℃-uteの今後について(その4)

私的にはメンバーが追加されてもされなくても文句は言いませんが、メンバーの個性はユニットの中で伸ばしていって欲しいとは思ってます。それは他も一緒。

そこで、以前書いた「この子にはこんな曲を歌って欲しい」的なものをまたまた考えようと、一昨日からYouTubeとにらめっこしています。考え方としては、ユニットカラーにこだわらないその子に合った曲は何か?です。アニメで言えばキャラソンですな(笑)。ただ例の如くアイドルポップスを中心にセレクトしようとは思っています。

あまり考えずに出来上がった子から、ぼちぼちアップしていこうとは思ってますが、一人だけ、アイディアが思い浮かばない子がいます。

それは鈴木愛理

理由は簡単で、彼女のイメージとユニットのイメージが重なってしまうから。
彼女向けに「この曲どうかな?」って思い浮かんでも、「いや、それって℃-uteでやった方がいいのでは?」と考えてしまう。

これは娘。にもいます。昔は安倍なつみで、今は高橋愛
Berryz工房は当初入れ替えを謳っていたユニットですから、メンバーにあまり依存していないように感じますが、深く考えたら やっぱりそういうメンバーがいるのかもしれません。

私は「ファンはユニットを好きになるのではなくて、まずメンバーを好きになる」ってのが持論ですが、実は曲もユニットではなく、特定のメンバーに向けて作られているケースが多い(あるいは殆ど)だと思います。それはストレートにメインボーカル向けなのかもしれませんし、そうじゃないケースもあるかもしれない。んでダメ曲と言われがちだったり、印象が薄いといわれがちな曲はすなわち無個性なのかも。メロディーラインの良し悪し関係なくね。

わかりやすいケースだと、一時期の娘。で「今回の曲は誰それを意識して書きました」ってのがありましたよね。「涙が止まらない放課後」とか「Mr.Moonlight 〜愛のビッグバンド〜」とか。でもここしばらくは投げやりなのか、似たような曲が続いています。

で、℃-uteに戻りますが、「都会っ子 純情」以後ではサウンドイメージが変わってしまいましたね。いや、人によってはメジャーデビューあたりから変わっているよって思うかもしれない。昔はプチ「太陽とシスコムーン」路線でしたが、今は1990年前後の歌謡曲路線。これって、楽曲イメージのターゲットが村上愛から鈴木愛理に代わったことを意味するのかなと。

それ自体は、さほど問題視されないと思います。ただ、頭の良い方は気付くと思いますが、「ユニット=自分そのもの」であるメンバーがソロデビューする際、イメージの組み立て方がとても難しいと思うんです。

過去を紐解くと、CoCoっていう名ユニットがありましたよね。
当初5人組で、そのうちメインボーカルは瀬能あづさ三浦理恵子*1。当然ながら二人にソロデビューの話が持ち上がりましたが、成功したと言えそうなのは三浦理恵子。今から考えると簡単で、CoCoは瀬能あづさのイメージだったんです。なので三浦理恵子はオリジナリティ満載の曲に恵まれたが、瀬能あづさはイメージ作りに行き詰まってしまった...

娘。で考えると、後藤真希はあれだけバラエティに富んだ曲が湧いて出来た一方、安倍なつみはどうだったか?
高橋愛は今後どうなるのか?
鈴木愛理の未来はどうか?

鈴木愛理は今は幸せかもしれませんが、℃-uteを辞めた段階で、歌手活動が困難になるかもしれない。

そこですよね。
それを防ぐには、彼女の負担を軽くしなければならない...って考えるか、他のアーティストを使って、もうひとつ別人格を作り上げるか?

鈴木愛理にはBouno!があります。こちらはユニットコンセプト型で、早い話、他の子が人気があれば、代わって歌っても良いはずなんですが、鈴木愛理が歌うことで別人格は出来る。
知人の知人が「俺、Berryz工房夏焼雅には興味ないけど、Bouno!のみやびちゃんは大好き」と発言して、なんだそりゃ(苦笑)と思ったことがあるけど、そういうことなのかもしれない。

ただ、カメレオンのように人格を変えていける嗣永桃子と比較して、鈴木愛理は直球スタイル。

もしソロでやるとしたら、ひとつは別人格的に考えるか、もうひとつは「誰が聞いても名曲」と唸らせるような曲を被せちゃうか...以前書いた「Both Sides Now」とか「Those Were The Days」とかは、彼女を主役とした名曲系ミュージカルを思い浮かべながら書いたのですが、うーん...あの頃から自然とそういうことを考えていたのかなあ...

*1:当初は大野幹代の方がメインだったかもしれませんが時期にそうなりました。