キッズに歌わせたい曲

ある方からメールいただきました。ありがとうございます。
本題は別の話だったのですが、別件で気になる曲があるんだとか。「これアップしたのはいぬいぬさんですか?」
ttp://whiteschool.ddo.jp/cgi-bin/futoimanga/src/hpk0429.mp3
...いや違います(笑)。でもCDは持ってますよ。これは6年くらい前のキッズ系アイドル集団「プレコシ」のユニット「Pti・Pti」の「夢中にさせて」ですね。
現場では見たことはありませんが「おはスタ」あたりで演っていたような...

当時のレポートや彼女たちの写真は現在でもネットにありますが、見直してみると、これ今存在してたらAKBとかには流れはせんでしょうね。ちょっとコンセプト的には早過ぎたかな。

ちなみに私も過去に一度この曲をハロプロファンに聴かせたことがあります。OS9マシンを押し入れにしまう際にバックアップしていたら出てきたので(苦笑)。ちなみに私がMP3化したのが1999.09.16。多分に世間的にはやっと「MP3って何?」ってレベルだったと思う。まあその頃から大好きな曲ではあったな。
確かにこれはある意味エポックメイキングな曲で、この前にはこういったドリーミーなキッズアイドルポップスは無かったと思います。これより前のキッズアイドルの楽曲は「子供は子供っぽい曲で」というスタンスでやっていたと思うんだけど、それだと絶対ダメですよね。

で面白いのは、作曲の真田カオルさんは、ハロプロにほんの一時期在籍されていたソロシンガー三佳千夏さん*1のプロデュースをされていた方です。「ハロプロって演歌はともかく、ポップス系って全てつんく♂プロデュースだよね?」って質問には当然NOとゆいたいです*2
これをアップした人は当然ながら誰か判りませんけど、多分にそういうことを解ってやっているとしたら、凄いでんですけど(苦笑)。
さらに、出版権はテレビ東京ミュージックが押さえているので比較的カバーしやすい曲だと思われます。その後メンバーの奥田綾乃Zetimaでソロシングルをリリースしておりますし、まあ身内と言えるかは判りませんけど遠縁的な感じじゃないでしょうか。
(当時のレーベル「PRECOCI ENTERTAINMENT」がUFWとどう繋がっているのかは知りませんが...)

(真田カオルさんって今何されているでしょうかね...?)

で、この曲よりハロプロのキッズ系楽曲が劣るかというと、決してそんなことは無いんじゃないかなあ。
むしろそういったことから見えない糸で結ばれていると思います。その時の書き込みと同様、Berryz工房だと、いわゆる「ハピネス〜幸福歓迎!〜」や「ギャグ100回分愛してください」は同系統ですね。
Berryz工房のラインナップは晩秋から春先にかけてはいわゆる歌謡曲路線ですが、初夏から秋にかけてはいわゆる1970年前後の「バブルガムポップス」系の楽曲でガンガン攻めてきますね。
ZYX℃-uteは割と似ていて、アッパーなディスコ歌謡というか、1970年代前半にあった「○○ファミリー」系っぽい質感がありますよね。
どしらにしても決して子供だからっていう逃げは無いです。
ハロプロのキッズ系の楽曲の質が高いのは、そういった背伸び感があるからだと思います。

*1:現在、密かに復活しています。

*2:あ、カントリー娘。田中義剛さんですけど、サウンドプロデュースはつんく師匠でした。ただ安倍なつみの最近の楽曲にはつんく♂プロデュースのクレジットが入っていないものがあります。