真野恵里菜/「世界は サマー・パーティ」

とりあえず聴いてみたよん。

つーか、あのさあ...俺ってこういうの好きだと思うか?

真野恵里菜世界は サマー・パーティ
(→YouTube)

答えはYES(苦笑)。
もう大好物。
ニコニコ動画風に言うと「おっさんホイホイ」ですよね。当社比100%UPな感じですな。

「HQ」モードだとそうでもないけど、ノーマルモードだと当時(って何?)のナローなミックスっぽく聞こえてレトロチック。演奏もビッグバンドっぽさがあって、レーベルも「ハチャマ」じゃなくって(まだ「ポニー」が付く前の)「キャニオンレコード」じゃないのか?と錯覚しそうにもなる。

モータウン調のビートですが、過去のモータウンアイドル(笑)で印象深いのは、キャンディーズとおにゃン子クラブ。どちらかというと後者の軽快さ(軽薄さ)に近い印象ですね。また、広末涼子のデビュー曲でもこのビートは使われてますので、そちらを連想する人も多いかもしれません。

特徴はなんといっても、初っ端の「Let's Go!」とか、3:10あたりから始まる女の子たちのコール。もうクラクラきますよね。
ハロプロでコールをレコーディングに入れるパターンは、初期のモーニング娘。(ラップという名の口上)や、松浦亜弥といった、ファンの現場のノリがまだまだ形成されていない段階で、割と多用されますので、今回もそれでしょうね。ただ、今までとはノリが多少異なるのは、また違った楽しみ方をしたらいいんじゃね?的なものなんでしょう。

嬉しいのは、多分にですが「Let's Go!」は真野ちゃん自身の声を重ねたもの。あるいはエッグたちの声だと思うんですね。
さらにセルフコーラスっぽいのも入っています。その昔のアイドルソングは「ダブルトラック」(wikipedia:ダブルトラック)も結構あったと思うので、そういう意味でもハロソンでセルフコーラスが増えてきたのは歓迎すべき点です。アイドルポップスの王道ですので。古くはビートルズとか、またエルヴィス・コステロも好んで使う手法です。こういうのはテクノロジーの進化とは一切関係ないです。

また、コールは、チア・リーディングっぽいけど、親衛隊コールっぽくも聞こえる感じです。というのも「Let's Go!」は親衛隊コールで多用されたので。
んで、このコール、ネットサーフィン(笑)をすると、「アニソンっぽい」って印象を持った人もいる感じです。ええ、アイドル声優界隈はハロプロよりも歴史が長いので、多少親衛隊ノリが(コールのみ)残っています。さらに声優も自身がアイドルマニアだったりするので、レコーディングにコールを入れたりするんですよね。田村ゆかりさんの「恋せよ女の子」とか、宮崎羽衣さんの「ココロドキドキ」とかにも「Let's Go」が入っていたはず。こういうタイプの曲はアップテンポな曲も多く、シンガー自身でSEっぽいものを入れてみたり、子供っぽい感じにしてみたり...ということで、「電波ソング」と呼ばれる曲もある。
なので、この曲もあちら方面のヲタさんが聴いたら、ある種の「電波ソング」思われちゃうかもしれません。まあ、それはそれで結果オーライかな。