参考:米アップル、ビデオ対応「iPod」を発表

いきなりきましたねえ

米アップル、ビデオ対応「iPod」を発表(ロイター)
11月過ぎって話じゃなかったのか(笑)。

しかし、画面がちっちゃいですね。 噂ではこんなのが出ると予想されていたので、ちょっとがっかりです。
本格的なものが出るという噂も根強いですから、もうちょっと待つかな(笑)。

問題はH.264がサポートされているか?...なんだけど。
仕様では...

対応フォーマット:H.264ビデオ(最高768 Kbps、320×240、毎秒30フレーム、最高レベル1.3のベースラインプロファイル(最高160 Kbpsの AAC-LC)、48 kHz、.m4v/.mp4/.movファイルフォーマットのステレオオーディオ)、
MPEG-4ビデオ(最高2.5 Mbps、480×480、毎秒30フレーム、シンプルプロファイル(最高160 KbpsのAAC-LC)、48 kHz、.m4v/.mp4/.movファイルフォーマットのステレオオーディオ)

...です。 H.264(MPEG4/AVC)に関しては(細かい使用の違いはあると思いますが)PSPと同等の画質です。音声は上ですね。なのでPSPと同程度の画面サイズのiPodが出ても不思議ではない筈なんですが...
純粋なMPEG4も採用されていますが、2.5MBpsにするくらいならH.264を採用した方がいいでしょうね。ただH.264エンコード時間がとっても遅いです。ウチのMac(G4 500MHz Dual)では、320x240のサイズで1曲あたり20〜25分程度ですQuicktimePro(7.0.3)で試しに320x240の動画(4分程度)をiPod用(強制的にH.264になる様です)に変換したところ40分程度かかりました(苦笑)。

また...

ビデオ容量は、演奏時間4分の曲を750Kbps H.264エンコーディングし、128Kbpsオーディオと組み合わせた場合のファイルサイズを基準にしています。上記の容量は60GBモデルのものです。

150時間/4分=150時間*15曲=2250曲のビデオクリップが入る計算になります。コンサートDVDが平均100分だとしたら90タイトルが入る計算ですね。
1曲あたりのサイズは平均25MB程度になる計算(経験上でも概ね20〜30MB程度)。AIFF/WAVファイルでは1分10MBですから、CDクオリティの無圧縮音源の1/2強の容量でビデオクリップが楽しめると考えて良さそうですね。
H.264は相当綺麗なのでエンコードの質によってはこれで充分だと思います。将来的にはあぷろだ」あたりで出回る動画ファイルはこの形式が主流になる可能性もあります。

おまけにiTunesVer.6.0もリリースされた模様。5.0が出たのはつい最近なのに...
iTMSでの購入は1曲300円とのこと。
ハロプロも欲しいところ。

早速こんなページも出来た模様。
QuickTime 7.0.3 Proを使って、新iPodで再生可能なムービーファイルを作ってみる。
Apple、「QuickTime 7 Pro」で新iPod用の動画が作成可能に(AV Watch)
iTunesでも変換できるか?は手元にありませんので不明(苦笑)。iTunesには変換オプションは見当たりませんでした。
ちなみにDVDは直接は変換できないでしょうね。それ以前にDVRなどの(Muxedな)MPEG2は音声が出なかったと思います。なので一旦movファイルに変換するか、音声をコピペするかという作業が必要でしょうね。

またフリーではx264というフリーのH.264エンコーディング用のライブラリがあり、様々なフリーの変換ソフトで利用されています。確かこちらの方が変換は速いです(画質はQTの方がいいかも)。なのでしばらくすればこちらでも対応するでしょうね。
ちなみに(OSX用のフリーエンコードソフト)ffmpegXでそのまま変換するとQuicktimeでまともに表示されません、これは「Bフレームのサポートに問題がある。」とのことですが、これはApple側は不具合ではなく仕様だと認識しているかもしれませんね。これはBフレームの使用を止めればいいだけの話です。
(ウチでも確認済み。)

またUSB2.0しかつかえないという噂もあるようですが。仕様では...

USB(Dockコネクタ経由)、コンポジットビデオ(AVケーブル(別売))、オーディオ出力(ヘッドフォンジャック または iPod Universal Dock(別売)のライン出力経由)

...となっています。なんか謎です(笑)。