翻訳した感想

あ、ブツはこちらこちらこちらです。
人気下落に関する分析など、核心を突いた話もあり、ここまでハッキリ書かれると、逆にモヤモヤとしたものが取れたと感じる方も結構いらっしゃるのでは?...と思います。

私的に気になったのは二点。

"I'd really like to make sure each one of them continues to work after their graduation," explains Nishikata. "We have promoted them as a group so far, but from now on, we'd like to promote them one by one, so I hope they can do more personal work after this summer."

「私は彼女達の一人一人が卒業後にも働きつつけることを本当に確かめたいと思う。」と西方氏が説明します。「私たちはこれまではグループとしてプロモーションしてきましたが、これからは、一人ずつプロモーションしていきたい。今年の夏のあとに、もっと個人の仕事ができることを望んでいます。」

「一人ずつ」ってのは、私が以前書いた、グループの特徴はグループよりもメンバーの個性により強く映し出される...ってことだと思います。
「今年の夏のあと」は10月改編を狙った動きなんでしょうね。私の印象では、携帯メール配信の小春日記を見てもキャンペーンが以前にも増して多くなった印象があります。これは地方局に対してのアピールならば、実際は中央集権的なテレビではなく、ラジオ中心に広げていくということを暗示しているのかもしれません。ただテレビはBSという手もあり、極端な話、地上波はエルダ系におまかせして、BS(全国)とラジオ(地域)に特化しても面白そう。
それと、「一人ずつプロモーションしていきたい。」は娘。に限った話ではないのかもしれない。例えば有原栞菜について、まあ色んな憶測があるかもしれないけど、夏以降忙しくなるのであれば、爆弾を抱えている子は、今のうちに...という想像も成り立つ。

"In Europe and the U.S., there are many fans of Morning Musume and Japanese idoru (manufactured entertainers), thanks to the Internet," says Nishikata. "(We) were invited to an event in L.A. called A.X. (Anime Expo) as a music guest this July. There are already a lot of fans of Japanese animation (in the U.S.), so it might be easy to get in through that."

「ヨーロッパとアメリカでは、インターネットのおかげで、多くのモーニング娘。と日本のアイドル(作られたエンタティナー)のファンがいます。」と西方氏は言います。「(私たちは)今年の6月にゲストとしてA.X. (アニメエキスポ)と呼ばれるロサンゼルスのイベントに招待されました。」 既に(米国では)日本のアニメに多くのファンがいるので、あのように親しまれるのは容易かもしれない。

そうですね。ストレートな米国進出よりもこの方が確実だなあ...ってのは、私も肌で感じていました(このあたり)。日本のポップカルチャーを紹介するコンベンションなどでアピールする方が、賢いだろうなあ...と。
そして、当時の私の意見(ここ)では「米国をターゲットにしない」と書いてますが、これは「端から相手にしない」のではなく、いきなり米国仕様にしないという意味です。それで失敗しているアーティストは数多い。なぜなら米国は多民族国家なので難しい側面があり、それよりも、それぞれの民族意識の高い欧州各国の方で先にチャレンジした方が良策かなとは思います。まあでも、コンベンションに来る人たちは親日家であることは確かなので、そこでは欧州と米国の差は少ないかな...とは思っています。