秋葉原48@秋葉原(その2)

続き

昨日(2005/12/14)も行きました。これで2回目。
昨日は当初行く予定は無かったですが、あるキッズファンの方が「興味がある」ということで連れて行きました。ここに書いた効果が早速現れましたね。
で、彼はきっちり「峯岸みなみ」ちゃんと「平嶋夏海」ちゃんにハマって帰っていきましたとさ。

昨日の感想ですが、月曜より客が五月蝿くなくて良よかったです。

それと紹介MCは真中で行われていました。ここを見たのか?...いえいえ多分にアンケートにでも書いてあったのでしょう。

一応私も好みをみつけました。
影響力を考え名前は伏せときますが「ぷ○ぷ○ちぇりーぱい」な感じの子です(苦笑)。スタイルがウチの奥さんに似てます。

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さて、ここからは物理的に観に行くことが困難な方への情報発信。

知りたいのは「どの子が可愛いか?」よりも「どんな売り方をするのか?」なのでしょうから、そこに絞ってチェックしてみました。

まず、ロビーにはフジテレビ「HOT FANTASY ODAIBA」のチラシがありました。
ここでは「特別協賛」という形になっており、話によるとロビーで流れているものとは違う内容のビデオが流れているとのこと。ただスケジュールを覗いたところ本人たちのPR活動等はなさそうですね。
「会いに行けるアイドル」の私的解釈は「(今なら)いつでも会えるけど秋葉原まで行かないと会えない」なので、もしどこでも会えるようになったらそれは「卒業」つまりネクストステップであって欲しいです。

それと。
ご祝儀の御花に相当なヒントが隠されていますね。
「御花」の贈り元はメモしてありますが、ここではリストアップしません。ただヒントをいくつか。
まず入口付近の数社は、このステージに関わっていると思われるところと、もしかしたらスポンサー(あるいはお知り合い?)と思われるところだと推測できます。
またロビーには、これからお世話になっていくであろうクライアントや代理店・プロダクション・テレビ局・制作会社の名前がずらりと飾られています。

ちなみに前出のフジテレビ関連の「御花」はありません。がそれ以外のあるキー”ステーション”の「編成制作局」の御花がありました。ちなみに秋葉原48の略称は「AKB48」。「JOCX→CXCO(チェキッ娘)」と考えると、そのテレビ局はなんとなくご判断いただけるのではないかと思います。

取り急ぎ(唯一番組名でお花を贈られた)「三竹占い」はおさえておいた方が良さそうな気がします。

おまけ。
(有)エッグハウス
あの上下する謎のステージ設備は、ここの作品なのかな。

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ここからは実際に会いに行こうと考えている方、特に私のように「時間が限られているので1回目は傾向だけ確実に抑えておきたい」方へのアドバイス

まず、この手のわらわらといるアイドル集団を見るポイントは、中心人物あるいは中心となる年代を早めに見極めることです。
私は「14歳組」の4名(高橋みなみ前田敦子成田梨紗板野友美)がキーポイントになると感じました。
「14歳組」はMCやキーとなる楽曲では目立つポジションにいる子たちばかりなので追いやすいということもあるでしょうが、個性のベクトルが彼女達を中心に広がっていることがまず理由の一つです。さながらミニチュア版AKB48という雰囲気。もし沢山いすぎてわけわかんない時は、ここからスタートすると同系統の推しメンが見つけやすいです。

まず「高橋みなみ」が素晴らしい。
いわゆる真面目な優等生で、勉強が出来そうだがスポーツはやや苦手そうな学級委員長タイプで、踊りは無難にこなせてもアドリブっぽいのはちょっとぎこちない。メインMCを任せられるくらいに堅実な話し方だけど、抑揚がなく杓子定規的な内容。客へのアピールも控えめで、異性にはあまり興味なさそうな雰囲気。なので色気はあまり感じない。そう考えるとアイドルとしてはダメダメじゃん...と思いがちですが、いえいえとんでもない。見てて疲れるアイドルが多い昨今、彼女の存在は実に新鮮です。このタイプは間違いなくここでしか会えない系です。お願いだからそのコンセプトは続けて欲しい、アイドル色に染まらないで(客に媚びないで)欲しいです。ヲタ客は敵だと思ってくれれば一人前かも(笑)。メッセージ性の高いコンテンツにも耐えられるタイプですね。この子を中心に観ていくと優等生っぽい子が何人かひっかかると思います。意外にこのタイプが主流派かも。

