つんく♂/「リズム天国ゴールド」関連インタビュー
J-Pop Producer Tsunku Perfects Music Games With Rhythm Heaven | Game | Life from Wired.com
英訳しようか(やれやれ)と思いましたが、既に和訳(原文?)がありますね。
つんく♂インタビュー:『リズム天国ゴールド』で世界進出 | WIRED VISION
つんく♂インタビュー:『リズム天国ゴールド』で世界進出(2) | WIRED VISION
「(1)」ってどこ?ありました。「(2)」が先にアップされたみたいですね。
内容に違和感あり。
私の普段の仕事は主に、Jポップの曲を書いたりプロデュースしたりすることです。残念ながらそうした曲はすべて日本語なので、たとえば、あるアルバムが日本で200万枚売れたとしても、米国では売れない。だから、『グラミー賞』の授賞式にも呼ばれたことがない(笑)……でも、リズムゲームには常に、国籍の壁は存在しません。
???
日本の「レコード大賞」は日本レコード協会の会員がディストリビューターにならない(メジャーレーベルからリリースされていない)楽曲はノミネートされないはず。それと一緒じゃないかな?
とりあえず、海外でリリースしないと。
ただ、音楽配信という道もある。
iTunes Storeはコードがユニークだから、著作権問題が障壁にならない限り、海外での販売は比較的容易のはず。
それと、アメリカ市場ってそんなにステイタスのあるものかな?
日本語という言葉の壁は大きく、日本でヒットした曲を日本以外ででヒットさせるのはとても難しい。それが中国や英語圏の国であってもです。
日本人は英語を知らずとも洋楽を楽しんでいましたから、その逆もあるはずなんですよ。それを日本語のせいにするのはどうかなと思います。これを機会に日本語に興味を持つ人も沢山いるんだしね。
ただ、米国は特殊で、米国ローカルなスポーツや文化を「まるで世界中がとりこになっているような雰囲気で」伝えようとして、それに日本がコンプレックスを感じている部分が未だにある。さらにそれがアメリカンスタンダードになっているという面倒臭さがある*1。ただこれは一般大衆向けであって、もっと趣味性が高い分野はそこまで気にすることはないと思います。基本は日本の文化のありのままを見せれば良いだけのはず。
ただ、Jポップのメロディーの中には、ヨーロッパの人々が惹きつけられるような音楽に似ていると私が思う部分、ある種「大陸」的なメロディーがあります。また、米国のモータウン・サウンドで人気を博したような、大胆で叙情的なスタイルを持った曲もあります。
いつのころの「モータウン・サウンド」なんだろう...それはともかく、以前も書いたのですが、南欧を攻めるのが現状ではベターかなと。米国は一番最後でいいくらいです。
J-POP人気については。下のエントリを見てください。ただ、今のJ-POPじゃない気もします。
...とまあ、以上が気になった点ですが、これはゲームの翻訳にケチをつけているのではありません。翻訳しないと、ちっちゃい子供達が遊べませんもんね。ただ、それと音楽文化の話をごっちゃにしているのは、ちょっと気に入らないなあ...と思った次第です。