V.A./HAPPY! STYLE「Valentine's Live Square」「Valentine's Special Party」@パシフィックヘブン(その2)

いい意味で疲れた1日でした。

音響のテクニックがあまり良くなかった(ハウリング、マイクトラブル、音出しミス)のは課題かな。出来るだけコストを掛けないで...というスタジオキューブ魂みたいなのが、ハイリスクな運用に至るのかもしれないですが、もうちょっと大きな会場でこれではマズいです。
不満はこれだけ。あとは大満足のイベントでした。

セットリストは希さんのところ(こちらこちら)を参照。「Love Power」(Aice5)と「バレンタイン」(THE IDOLM@STER)は005で披露(参考)。「ごきげんよう、かしこ。」はHAPPY! STYLEでは初披露ですが、地下系ライブやCSの「ガールズオンステージ」の公開録画などで何度か披露しているようです。ちなみにAICE5やまなこスタチャ。一方、三澤紗千香の「ワンダー☆ウインター☆ヤッター!!」はマーベラスエンターテイメント。これも何かの伏線なのか、それとも単に好きだっただけなのか...握手会でちゃんと聞けばよかったです(笑)。

以下は感想。
ディテール的なものは他所でも見かけると思うので、ウチらしい観点で。

その握手会、ハピスタの握手会はあまり流さないことでも知られています。それがこの日は握手会が流し気味というか、やや速めでした。というのも本編が約90分で、歌中心の1〜2部はそれぞれ14曲もあり、そこにアドリブ満載のトークがガンガン入る訳ですから、まあ凄いことになっちゃうわけです。この充実度のおかげで翌日までぽわわわーん状態でした。

というか、パシヘブに移ってから、トークのウエイトが一気に高くなりましたね。で、毎回、腕が上がったなあ...と思える瞬間がある。

ハロプロエッグのイベントは(例えパシヘブイベントでも)初々しさやキャラクター性を探求しに行く場だと思うのですが、ハピスタはそういう感じではない。かといって他社の育成型ユニットの様に客寄せトークが鼻につく訳でもない。そういう意味では修業の場的な要素はあるかなとは感じました。うーん...上手く伝わらないかな(笑)。簡単に説明すると、演技力は日頃のレッスンがあるでしょうから、それよりはとっさの判断力を養う場かなと。それは曲の合間にある「台本と役柄をその場で与えられて即興で一人芝居するゲーム」「お客さんの恋愛相談に答えるゲーム」などです。私的には声優も俳優も変わらないと思っていますので、こういうのは事務所内の他の俳優志望の子にもチャレンジさせてあげたいなあ...とは感じました。
(「この手のトークはバラエティ番組でもあるだろ」と思いがちでしょうが、スタジオ収録とは異なり、反応が直に感じられますからね。また、進行役が別途用意されていませんので、自分でコントロールしなければなりません。)

で、実際にそういうお仕事もあるわけです。具体的にはゲーム関係のショーの司会など。そういうところで現に揉まれている能登有沙は、もしかしたら...いや、もしかしなくても、新人公演の司会が出来るレベルかもしれないです(笑)。

能登有沙の良い面は杓子定規じゃないところですね。あとはそれを好きになろうとする姿勢。
ただ、最近はちょっと本編で頑張りすぎて、握手会の時にはお疲れ気味になっちゃっていることかな。ま、でも、それはそれで全然OKかなと思う。ねぎらいの言葉もかけてあげあいところですね。

(というか、俺のリアル嫁の20歳の頃に似てるんだよな。ビジュアルは違います(野坂なつみ時東ぁみっぽい)けど、性格やサービス精神がそっくり。だから頑張り具合が凄くよく分かる。)

その能登くんは、声優としてのキャリアは他の子に先を越されちゃっていて、その面ではちょっと焦りはあるのかな?...いやでも、そんなことは今は考えずに、もっともっと演技力と歌唱力の腕を磨くことが大切。話題先行だと、どうしてもハードルがひとつ高くなりますので、もっと頑張らないといけません。「仕事がどんどん入る」ことよりも「仕事が入った時に賞賛される」ことの方が大事。あと「俳優と声優は根元は一緒」的な大御所さんらと一緒に仕事をする世界ですから、演劇活動も続けて欲しいですね。

