道重さゆみ(その5)

続き

そういえば、さゆには待望のソロ曲があったんですよね。この前のアルバムで。

道重さゆみ/It's You
(→YouTube)

なんちゅう、おセクシーな曲なんだろう(苦笑)。

ここの...

こんなエロエロソングはさゆみんには似合わないよ...俺は大好きなんだが。

に対するつんく♂さんのアンサーソングなんだろうな(電波ゆんゆん)。
ええ、確かに好物ですよ。>この曲
彼のコメントはこうだ

M−10 「.It's You /道重さゆみ
サウンドテーマは1980年代のR&B。
ちょっといい意味懐かしいのですが、この時代のサウンドって、
とっても粘りっけがあって、今の道重が歌うことによって、
なんとも言えないかわいい色気が出るように思うのです。
かなり背伸びしてセクシーに歌う。
すごくいいですよね。
もちろん、歌唱力バリバリで、黒人の歌手が歌うと
雰囲気出まくるとは思うのですが、やっぱ、若干の変化球でないと
面白くないでしょ!
道重のように無心で向かってきてくれると、曲が新しい方向に進んでくので、
すごく燃えますよね。
最初、本人に曲を渡して「ソロで歌うよ」って言ったら喜びながらも
不安がってたように思いますが、レコーディング当日は本人も
めちゃ歌う気だったようで、何人かの歌を録る予定でしたが、
「今日は私が歌う順番、一番最後にしてください」って
自分で言ってきました。

はい。ワシントンDC発の「GO GO」から泥臭さをちょっと抜いてNYに持ってきたみたいな超ファンキーなサウンドですよね。イントロの「ピューン!」っていうのは正にそう。
本家はこれです。

Trouble Funk/Drop The Bomb
(→YouTube)
1982年頃。ハロ現場と同じくらいの熱気があるよね(笑)。1:15あたりから「ピュンピュン」言いまくってます。

さゆみんの歌い方は、どことなくGREENっぽい。というわけでこれ。

Scritti Politti - Hypnotize
(→ニコニコ動画)
1985年頃。当時のヒップホップサウンドの名曲です。YouTubeでは消されまくってますねえ。

というわけですが、これらがそのまま引用されていないのは、当時の歌謡曲経由の孫コピーなんだろうな。つんく♂さんは、アイドル歌手マニアだから、1980年代末期〜1990年代初頭あたりのアイドルチューンも加えているはず。ほら、日本のアイドルポップスってどんな曲でもギターソロ入れちゃうんですよね(参考)。だからしっかりギターソロも入っている。

ただ、さゆみんは歌が上手くはない。なので、それが例えば、「中山美穂っぽい曲を妹の中山忍が歌っちゃったよ」みたいなコンセプトなのか?

中山美穂/人魚姫
(→YouTube)
中山忍さんの歌唱力についての説明は省略します。勇気のある人は調べてみてください。

あるいは、「杉本彩の二番煎じでデビューしました」とかいうコンセプトなのか?

杉本彩/うさぎ
(→YouTube)
ある意味「うさちゃん」の元祖ですよね(笑)。でも曲は良い。さすが、私が愛して止まない「日本クラウン」系最強アイドルですな。

そのあたりがイマイチハッキリしなかったので、それを確かめに、先日コンサートにいってきましたが、現場ではいつもの「しゃゆゆゆゆゆうううううぅぅぅぅぅ」モードに突入してしまい、もうどーでもよくなりました(苦笑)。さすが「全身性器」と賞賛されているだけのことはある。

どちらにしても「アイドル冬の時代」の迷走感を忠実に再現した、かなりの力作だと思います。

まあただ、それを忠実に再現して、何か利点があるのか?と聞かれると...どうなんだろう。

次回作は、もうちょっとキャラソンっぽい曲をお願いしたいところ。
でも、電波ソングは小春ちゃんが担当みたいだしね。