オーディションのグランプリが「該当者なし」というのは何故?(その2)

続き

すべての道はさいたまに通じる」さん。

なるほど。
私のトピックはマイナス面のみでしたが、プラス面も忘れちゃいけませんね(汗)。

6期メンの評価は難しいですね。あれはライブドア提供(笑)の国民投票が評価を難しくしているかもしれないですし、5期でコネ疑惑などヲタが騒ぎすぎたので秘密主義に傾いてしまったことも原因かも。ただ、ビジュアル面では文句のつけようは無いです。
(嶋田歩さんを落とした理由(推測)はこのあたりに書いときました。)

2003年の「新ユニットオーディション」(三好絵梨香が選ばれた)のときは(1-C)のようなコメントがありましたが、当時の状況から(1-B)の要素もあったかもしれません。

つんく♂さんが「闇雲に新ユニットを作るぜ!イエイ!!」ならば1名合格の結果は物足りないものだった...つまり「(1-B)」かもしれませんが、もしこの時点で「石川梨華を中心とするユニット」の青写真が既にあったとしたならば、三好絵梨香はボーカルパフォーマンスのサポートとしては余りあるものがありますので「(1-C)」だったのかと思います。
「え?そんなこと決まってたの?」かもしれませんが、あまり無闇にイメージを狭めさせちゃうと優秀な人材は集まりませんからねえ(笑)。特に「石川さんと組ませる=音楽的なクオリティは度外視」ってイメージだけが先行しかねませんから(苦笑)。

7期のときは、一度「該当者なし」になったのが(1-A)で、その後久住小春が選ばれたのはそこに(1-C)を含むのでしょう。

そうですね。
ただ「ラッキー7」の場合は2次審査まではそこそこの期待感はあった筈です。何故そうなってしまったかの理由も何となく判ってきました。詳細は気が向いたら書きますが、要は(他の)事務所提携系ミュージックスクールのオモチャにされちゃったことが原因でしょう。

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それと、今気がついたのですが、これ忘れていました(大汗)。

E) 事務所斡旋モデルとのバランスの問題

ハロプロではあまり馴染みはありませんが、ファッション誌の多くは読者モデルと事務所斡旋のモデルとの両輪で構成されておりますので、そのバランスによっては読者モデルの選考が左右されるかもしれません。あまりあっちゃいけませんけどね(笑)。

まず、創刊前には読者はおりませんので、モデル・タレント事務所のお世話になります。ただ雑誌が成長するにつれて、やがては読者オーディション中心に切り替えてることになります。が、それでも斡旋組は残ることにはなりますし、さらに新たな子がやってくる場合も多々あります。
また、読者オーディション合格者のマネージメントまで出版社が抱えることには無理がありますので、合格後に(出入りしている)モデル・タレント事務所に所属させることになります。
よって、合格後は読者モデルも事務所斡旋モデルも同じ土俵で戦うことにはなります。違いは雑誌専属契約をするかしないかですね。ただ、やはり読者にとっては「生え抜き志向」が強いので、やはり読者モデルの方が人気がでますね。
このあたりの心理面がハロプロでよくありがちな「コネ疑惑」につながったりします*1
でも、これは異常なことではなく、例えばアイドル声優でも専門学校や養成所出身の子の方が、タレント転向組よりも愛着が湧くでしょうから、それはどこでも同じですね。
(と考えると、小春ちゃんに対する声優ヲタさんの微妙な心理面が見えてきそうです。苦笑。)

話を戻します。
上記を斜め読みすると「じゃあ読者オーディションはやらせかよw」と思っちゃう方もいらっしゃる思いますが、今のご時世そんなことすると一気に知れ渡りますので、まずそれはないでしょう。
むしろ、このオーディションは事務所側も物凄い恩恵を受けられるんです。それは雑誌の性格上、月に数回の上京をすればよく、都会・地方の格差はないので、事務所サイドからすると地方の優秀な人材の確保が効率よく出来るんですね。
最近の好例は「ギャルサー」に出演している新垣結衣です。彼女は沖縄在住中にジュニア・ローティーンファッション誌のnicolaの読者オーディションに合格。その後長谷川京子が所属するレプロエンタテインメント(レヴィプロダクションズから改称)に斡旋され所属(この雑誌の合格者は確か事務所を選べると明記されていた気がします)。雑誌では常にトップモデルの位置をキープしつつ、高校入学と共に上京し現在に至ります。

このシステムを上手く利用しているのは、実は音事協系事務所よりも音制連系事務所の方です。具体的にはスターダスト、アミューズ、スペースクラフトですね。また吉本と関連がありそうな先駆舎もそうかな。なので、もしハロプロがなかったらUFAもこのシステムを有効活用していたかもしれません。

*1:当然ですが実際は違います。このあたりは後でまとめようと思います。