他の子も同じです。みんな何かが足りないところがありますよね(順番は適当)。

小倉唯
あの独特のファンシーな声*1から、演技可能な人物像...いや、人間じゃない場合もあるので「キャラクター像」と言った方がいいかな...は今のところ狭いかもしれません。*2
さらに本人にキャッチーな個性(キャラクター性)があるから面白い*3。見た目通り末っ子(甘えっ子)イメージで、さらに喜怒哀楽を上手くコントロール出来る感じ。本当に怒るとどうなるかは想像出来ませんが(苦笑)。なので、これが大人になってどうキャラチェンジするのか、あるいはしないのか(合法ロリ化するのか?)...あたりが注目かな。

石原夏織
歌も上手い方ですし、演技もこなせて、ダンスも出来て、愛想も良くて、そして可愛い。そして持ち歌がロマモー...エッグだったらもう大人気でしょうね。
私的には声優と顔出しの役者の両方やらせたい気分。天性の女優さんタイプなので、見た目クールでツンデレですが、トークのグダグダ感の落差が素晴らしい。握手会でも彼女の時間が長くなる傾向があるみたいですが、ガッつくと言うよりも、独特のテンポに巻き込まれちゃう感じです。

松永真穂
ダンスと歌はまだまだなのですが、声量があるのと、なによりも度胸があるのはいいですね。
エッグオーデで(当時謎だった(笑))「ゲーム系アイドル急募」という募集要項があった頃に受かった子なので、セガさん的にはもうちょっとアイドル寄りの仕事もさせたいのかもしれませんね。ただ、スレンダー体系なので、グラビアではなく、バラエティとか。そっち方面にも向いていそう。「カード学園」的なヤツね。

三澤紗千香
2部での「三沢コール」の意味が分からずちょっとご立腹な様子でしたが、理由を教えてもらったのか自分で調べたのか、3部では「私はプロレスラーじゃありません」と切り返すところから勉強熱心さを伺える。
男女演じられる幅広さから、声優としての素質は抜群なものがある。加えて歌唱力もレッスン次第でトップクラスにまで持っていけそう。アニメファン向けに言うと、グループこまどりっぽい感じかな。なので萌え萌えアイドル声優というより、実力派若手声優というイメージ付けもとっても必要なんですが...ただ本人が相当に変な(マニアックな)ヤツで、トークのキレも抜群なので、MCを含めライブが楽しいアーティストになりそうですね。ラジオもやらせたらいいかも。FM富士あたりで。

市川利奈
来週の「夢色パティシエール」のゲスト(脇役)の男の子役で声優としてデビューします。ハスキーボイスなので男の子役がメインになりそう。ちゃんと鍛えれば野沢雅子さん的な声を出すのではないかと希望的観測。
TVレギュラーは持ってるものの、現場慣れしていないこともあり、2部では緊張感もありましたが、3部の後半からかなりよくなってきました。
ダンスレッスン的なことをこなしていないのか、ダンスチューン中心のライブの中で存在感を求めるのは酷ですが、今から小倉唯と同じことを求めても、あまり意味が無いので、歌って踊れるの「踊れる」の部分はカットしてもいいかなと。バックダンサー役は沢山いますしね。呼びもしないのに踊ってくれると思います(苦笑)。

寺門仁美
もうプロ経験者ですので、私がああだこうだって言うことはないですが、ちょっと*4えっちな作品に出て欲しいですね(笑)。そういう方向性も好きなので。というか、エロゲなくして日本のミュージックシーンは語れない...なんてことになるかもね。あとは事務所の判断(笑)。

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以上。

声優とか興味ないよ...といいつつ読んでくれた貴方へ。

イベント当日、こちらの某回の終演とエッグのレッスン(?)の終了が重なったため、現場は大変なことに。
とはいってもトラブル的なものはありませんでしたけどね。

で、何名か新人公演未登場の子がいたのですが、その中に小学生時代の菅谷梨沙子の面影を持つ子が一人...「湘南瓦屋根物語」の頃です。

STKとかやめてね。

*1:あっち方面の方へ、桃井はるこさんや豊崎愛生さんっぽい声です。

*2:普通の声も出せるが、地声が魅力的すぎるってことです。

*3:俳優さんは演技終わればタダの人だが、彼女は地もそのまんま。

*4:いや、ちょっとどころじゃなくてもOK。