も大きく見えますが、吉澤ひとみと大差ない身長ですよね...存在感の違いなのかもしれないですね。

大きく見えるといえば、そういう見せ方が上手かったのは藤本美貴でした。
遠くで見たら悪役なんだろうけど、とにかく奇麗で可愛くって、絶対良い人なんだと思うという観点で見ざるを得なかったのが辛かったです。

みんな気合が物凄いのか、演出に押されてみんなガンガン前に出る嫌いも無きにしも非ずでしたが、小川麻琴が自分のペースを守ってくれたお陰で、肩がこらなくて済みました。これは多分演じている人はほとんど分からないかもしれないけど、あとでDVD化した際に見直すと良くわかりますよ。勉強になります(笑)。

田中れいな新垣里沙の扱いが勿体無かったかな。
特に新垣里沙は声量もあるので、もったいない感じでした。でも余り重要人物を増やすとストーリーが複雑化するので、仕方ないかな。次回作に期待だね。

道重さゆみ道重さゆみでした。でも声量がそこそこ出てきたので、堂々と歌えばあとはオーディエンス側で脳内補正するので大丈夫。

前評判では石川梨華がああだこうだなんて話を小耳に挟んだりしましたが、私は問題ないと思います。逆に前よりも一層好きになりましたよ(笑)。

フィナーレの娘。たちの羽を両手に持ちながらのダンス。途中で田中れいなが眼前で扇いでくれるのだが、風がこない(笑)。せっかくのれいなの匂いを嗅げる大チャンスだったのにい(帰っていいよ>俺)。

フィナーレの美勇伝見てたら脳内から時計マークや地球儀が一瞬オーバーラップしてきてクラクラした(苦笑)。
(知らない人は、ここここを参照。)
そういえば今日は火曜日か...正に「タイムギャングチューズデー」だな(爆笑)。
(知らない人はここの2:05あたりをどうぞ。岡田唯は当時の水着ギャルと比較しても遜色ないよな。)

まあ、そんな感じで。