参考:楽天、TBSの筆頭株主に(その2)

楽天、19%超に株買い増し TBSの要請無視(産経新聞)

あーあ、やっちゃった。先走りすぎだよ。 > 楽天

楽天はまず、何でもいいからCSのチャンネルを立ち上げて、放送のノウハウ(技術力ではなくナレッジな部分)を得てから参入すべき。「ネットと放送の融合」はネット側に実績がないと単なる「机上の空論」とみなされる。
(ネット業界が考えていそうなことは放送業界では既に検討・実行されていると考えていい。)
ソフトバンクビックカメラをそれを既に実践しているから、ホワイトナイトや安定株主として受け入れられているんだよな。
(ライブドアの一件ではこの部分での無能ぶりが露呈した。)

それと、TBS側の目線(立場)を読みきれていないのがマズい。
あくまでも放送局が「主」でネットは「従」だということ。正確にはコンテンツが主でインフラが従。なので放送局側に旨味が無ければ全く意味をなさない。 (前回のトピックで好意的に受取ったのは、楽天があくまで通販と言うインフラに精通しており「従」に徹する意志がありそうだと判断したから。ただこの状態ででは撤回せざるをえない。)
「主」「従」だと解り難いので、コンテンツの純度を「2ちゃんねる」等の掲示板風に表現し直すと、本来は「出版社・レコード会社>映画会社>放送局>ネット業界」ということになる。ただし放送局の影響面の大きさから、主導権は放送局が握っているのが現状。
例えば、ハロプロとも関係があるUSENがレコード会社や映画配給会社を配下に治めたり、オリジナル作品の開発に躍起になっているのは、彼らがブロードバンド業者ではなく有線放送業者だから。要は目線が放送局に近い。

楽天このニ点が欠けている。
誰にそそのかされたか知らないけど、「急がば回れ」で出直すか、本業を全うした方がええよ。