小倉唯(その5)

オフィシャルを覗いたところ、今(12:00現在)、32万超ですね。>再生数
1日10万ペースって凄いな。
「小倉唯」タグをクリックすると、マニアが作成したと思われる比較してみた系の動画があって、そちらもお勧めです。
それと、訳のわからん動画に「小倉唯」が付いていたりして、軽い社会現象が起きてます(苦笑)。

以下は、ここを尋ねてくるニコ動ファンのみなさんへ。

どなたがアップしたかは知りませんが「シャアが来る」
(→ニコニコ動画)

と「マジンガーZ
(→ニコニコ動画)

これはHAPPY! STYLE(通称:ハピスタ)というライブシリーズで披露された曲の流出音源かな。観客の何者かが会場内で録音したものだと思われます。良い子はやっちゃだめよ。
ヲタさん(9割方はハロプロ方面)の盛り上がりが素晴らしい一品ですな。

ハピスタのオフィシャルはこちら。メンバーはハロプロの研修生(ハロプロエッグハロプロ関西)数名と、常設オーディションの「アップフロントエッグオーディション」の声優・舞台女優志望の女の子達(HAPPY! STYLE Rookies)メンバーで構成されたフレッシュなライブです。
ハピスタは主にハロプロソング+アイドルソング+アニメソングのカバーで構成されています。

ハロプロ(というかアップフロント)はご存知のとおり、ちびっこ向けアニメの分野には進出していますが、いわゆるファンやマニア層向けでは縁遠い存在でした*1。ただ、企画等の引き合いは物凄いのでしょうね。なので、事務所(アップフロントグループ)内にアップフロントスタイル(UFS)という新たな事務所を作り、社外の方(野口氏)を新たに社長に招いて、このようなプロジェクトを始動しはじめました。
スタートしたのは1年前の5月からですが、ゲーマーズにチラシを置くこと以外、アニメファン向けの宣伝はほとんどありませんでした。というのも(ゲストを除き)全員新人だったからです*2

UFS野口社長は「たかみゆきひさ」名義で、主にプラモデル界で活躍されている方なんですが、それは表の顔(笑)で、裏方の仕事の方がメインのようです。アイドルの仕事を始めたのが乙女塾時代で、その時代のアイドル発掘プロジェクト「歌姫伝説」(ポニーキャニオンプロダクション尾木らが主導)に関わったことでも一部ファンの間では知られているようです。後にプレアイドルや地下アイドルと呼ばれる、現在のインディーズアイドルの草分けみたいなもので、その人脈は今も活きているようです。

さらに、もともとの得意分野がアニメだったこともあり、インディーズアイドル方面に関わる一方で、そこで活躍していた女の子を声優業界にスカウトすることもやっていたようです。徳永愛さんとか桃井はるこさんとか*3。その延長(?)で今は寺門仁美さんを復活させつつあるので、そのあたりにも期待したいところです。

また、もうひとつの肩書きがイラストレーターですので、イベントや映像制作の分野でも関わりがあるようです(多分にこれが一番メインだと思われます)。近年では、前出のブロッコリー系や「テニスの王子様」のイベントがそうらしいですね。事務所は異なるもののその方面の声優さんのFCイベントやコンサートも手がけているようです。

ハロプロとの最初の関わりは不明ですが、「きらりんプロジェクト」や「ガッタス」「モーニング娘。文化祭」あたりかなと。

このハピスタ、5月以降は休止中ですが、メンバーはこつこつとインディーズアイドル系のライブに出演しています。

んで、前出の流出音源(?)はヲタの奇声が満載なんですが、このハピスタは、最近はとにかく残念なライブという意味で、一部ヲタから熱狂的に支持されています(苦笑)。
「残念」ってのは「内容にがっかり」という意味ではなく、ファンが「残念」なライブという意味です。これってハロプロファン特有の言葉なのかな?
そのあたりは、開催が決まったら書こうかなとは思ってます。

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おまけ。
今までの説明には、「平野綾の曲をつんくが作った」云々の話は出てきません。
というのも、今回のプロジェクト(HAPPY! STYLE)にはつんく♂氏は絡んでいません。

今、「めちゃモテ委員長」というアニメで「MM学園 合唱部」というユニットを結成し、今週の「おはスタ」にも出演している女の子たちがおりますが、あちらはハロプロでも、HAPPY! STYLEでもなく、つんく♂氏が自ら興したTNXという会社の「NICE GIRL プロジェクト!(NGP!)」に所属するメンバー達です。元ハロプロの子と、TNX自前で集めた子と、何故かスペースクラフト所属の子で構成されています。
このNGP!(THE ポッシボーキャナァーリ倶楽部)の活動拠点は当初、石丸電気だったのですが、アニメ仕事には見向きもしませんでした*4、アニメ分野に強いスペクラの子も、立川市のロコドル的な仕事がメインでした。しかし、昨年夏から秋にかけて関わり始めます。「平野綾の曲をつんくが作った」のもこの頃です。ただ、その際は、つんく♂色を出しすぎたことで、アニメファンからの評判は今ひとつだったようで、今回は覆面作家として頑張っているようです。

ちなみに、スペースクラフトはブロッコリー系のアニメにも平野さんをはじめ何名か出演していますので、UFS野口社長とつながりはあるのでしょうが、いまのところ直接絡むことは無いようです。むしろ、それ以外の所属の声優さんと絡むことが多いです。これはTNXとバッティングしないようにする親心なのか、はたまた、所属事務所で差別しないポリシーなのか...多分に両者でしょうが、後者のやり方にハロプロTNXはまだ慣れていないのも事実です*5

*1:人気声優やアニソン歌手のライブも多数手がけてはいますが、あくまでも制作マターでのおつきあい。

*2:小倉唯は子役の経験はありますが、歌手としての経験はない。

*3:そういったケースは、他にもかなりあるようですが、ネット上で野口さんとの関わりが確認できるのはこの二人。

*4:それ以前に手がけていた時東ぁみはアニメタイアップはありましたが。

*5:ハロプロは小劇団とお付き合いすることが多くなっていますので、多少はそうなりつつありますが。自前で何でもやりたがる癖は健在です。これは芸能系事務所が嫌われる最大の要因かもしれないですね。