喫煙報道に関する「はてなダイアリー」感想まとめ(その2)
続き。
原則的にIDはさらさないというポリシーでしたが、非ファン・非アンチさんの意見で、なるほどと思える視点のものがありましたので、ひとつだけ紹介します。
「88killer」さん。
こーゆう事件を目の当たりにするたび「今のアイドルファンてやさしいな」と思う。昔のアイドルファンを良く知っているわけではないが、確実に今のファンの方が寛容だと思う。「(復帰まで)待ってます」とか「負けるな!」とか、そんなポジティブなコメントがあふれかえっている。良く考えたら「負けるな」ってのもおかしな話だが。どうもファンが寛容になることと、アイドルのガードがゆるくなることが比例しているように見える。その悪循環が招いたひとつの結果が今回の事件なんじゃないだろうか。喫煙がばれた日には予定していたコンサートにキャンセルが相次いで、ファンクラブの会員も9割がた退会するみたいな危機感があったならタバコなんか吸わないだろう。少なくとも公衆の面前では。アイドルは自分に甘すぎるし、ファンはアイドルに甘すぎる。
仰る通りです。
自分の「不祥事」によって自社にどれだけ損害を与えるかを普段から考えていれば、タバコは絶対に吸わないでしょうね。
ただファン心理の違いは、情報化社会の恩恵を受けているってことも大きいんですよ。
昔だったらニュースが流れて初めて気が付き、慌てて事務所やFC事務局に電話してもつながらない。「どうしよう?」って考えて友達のファンに電話してもネガティブな噂ばかりが飛び込んでくる。だから絶望感だけが増幅して、辞めちゃったりするかもしれないし、もしかしたらショックで自殺するファンもいるかもしれない。
でも今だとマスコミの「色を付けた発表」を見る前に事務所の正式コメントを見ることも出来るし、もし自分がパニックになっちゃっても、パニックになっている人をネットで見かけることでハッと我に返ることもできる。噂・ガセは「2ちゃんねる」に集約されるので情報の整理・判断がつく。色んな意見を読むことで「悩んでいるのは俺だけではない」という安心感も生まれる。これが早いと半日も経たないうちに次から次にどんどん展開していく。
もうそうなると考えることはいくつかに絞られてくる。まあ人によって違いはありますが「一体誰が悪いんだろうか?」だったり「そもそもこれは犯罪なのか?」だったり「一体いつ復帰するのか?」ということなんですよね。そう考えていくうちに彼女のこれからの試練を想像しつつ「負けるな!」という言葉も出てくるのだと思います。
ただ、そういったことが世間的に「甘い」と言われれば、確かにそう映っても仕方がないです。いいえいえ「甘い」という表現でもまだ甘く、人によっては「キモイ」と感じるかもしれないです。それを端的に表わしたものが上にある「アッコにおまかせ!」のヲタ晒しなのかもしれないです。このようにファン心理を上手く利用されてしまうことがあるってのは常に頭に入れておきたいですね。