擬似児童系

二つの記事を使って検証します。
あ、花音ちゃんはもう寝なさい。

わいせつDVD販売容疑で写真家らを逮捕(日刊スポーツ)

 警視庁保安課は17日までに、わいせつ図画頒布の疑いで写真家力武靖容疑者(48=東京都渋谷区幡ケ谷)と、DVD制作会社社長河野憲一容疑者(35=山口県下関市一の宮町)を逮捕した。

 逮捕容疑は6月、わいせつDVD計45枚を東京都新宿区と千代田区のビデオ店に販売委託した疑い。

 力武容疑者は成人女性を少女風に撮影する「疑似児童ポルノ」と呼ばれる分野で有名な写真家。同課によると、容疑を否認している。

 DVDは1枚8000円で、2容疑者は約250枚を制作。昨年春からDVDなどで約1億4000万円を売り上げていた。(共同)

上記は共同通信の記事(第一報)。

簡単に説明すると剃毛済みの成人女性の無修正イメージビデオを制作し、国内の店舗にて販売した容疑で捕まりました。
ビデオの内容はこの前の後藤麻衣の無修正イメージビデオ(IV)の件と似たような内容で、「筋」までは映っていますが、それ以上は映っておらず、また異性との絡みは一切無い。いわゆるIVです。
ただIVとはいえ、国内で販売していることについては、私も”問題あり”かなと思っていましたので、逮捕については特に驚くことはありません。

”問題あり”と感じたのは、日本では裸が映っていたら即ポルノという風潮が非常に強まっていることもある。

あんたなんでそんなに詳しいのか?ってのは、児童ポルノ関連の是非の問題を調べていくうちに、「児童エロチカ」(wikipedia:児童エロチカ)という概念があることを知り、その関連項目に彼の名前が出てきたからです。ちなみに俺はロリコンじゃないです。詳しいけどね。ただ私の場合は少女ヌード全盛時代に同世代より数歳下の女の子が脱いでいたからというだけの話です。もし君が大学生で、本屋に行ったら熊井ちゃんのスッポンポン写真集が陳列されてたら普通買うよね?
でも写真家までは詳しくは無かったな。

確かに彼はその頃の有名写真家だったようです。しかし彼の海外サイト(花音ちゃん調べないでね)を見た感じでは、剃毛にはこだわっていたようですが、被写体は見た目も大人の女性が圧倒的に多かった印象です。ただ、海外サイトでは性器はしっかり映っています。国内向けは海外向けから”比較的”童顔の子を好んでセレクトし、性器が映っているものを除外し、「筋」まではOKとしていたようです。
小耳に挟んだ話なので定かではないのですが、いわゆる「筋は局部にあらず」という神話らしきものが業界にはあり、これを販売する際に過信したのが良くなかったのかと。

ちなみに剃毛については、海外ではむしろスタンダードです。日本ではモザイクがかかっているので、ヘアを珍重する向きがありますが、海外撮影(無修正)もしているAV女優さんは剃っている方が増えてきていますね。一般女性も腋毛同様「剃らないと恥ずかしい」って時代もやがて来るかもしれません。
ただ今現在でも、まだまだ「剃毛=ロリータ」という間違った印象がありそうな今日この頃。

問題は、異なる通信社の取り扱い。

「疑似児童ポルノ」初摘発=ヌード写真家ら逮捕−わいせつDVD頒布容疑・警視庁(時事通信社)

 児童を装った成人が出演する「疑似児童ポルノ」と呼ばれるわいせつなDVDを制作、販売したとして、警視庁保安課と四谷署は17日までに、わいせつ図画頒布容疑で、写真家力武靖容疑者(48)=東京都渋谷区幡ケ谷=と、映像ソフト制作会社社長河野憲一容疑者(35)=山口県下関市一の宮町=を逮捕した。
 同課によると、疑似児童ポルノの摘発は全国初。力武容疑者は「性器は映っていない」と容疑を否認し、「法に触れるので少女に見える女性を使った」と話しているという。
 同容疑者は愛好家の間では著名な存在で、1980年代から少女ヌード写真集やビデオなど約100作品を制作。児童買春・ポルノ処罰法施行後は疑似作品を撮っていたという。
 逮捕容疑は6月19日と20日、千代田区外神田のアダルトショップなど2店に、30歳の女優が主演するわいせつなDVD計45枚の販売を委託した疑い。
 同課によると、同作品は男女の絡みのないイメージ作品だが、全体の約4割で性器が露出、強調されていた。2007年に制作し、1枚8000円で販売していたという。(2009/09/17-12:43)

逮捕の理由はまずは「性器が映っている」と判断したことだと思われますが、ここに「疑似児童ポルノは悪!」を植え付けようとしている印象ですね。これが女子中学生へのレイプを連想させるAVでしたら問題ではありますが、これは単なるIVです。

うーん...政権が変わったことで揺さぶりをかけようとしているのかな?>公安当局

ってのは、仮に法案が上がったとしても、この前の法案より厳しくはしないはず。あるべき姿はあくまでも児童の権利保護、つまり「児童が(レイプかそれに近い形で)無理やり性行為を撮られることで、永久にそれが流通する可能性があるから、それを禁じましょう」ってのが主旨のはず。そこには芸術作品は含まれてはならないし、成人女性も含まれてはならない。当然、被害者のいない二次元創作も含まれてはいけない。

ちなみに彼の考え方については「wikipedia:力武靖」を参照のこと。「疑似児童ポルノ」と呼ばれるのは心外かもしれませんね。ただ国内で軽率な販売方法をとったことで、マイナスイメージを自ら科してしまったことについては、私も甚だ遺憾です。

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追記風。
共同通信さしかえましたね...

 警視庁保安課は17日までに、わいせつ図画頒布の疑いで写真家力武靖容疑者(48=東京都渋谷区幡ケ谷)と、DVD制作会社社長河野憲一容疑者(35=山口県下関市一の宮町)を逮捕した。

 力武容疑者は成人女性を少女風に撮影する「疑似児童ポルノ」と呼ばれる分野で有名な写真家。同課によると、容疑を否認している。疑似児童ポルノが摘発の対象になったのは全国初という。

 逮捕容疑は6月、局部を露出したわいせつDVD計45枚を東京都新宿区と千代田区のビデオ店に販売委託した疑い。

 力武容疑者は「少女を撮ると違法になるので、成人をモデルにした」と話しており、同課はDVDを、児童ポルノの代替物として販売していたとみて調べている。

 DVDは1枚8000円で、2容疑者は約250枚を制作。昨年春からDVDなどで約1億4000万円を売り上げていた。(共同)

うーむ...