成田梨紗」は「ちょっとHなオリジナルビデオに出演していた女の子が制服向上委員会の初代リーダーになった」みたいなイメージの子で、相当クラクラきます。最前で見るとかなり危険です(笑)。この子を中心にビジュアルの色っぽい子が何人かみつかるでしょう。

初期SKiの一押しだった子と名前が似て蝶な「前田敦子」はこちらサイドにはあまりきてくれなかったのでコメント保留です。多分に空気みたいな雰囲気の子なのかなあと勝手に想像しています。そういったユニークな(重複しない)タイプが好きな人は、そういったタイプもかなりいます。むしろ秋元康氏の得意分野でしょうね。

板野友美」は前回も書きましたが1980年代後半のコロムビアアイドルっぽいですね。これで関西弁を喋ってくれるとクラクラきますが、流石にそれは無い模様(苦笑)。
「守ってあげたい系」はハロプロにもいますが、どちらかというとワーナーパイオニアやビクターっぽい。秋葉原48コロムビアCBSソニーっぽい感じですかね。作れば作りこむほど良くなるタイプ。そういった子も何名かいます。
(一説によるとハロプロエッグにも似たタイプの子がいる模様。早く見たいんだけどねえ...)

それと。 全年代が一斉スタートしていることで判ってきたこともあります。
13歳以下の子たちはまだ観客に対するアピールの仕方をよく知りません(これはハロプロキッズでもそうでしたよね)。一方、これが高校生にもなるとこれでもかというくらいにアピールしてきます。この両者は「初々しさ」や「世界観のフィット感」でそれぞれの個性(優位性)を持っていますから、あとはもう好みの問題となります。
しかし「14歳組」はその中間というかバランスが程よく万人受けしやすい。この年頃にデビューすると成功しやすいのは、そういうことなんだろうなあ...と改めて再認識した次第です。

ただ、ここまで書いてから言うのもアレですが、年齢別とかタイプ別とかに分けて応援するという姿勢は私的には避けたいと思っています(何を今さら言ってんのあんたは(笑))。ステージ上では年齢が低いから(あるいは高いから)有利なんてのは全くありませんので。あくまでもプレビュー的な参考としてお勧めします。

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楽曲について。
コンセプト的には1980年代を意識している様ですが、私は1980年代末期〜現在までのテイストの方が強めに出ているかなと感じました。これは前回と同様。

間違いなく1980年代を想像できるのは「スカート、ひらり」。これはメロディーラインはチェッカーズ岩崎良美、荻野目洋子などを連想させる正に1980年代テイストの楽曲ですね。歌詞の軽薄短小っぽさも正に1980年代。

AKB48」は秋元康の十八番的な楽曲。これも1980年代っぽいですね。アイドルポップスと一発屋の50'sリバイバルポップロックが混ざった感じです。

また「キスはダメよ」は1970年代風ですね。吉田拓郎キャンディーズに楽曲提供したような雰囲気の曲です。衣装もそれっぽい。

「桜の花びらたち」や「青空のそばにいて」は制服向上委員会っぽいです。いやギャルゲーっぽいかな。これは1990年代中盤あたりのテイスト。

「あなたとクリスマスイブ」はキーボードを弾いて歌っているのでKiroroっぽい感じ。いやこれも制服向上委員会っぽいかな。歌が上手くなった青山&奥山コンビみたいな感じで(苦笑)。

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最後に「一度見てハマリそうになっちゃってる自分がいるよ」という方へ。

ハマって下さい(笑)。
これはお薦めだと思います。

ただ、忘れてはいけないことは、彼女達は(今のところ)ここがゴールではありません。あくまでもアイドルキーワードの「5」の場ではなく「4」の場。今のほんわかとした雰囲気では容易に想像できませんが、推しメンを精一杯応援しないと消えてしまう可能性が高いです。
「今のところ」をカッコにしているのは、個人的には「そんなにがんじがらめにしなくてもいいかなあ」という希望的観測が含まれたものです。しかし初志貫徹を貫くのならば、それは単なる甘えなのかもしれませんね。
そう考えると、そういったことに慣れてないひとや、「もう卒業(引退)なんて絶対に嫌だ」と思っちゃうひとが見ると耐えられないかもしれません。泣いちゃいそうです(笑)。

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おまけ。

それで秋葉原発と言われても(RBB TODAY)
今の秋葉原のアイドル像は「5」のスタイルが主流。世界観が違うのは当然。「秋葉原から発信する」という閉鎖的なポジティブメッセージを求めるよりも、「早くこんなところ(=秋葉原)から抜け出せるように頑張れ!」という開放的なネガティブメッセージを発した方が相応しいと思います(笑)。