V.A./「Hello!Project 2009 SUMMER 革命元年 〜 Hello!チャンプル 〜」@中野サンプラザ(その2)

行ってきたよ。

今回は客層について。
ベリキューヲタを中心に若い衆が多い。女の子も目立つ。ただ真野ちゃん握手会目当ての人は若い衆...ともいえない。二つの世界がある。

一見不思議に感じたのは若い衆の「チケット譲ってください」がやたらと目立つこと。FC申し込みは落選目白押しだったので、大入り超満員か...と思いきや、二階後方に何列かの隙間があり驚く。
実は当日券は8400円もする。ちなみにFCだと7350円。どちらにしても通常ライブの5250〜6000円と比較してもバカ高い。空席の正体は一般販売枠の売れ残りですが、一般販売は俗に言う「糞席」なので、自分のお目当ての登場頻度なども勘案して、結果見送ることも多いと思われる。

特に、若い衆はチケットの大人買いが出来ず、外れたらヤフオクや仲間内のネットワークから何とかチケットを譲ってもらうかしか選択肢はない。それが高騰してしまうと入場できない。2階後方で8400円を購入する体力もない。それが「チケット譲ってください」の正体かと思います。

これからまた人気を上昇させたいという段階で、若い衆に見たいのに見られないっていう状況を作るのは、一番まずいこと。
知人らと話すと「大会場を使うべき」という意見が圧倒的です。私はそれに加えて、一律3000円くらいにして、高校生あたりでも容易に参加できるようにして欲しいところです。
知人曰く「ハロコンは商品カタログ」、私はよく「試供品的ライブ」と表現していますが、どちらも同じような意味。昔を思い出すと理解できると思うのですが、当時のハロコンは、娘。ヲタが90%以上を占めていて、他のユニットのステージではシーン...ただ、当時の意図は、他のユニットも見て欲しい...といった意味合いが強かったと思います。よって大会場を使うことは自然な流れですが、その当時の目的意識がすっかり薄れ「何の目的があるのかわからないけど、やれといわれてやってます」状態で、さらに適当に小会場をチョイスしたらグッズの売り上げが落ち込みそうなので、新ユニット作っちゃえ的な小手先に終始する状況が残念でなりません。

別にステージも衣装も簡素で良い(歌番組の衣装レベルで良い)ので、もっと「自分のライブに来てください」感を出すことが大切ですが、その方向性を見失っています。いやユニットごとのMCでは、そういったアピールが出ているんですが、新ユニットの存在が全体的な意味合いを薄めてしまってます。

本当、なんだろうな...ライブのプロが作っているライブじゃない気がするんです。
技術的には素人の手作りライブの数万倍のクオリティはあるのですが、ライブの目的が素人以下です。

本来なら曲毎の感想も書きたいところですが、疲れたので後日。