モーニング娘。、℃-ute/「モーニング娘。コンサートツアー2006春 〜レインボーセブン〜」@SSA(その2)

続き

前回は楽曲の簡単な分類・分析を試みましたが、今回はメンバー毎の現状を、レポートや私感を交えて分析してみます。
ただ、レポートより私感のボリュームの方が遥かに多くなり、さらに秋以降の彼女たちを占うことをも目的としていますので、紺野あさ美小川麻琴は対象外とする予定です。予めご了承願います。

まず、この二人を片付けちゃいます。
それと何故かレスポンススタイルだったりします(苦笑)。

道重さゆみ

MWAVEさん。
どうも(笑)。当初は「地球防衛少女イコちゃん」と書こうかとも思いましたが、あまりにもマイナー臭漂うので「ウルトラ警備隊」にしておきました(苦笑)。でも彼女のスタイルと肉感はまさに道重隊員そのものです。我々怪獣ヲタに向けて、うさちゃんビームを発射して欲しいです(苦笑)。

さてさて。
彼女はよく、紺野あさ美と同タイプと思われがちなのですが、道重さゆみはより3次元的なタイプで、もしこの世にハロプロが存在しなかったら、東映の特撮版魔法少女シリーズのヒロイン役で我々の眼前に出現していたのかもしれません。
なのでとってもピースフル感がありますね。
あと問答無用で人を勇気づけられそう。60分番組の青春ドラマを5分くらいで片付けられそうな勢いがある。シナリオ上これから伸び悩むもうとするスポーツ少年たちの前に突然彼女がボンボン持ってやって来て、「頑張ってね!」って言うだけで悩む暇も無く頑張ってしまいお話になりません。そのくらいキャッチーなタイプです。ただ「じんわり度」は比較的薄いですね。

ただ我々が紺野あさ美と同じものを求めるとしたらそれはひとつだけ。完璧な「処女感」を常にキープしておかなければならないこと。紺野あさ美はそれを見事に守り通しつつ卒業するのですから、ある意味立派に責任を果たしたことになります。これは是非さゆみんにも守って欲しい部分です。

ちなみに今回のライブの感想です(笑)。
既にライブのコンセプトと「レインボーピンク」は完全に遊離しちゃっているので、もう何をやっても許される存在ですね。
ただ、彼女は可愛い系の曲だと過剰な演出で甘味がくどくなってしまいますが、逆に「SEXY BOY〜」みたいなセクシー系(というかギャルっぽい感じ)の曲だと、丁度いいピチピチした色気が滲み出てきますね。苦心しているんじゃないか?と思われる曲のほうが逆にプリティ感が出てきます。

イカに塩をかけると甘味が増しますからね。

それと「直感2〜」の終了後に衣装をサブステージ下に落とす際、道重さゆみが軽く会釈しながらスタッフ渡していたのが著しく萌えました(苦笑)。こういう焦っちゃうモードの時の彼女って本当に可愛いです。

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高橋愛

ハッチマンさん。
ハロモニ。」はとりあえずこっちへおいといて(苦笑)。

今回はいろんな事で忙しすぎることもあるのか、SSAでは妙な力み(矢島舞美にも感じるアレですな)が抜けていて、しなやかでいいダンスだったですよ。
歌はベース音的な発声が出来ていて、土台をしっかり作っていた印象です。
ただ、セットリストなどを見る限りは、残念ながら秋以降の新曲のセンター構想から外れているような気もします。ただ、その一方で新たな目標(ソロあるいはデュエット)が見えてきそうな予感もします。

ところで。
高橋愛って、さながら故・ジャンボ鶴田さんなんですよね。
いや別に死に様とかではなくって、生き様の方ね。
ジャンボさんは全日本プロレスの最初の大型ルーキーとして鳴り物と入りで入団し、華やかなスープレックスの使い手として世間をアッといわせたのですが、育ちのいいプロレスに終始してしまうことから、徐々に故・ジャイアント馬場さんの陰に隠れ「エースの座を欲しいまま」の世界に終始してしまいます。
当時のNWAタイトルマッチの時は馬場さんが自らゲストで放送席に座ることが多々ありましたが、ダメ出し凄かったからねえ...「詰めが甘い」「そこでガッツポーズをとるから負けるんだよ」みたいなことは散々言われておりました。
まあ要は「若大将」扱いされちゃっているのが原因だったのですが...

今の娘。では、高橋愛はテクニカルな面ではまぎれも無いエース級だと思いますが、何かの影がそれを邪魔していると思います。どこかにG馬場さんが隠れているのかもしれませんね。
なので高橋の現状もモーニング娘。の「若大将」状態といえます。

で、そんなジャンボさんが一皮剥けたのは長州力さんが全日本に殴り込みをかけた後ですよね。
(と同時に、今の多くプロレスファンのはここから目覚めていったと思います。)
そう考えると藤本美貴が長州役か?というと、そうではないところが実に不思議なんですが(笑)。まあ、一緒にレギュラーとかやってるからねえ(苦笑)...

よって、一皮向けるには何らかのカンフル剤的な何かを再投入する必要があると思います。
プロレス団体に例えるとBerryz工房は新日本みたいな感じですけど(「じゃあ℃-uteはTBSプロレスかよ」とか言わない(笑))、まだ人気は全国区ではありませんので、これをいじくりまわすのは無謀ではあります。なのでそういったものは一飛ばしにして、内部*1でクーデター的なものがあるといいでしょうね。
まあ、SWSみたいにならない程度にね(大苦笑)。

*1:つんく♂さんや上層部に頼らないという意味です。