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更新しました。
いわゆる「ゴーストライター」と「元ネタ」ものです。
イムリーすぎて恐くなったので...って訳ではなく、単に後回しにしていただけですが。

そう言えば(サザエさんの終わりの歌を作曲した)筒美京平さんのデビュー作「黄色いレモン」は、師匠である「すぎやまこういち」さん名義になっていたんですよね。でもこれは「Musicman-NET」にあるとおり...

●村上さんが始められたんですか?

そうです。村上が始めたんですよね実は。そこに私が入ったんです。オリジナル楽曲をNo.1から台帳に打ち込んでいくのがまず仕事でしたけど、僕が入った時はまだ一ケタでしたからね。日音のオリジナル曲にはTBSの鈴木道明さんっていう泣く子も黙るTBSの歌の番組のプロデューサーがいらしたんですが、作詞作曲もなさっていて、その大先生の担当は別だったんです。鈴木道明さん以外のオリジナルを村上がやっていたんですね。このオリジナル楽曲の2番か3番目が猪俣公章さんで、何番目かが筒美京平さんですよ。筒美京平さんには初めはすぎやまこういちさんの名前で作った「黄色いレモン」っていう曲があるんです。「♪黄色いレモンに涙がこぼれ〜」っていう歌ね…知らないでしょ?やっとここ最近になってすぎやまこういちさんの名前から「筒美京平」に変えたんです。

●当時は自分の名前を伏せてたんですか?

そうです。筒美さんはまだポリドールの社員だったから名前は使えないっていうんで、すぎやまこういちさんの名前でやっていて、その直後に筒美さんがポリドールを辞めたので筒美さんの名前で出したんですよ。その時は村上と私の二人しかいなかったから、ほんとになんでもやってましたよ。できないとクビになっちゃうし(笑)。

といった感じで、ゴーストライターではなく「日本グラモフォン(ポリドール)」の社員であったためその様にせざるを得なかったとのこと。いわゆる契約上の問題でしょう。当時の作曲家はレコード会社専属作家なども多く、この状況ではまともに曲を発表できないでしょうから。

私は筒美さんの企画盤のライナーノーツでこの件を知りましたが、この情報が表に出てから「すぎやまこういち氏は弟子に曲を書かせている」といったゴーストライター説が出たらしいのですが、まあこのあたりから膨らませたのでしょう(笑)。

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そういえば「こんにちわプロジェクト@UFW」で飼ってる例の方は「盗作」と表現していますが、その手の元祖である「100%真実の告白」では確かゴーストという表現を使っていたような...