NHKでA-POPライブ番組
NHK総合「MJ」のアニソンSPが8/16にOA(テレビ・ステーション 芸能トピックス)
NHK総合では、8/16(日)の深0:10〜0:55に「MUSIC JAPAN 新世紀アニソンSP」をOA。
NHKが何かやるってのは小耳に挟んでましたが、なるほど、「MUSIC JAPAN」外伝みたいな番組なんですね。
もし「600こちら情報部」が今でもあったら、そちらでやった方が本当は効果があったかもしれないですね。伝説の「テクノポップ特集」みたいに(笑)。
出演は水樹奈々、angela、石川智晶、栗林みな美、茅原実里、HIMEKA、May'n、SCANDAL。
NHKらしくバラエティに富んでいますが、ニュージェネレーション的なラインナンップなのか、奥井雅美さんがいないのがちょっとね。
「CD売り上げ、ライブの動員数、世界への波及効果を考えても、アニソンは音楽シーンになくてはならないもの」と語るのは、音楽だけでなくアニメにも詳しい石原プロデューサー。
「CD売り上げ」に関しては、一般向けルートの楽曲がかなり落ち込んだことで、相対的に上がっているだけなのかもしれませんが、若い衆にとってはアニメの主題歌ってのは馬鹿に出来ない情報源なんですよね。そっちの曲の方がカッコよかったら、十分満足しちゃう。ただ、そうなると、今まで一般向けルートの音楽に慣れ親しんでいた人が取り残される。今そんな現象が起こっています。その溝を埋めるポジションに位置している番組だと認識してます。
「ライブの動員数」については、水樹奈々はご存知のとおりですが、他もZeppやホール級の会場でライブをやっていたりしている方々ばかりかなと。(スポーツ新聞では「アニソン界の黒船」って呼ばれている(笑))HIMEKAとSCANDALは駆け出しなので、話題先行だけならばどうなるかわかりませんが...ってのは、いわゆる「アニソンを踏み台にしてプロモーションをかける」ってのは根強く嫌われるからです。ただ、これも若い衆の気持ち次第で、どうなるかはわかりません。
「世界への波及効果」はこれもだいぶ皆さん意識してきたことかなと。でも、情報源の多くは違法サイトなんですよね...アニメ業界は(国内のファン向けの)ニコニコ動画シフトになっちゃったことで、これが障壁になる可能性はあります。ただ、違法系の方がパワフルなので、そういうのは乗り越えちゃうと思いますけど。
話を戻します。
いわゆるJ-POPとアニソンとの溝ってのは物凄く深くて、両方知っている人にとってクオリティーの差はなくても、そうじゃない人たちにとっては「異国のアーティスト」になっちゃうんですよね。それを解消すべく...なのか知りませんけど「A-POP」なる言葉も出てきています(参考)。まあうまく行けば、一般人も少しは聴いてくれるようになるのかな...少なくともオリコンで「こいつら誰?」ってのは解消できるかも...まあ、演歌・歌謡曲好きから見ると、J-POPもA-POPも「こいつら誰?」ですが。
んで、実はこの特集、大きな欠陥というか、忘れ去られているジャンルがあります。
それは『キャラソン』です。
続きます。