℃-ute/「℃-uteコンサートツアー2010春〜ショッキングLIVE〜」@松戸・森のホール21

私的にショッキングライブと言えば電撃ネットワークみたいなやつなんですけどね...つーか、真空パックみたいなのは絶対無理だけど、蛇の生き血を吸うとか、虫を食べるとか、首が伸びるみたいなショーでもやるんかいな...とぼやきつつ松戸へ。つーのも席が逆最前なもんで(苦笑)。 というか、キワモノ度が増すのかなあ???なんて思っておりました。

しかし、スーパーイリュージョン的な要素はほぼなく(旗振りは別ね)、歌で勝負しました。

いいライブだったよ。

ちなみにセットリストはこちら付近。

全般的にシングル曲減、アルバム曲等増。

特にソロコーナーが充実で、さらにキャラにあった選曲がかなり的確。
矢島舞美の「Lonely girl's night」(YouTube)は女優アイドル路線。ただ他社の腐れJ-POP路線ではなく、歌謡センスあふれるつんく♂作なので、いい感じで楽しめました。
岡井千聖は「ダーリン I LOVE YOU」(YouTube)。 彼女は結構甘い声を出すので「きゃぴきゃぴアイドルソング」調に仕上がってます。躍動感あふれる持ち歌が望まれますね。
萩原舞は「Endless Love 〜I Love You More〜」(YouTube)。もともと初期のマイマイはR&B or Soft Rock路線だったので、元に戻った感じ。もうちょっと振付にセクシーさがあってもいいかも。
鈴木愛理の「嗚呼 恋」(YouTube)は今までの「℃-ute=鈴木」の延長線上にある80'sアイドル路線(相川恵里っぽいやつね)。あ、「鈴木愛理相川恵里説」ってのは私見です。苦笑
中島早貴は「愛してる 愛してる」(YouTube)。ソロ曲化したので、地声(アニメ声?)寄りになった印象。三浦理恵子っぽいかな。ソロではいわゆる萌えソング担当っぽくなってきたかも。これは私の当初の予想通り。素晴らしい。

まとめると、矢島=女優アイドル路線、中島=萌えソング路線、鈴木=歌謡アイドル路線、岡井=元気系アイドル路線、萩原=R&B(セクシー?)アイドル路線ってことになりそう。村上→萩原って感じかもね。
んで、梅田が抜けたことで、コミックソング的な要素を持っている曲は消えた感じではある。

ペア・ユニット的な曲も増える。矢島・鈴木コンビと中島・岡井・萩原コンビ。これは往年の名アイドルCoCoの瀬能・三浦コンビと、宮前・羽田・大野コンビの力関係コンビネーションに似ているよね(苦笑)。
面白かったのは中島・岡井・萩原の「君の戦法」。CD(YouTube)だとアレンジも含めJ-POP調だが、ライブだと声優ユニットっぽく聴こえる。萩原・中島はもっと高音だし、岡井はもっと甘い声を出す。キャラクター性の高い3人はキャラソン(挿入歌)担当。一方、矢島・鈴木は主題歌担当。アニメに例えるとそんな感じです。

さらに、シングル曲の減少だけではなく、シングルメドレーもなし。その代わりライブのプロトコルと言うのか、はたまた起承転結というのか、ライブらしいライブの流れになってきている。なので、やっと他のユニットに方を並べたという印象も正直ある(あくまでもDD的意見として)。

ライブって代表曲の内の何曲かが消えても違和感がない(楽しめる)ようになったら、そこで初めて成長があったと言えるんじゃないかな? 今回は「大きな愛でもてなして」や「めぐる恋の季節」をやらなかった。こんなの一昔前じゃ考えられないよね?
(ちなみに前回か前々回のベリコンでは「スペジェネ」をやらなかった。一方、娘。は「LOVEマシーン」をまた再び取り上げている。そういう部分で色々解釈するのもまた楽しいかもね。)

5人体制になり、素材の再チェックをし、整理し提示したのが今回のライブであり、アルバムなのかなあ...そんな感じしょうか。
一時期あった「新メンバー待望論」的なものは、とりあえずは鳴りを潜めそうですね。それだけの一体感は感じました。

それと。
MCは最初と最後の定型的な挨拶(「2階席のみなさーん元気ですかー!」みたいなやつ)を除くと、ほぼフリートーク。コーナーも自分たちでアイディアを出し合っている感じもある。もともとイベントのトークに定評のあった子達なので、楽しくないわけがない。特に夜の部の「ショッキングフォト」コーナーは衝撃的だった。アップフロントチャンネルにアップして欲しいほど。

それと...新曲「キャンパスライフ〜生まれてきてよかった〜」も聴きました。今での80年代後期シリアスアイドル路線から一変して、正統派萌え路線だったりします。これはハマると楽しい。期待してくださいね。